「ハァ・・ハァ・・」
ムッツリーニは急いで学園長室に向かう
・・急いで学園長に報告せねば・・!
全力で移動する、が、
「オイ、どこ行くんだよ」
「ここは通さねえぜ」
常夏コンビがムッツリーニを先回りムッツリーニの逃げ場をふさぐ
そして常村が
「学園長室に行く気みたいだが、そうはいかねえぜ」
「クッ・・」
逃げ場がない以上、どうすることも出来ない
だが、それは一般人の話であってムッツリーニ煙玉を出す
「しまっ・・!」
夏川が「しまった」と言い終わらない内に煙玉を投げつけられる
ゴオオオオッ
「クソッ!煙で何も見えねえ!」」
そして煙が晴れると
「クソッ土屋のヤツいねえぞ!」
「逃げやがったか!」
ムッツリーニは既に学園長室の近くまで来ていた・・しかし
グキッ
「グッ・・!?」
足をくじいた
「何のこれしき・・」
しかし、そうしてる間に
「よう、土屋」
「もう、にがさねーぞ」
そしてもう一度ムッツリーニは煙玉を使う
しかし、足をくじいてるため、そう遠くには逃げれなかった
学園長室近くまで来てもまだ距離がある
すぐそばの物理室に逃げ込む
・・ここで常夏コンビをしとめる
「土屋・・随分としぶとかったが、もうホントに逃げ場はないぞ」
「まさか逃げ場のないとこを自分で選ぶとはな」
そして
「うおおおおおおおおおおおおおおッ!」
ムッツリーニは常夏コンビの下へ突っ込む
しかし、
ドスッ
何かが刺さる音がした
「ゴホッ・・!」
夏川がムッツリーニをナイフで刺したのだ
「これで、教頭の約束を守れそうだな」
ムッツリーニはそのまま気を失い、倒れる
☆☆☆
意識が少しずつ遠くなっていく・・それと共に昔の記憶も甦ってくる
何年前のことだったか・・?
「君・・何やってるの?」
ある男がオレにしゃべりかけていた
「写真・・」
オレは常にボソッとしゃべる癖があったため少しその男は聞き取れなかったのか、
戸惑っているように見えたが、その内
「あ、写真撮ってんだね」
どうやら理解してくれたらしい
「でも、どうしてこんな人がいなさそうな静かなところで写真を撮ってるの?」
男は不思議そうに質問してくる
「簡単だ、人となれ合うのが嫌いだから」
そう言うと男は少しもったいないように
「でも良い写真いっぱい撮ってんだから、もっと人のいるところで撮れば?そうすれば
もっといい写真撮れる気がするんだけどな・・」と言う
「お前、知ってる風みたいな口してるけど、オレの撮った写真を知ってるのか?」
「イヤ、知らない」
知らないのかよ
「君、友達は?」
「友達はいない」
「そっか・・」
男は会話を失ったのか少し黙る
「じゃあ、僕が最初の友達になってあげるよ!」
意外な一言だった
オレに話しかける人がいるのも意外だったが、「友達になろう」なんて一度もなかった
「君・・名前は?」
「土屋・・康太」
「そっか、土屋君か・・僕は明久・・吉井明久」
そうだ、あの日 初めて友達が出来た
常に孤独だった人生に少しだけ光が灯ったような感覚だった
明久はオレにとって常に「太陽」のような存在だった
明久といると常に心地良かった
けど、この状態ではもう、明久の温かさに触れることはもうないだろう・・
そう思えてしまう
「スマナイ、明久・・」
ムッツリーニの目から一滴の涙がでて、そのまま目を閉じる
☆☆☆
その頃、明久は・・
「うおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
中華喫茶改め、イタリア料理店に出し物を変更した僕らは凄まじい勢いで働いた
明太子のパスタ、和風キノコのパスタ、ペペロンチーノ、カルボナーラ、ミートソース・・
などなど、パスタ中心に僕は死ぬ気で料理していた
絶対に出し物を成功してやる!
続きは次回で