僕と木下さんともう一つの学園生活   作:ウェスト3世

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 すみません、小説の書き方を少し変えます。

 この書き方で読みにくいとかそういう点がありましたら、アドバイス、コメントを頂けると嬉しいです。

 ちなみに個人的に好きな曲です。 興味ない方はスミマセン。 アーティストはB’zで、曲は「光芒」です。
 もしかしたら、聞けない可能性もあるんで(汗)
 http://v.youku.com/v_show/id_XNTA5ODQ5MDA4.html


学園祭 Ⅹ

 ドオオオン!

 体育館中に鳴り響く銃声。撃たれた・・。私は撃たれたんだ、そう思った。しかし、撃たれる瞬間、人影のようなものが見えた。傷口から大量の血が出る。

 

「・・え・・?」

 

 おかしい・・。 この血は私の血じゃない。この血は・・

 

「よ、吉井君・・?」

 

 私は目の前に立っている少年を、名を呼んだ。彼はゆっくり私の方に振り向き、

 

「木下さん、怪我・・ない?」

 

 う・・嘘・・!? どうして彼が傷ついて・・。すると彼はゆっくり倒れる。

 

「オイ!明久!?」

 

 坂本君が体育館入り口付近から吉井君の名を叫ぶ。そして、

 

「吉井君!」

「吉井!」

「アキちゃん!」

 

 一緒に居た黒雪姫、代表、玉野さんもその名を叫んだ。

 どう考えてもあの時私は撃たれてもおかしくなかった。あの瞬間だけ私は死を覚悟したくらいだ。

そう、覚悟した・・。でもあの一瞬で私をかばい、今、血だらけになり、倒れている。

 

「吉井君、どうして・・!」

 

 すると、彼はニコリと笑い、

 

「何で・・だろうね。僕にもわからない。気が付いたら体が動いていたんだ。」

 

 そうだ、彼はそう言って前も命がけで私を守った。その瞬間を、守られる瞬間・・。この瞬間が辛い。吉井君が私を守るために傷つくからだ・・。

 

「・・バカ・・ッ!」

 

 そう言い、私は彼の手をギュっと握る。 ・・吉井君・・!

 

 

 ☆☆☆

 

 僕の頬に一滴の雫が落ちる。目を閉じたハズだけど、どうも気になった僕はゆっくり目を開け、顔を上げて見る。

 

 「・・・え・・」

 

 泣いている。木下さんが・・。

 どこか似ている。あの振り分け試験の日と・・。あの日も僕は彼女をかばい、そしてトラックに轢かれた。そしてゆっくり目を開けるとやっぱり彼女がそこにいて、僕の名前を呼んでいた。

 どこかあの日と重なっている。

 

 『吉井君、どうして・・?』

 

 彼女は僕に泣きながら問いた。僕はその問いにこう答えた。

 

 『何で・・だろうね。気が付いたら身体が動いていたんだ。』

 

 まるで体が勝手に自分の意志に反して動いたように言った。

 けど、ホントは分かっていた。そうじゃないということくらい・・。

 

 今、ようやく気付いた・・。

 

 いつの間にか好きになっていたんだ、彼女を・・。

 彼女の正直でないところも、普段短気だけど、ホントは優しいということ、そして何より彼女の笑顔に僕は惹かれていたんだ・・。

 

 ・・愛していたんだ・・。

 

 もっと早く気付けば良かった。 本当に大切なものがそこにあったなんて・・。

 

 「ハハハハハハハハハハハッ!コレは驚いた!まさかあの一瞬で助けに入れるとは!だが、撃たれて死ぬことを考えると、ただの犬死にだな。」

 

 竹原が僕をあざ笑うかのような発言をする。

 アイツのせいでどれだけの生徒が傷ついたと思ってる!?怒りもおさまらないし、思いっきりぶん殴りってやりたい。

 だが、意識が少しずつ遠くなる。

 動かなきゃいけないハズの体が動かない。

 

 「・・くそ・・ッ!」

 

 少しずつ僕の見る世界が暗くなる。

 

 ・・・木下さん・・・・。

 

 彼女の姿も少しずつ見えなくなる。

 

 

 ☆☆☆

 

 

 

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