学園祭二日目・・
今日は試験召喚大会の日である・・『転換の腕輪』の効果は切れ、僕は男に戻っていた
イヤ、ホント戻って良かった
だけど、そんな暢気なことも言っていられなかった
昨日、ムッツリーニは何者かに刺された
未だ意識は戻っていないけど、命に別状はなくて、ホントに良かった・・けど、
今現在の文月学園はホントに危うい また誰が襲われてもおかしくはない
しかも疑いが強いのは教頭先生・・ホントに学校で二番目の権力をもつ教頭が犯人だったなら、
文月学園はホントにどうなってしまうのだろうか・・?そんなことを考えてしまう
「おい、明久・・」
「ん? 何?雄二」
「作戦を練るぞ」
「ああ、そっか 僕らも試験召喚大会に出るもんね」
「いいや、俺達は今回の大会には出ない」
「え? じゃあ作戦ってのは?」
「ムッツリーニを刺したヤツ・・犯人探しだ」
「犯人は竹原教頭先生じゃないの?」
「いや、指示したのは教頭だとしても、実際に犯行したのは教頭側についてる生徒と考えた方
しっくりくる 生徒同士の方が接触しやすいだろうしな」
「あ、そっか でも、探すっていっても教頭側の生徒は複数人いる可能性だってあるんだよ?
その中からどうやって!?」
「そうだな・・一人一人聞くのは時間がかかる だが良く考えろ明久・・教頭側についてる
生徒ってのは皆出し物してる時にそいつらだけ出し物準備以外・・
つまり、出し物に関係ない行動をしていたってことだ
その例として、ムッツリーニが昨日刺された」
・・そうか・・そういうことか・・
「成程、じゃあ今日の場合は皆、召喚大会で会場にいる・・だから、会場外で行動してる奴が
竹原についてる生徒ってことだね!」
「ああ、おそらくな・・お前にしちゃ理解が速いな」
「フン、雄二 僕を誰だと思っている!? 僕は・・・」
「この学校を代表するばかだろう?」
「shdfjへgひおうぇhぎおhうぇいおgひうぇ!(怒)」
コイツは犯人捜した後に海に放り込んでサメの餌にしてやろう
☆☆☆
「アレ? アキたち・・遅いわね・・もう大会が始まる時間なのに・・」
「そうですね、遅刻でしょうか?」
島田さんと姫路さんが心配そうに言う 私的にあの二人は遅刻することはあっても、来ない
ことはないと思うんだけれど・・
すると、横で代表(霧島さん)が、
「雄二がいない・・・」
私は適当に
「そうだね」と言う
「でも、代表・・あの二人ならその内来るわよ」
「・・それなら良い 今日こそ婚姻届に印を押してもらわないと・・」
「・・・・・・」
代表の坂本君に対する愛はハンパじゃないな・・
「優子もしなくていいの?」
「え? 私? 何で?」
「吉井のこと、好きじゃないの?」
「・・・!・・・」
ヤバい、顔が赤くなってくカンジ
「べ、べべべべべべっ・・別にそんなことは・・」
「そう・・?」
「そ、そうよ!」
「でも、優子 吉井といると、いつも笑顔だから」
「そ、それは・・」
「一緒にいて心から嬉しい・・それが私にとっての『好き』・・優子は違う?」
「・・う・・・」
確かに吉井君と一緒にいるとホントに楽しいし嬉しいとも思うけど・・
それに何か惹かれるものもあるような・・そんな気もする
けど、それは『好き』なのだろうか? 今まで『好き』という言葉を知ってても、その言葉の
本当の意味を考えたことがなかった・・
『好き』とは一体なんだろう・・? 自分自身に問い詰める
そんなことを考えているうちに、
「第〇〇回、文月学園召喚大会の開会式を始めます!」
ぁ、始まる!
私は指定された席に座る
☆☆☆
文月学園の屋上から学園祭の様子を眺める者たちがいた
「イヤー・・学園祭か~ いいね~青春は・・」
白髪の男、白蘭は言う
「じゃあ、お前も参加すればいいじゃないか」
「嫌だな、キリト君・・僕が行ったら、完全に不審者扱いだよ・・」
「十分怪しいけどな」
「また君はそういうことを・・」
「学園祭って・・何?」
「ああ、そっか シャナちゃんはまだ小さいもんね学園祭を知らないのも無理は・・」バキッ
「うるさい!」
「うん、ゴメン」
「それに、私の時間はとうの昔に止まってる」
「はいはい、ごめんよ・・あ、そうだ 玲ちゃんは見える? 弟の明久君の晴れ姿・・」
「いいえ、アキ君は会場に居ないみたいですね」
「アレ? そうなの?」
「そういえば、昨日も彼の行動を見る限り、何か忙しそうにしてましたけど・・」
「何?そうなの? アレン君」
「自分で見てくださいよ」
・・・・・・・・・・・・
「ふーん、どうやら害虫がいるみたいだね・・」
「害虫? 何よ、それ」
「美琴ちゃん、鈍いな~・・教頭の竹原君だよ」
「知ってるの?」
「嘗て、僕が組織した科学組織、『ジェッソファミリー』の一員さ・・学園長のカヲルちゃん
と同じくね」
すると、キリトが
「この学園は『ジェッソファミリー』の一員が多いのか?」
「イヤ、カヲルちゃんと竹原君だけだよ・・
ただ、何をやるにしても、カヲルちゃんの方が優秀でね・・僕は別に差別してたワケじゃ
ないけど、彼は恐らく嫉妬してたんだろうね・・」
やはり、面白いよ・・吉井君 君のいる『世界』は・・
白蘭は笑みを浮かべる・・