謎の男、白蘭によって、僕の壊れかけてた体は春休み中で完治した
本来なら何か月も入院しなきゃいけないはずだが、あの男はそんな常識にも縛られず、
それどころか、そんな常識を無効化してるようにも見えた
医者も僕の圧倒的な回復力には驚いてたみたいだった
学校の方に退院の連絡をした時も同じ反応が返ってきた
そして4月5日・・・始業式
僕はいつも通り、朝食(塩と水)をとり、制服に着替えて家を出た
普段よりも20分早く出た僕だったが、時計が40分遅れてたため、実際は20分遅れて家を出たこ
とになる
「ヤバッ!」
僕全速力で学校へ向かった
学校につき、校舎に入ろうとしたとき、
「吉井!」と僕を呼ぶ声がしたので、振り返ってみると、そこには
「て・・・鉄人・・」
西村先生(別名 鉄人)がいた
「吉井、遅刻だぞ」
「すみません、時計が少し遅れてて・・・」
「言い訳をするな!頭のネジが一本抜けてるからって遅刻が許されると思うな!」
アレ?何で?
僕は時計が遅れてるって言ったのに、何で頭のネジが一本抜けてる扱いになってるの?
教師じゃなきゃ股間を思いっきり蹴ってたところだ
「まあ、事故の件もある。今日だけは多目にみてやる」
「は・・・はい」
アレ?なんか今日の鉄人は優しいな・・・普段なら鼻の穴に指をかけて、背負い投げしてくるの
に・・・
「ちなみにお前はテストを受けてないから無得点でFクラスだ」
あ、忘れてた・・・
そして、鉄人はにっこり笑い
「テストを受けなかった分、貴様にはみっちりと補習を受けさせてやる」
「嫌ああああああああ!」
初日から鉄人の補修に付き合わされるなんて・・・さ・・最悪だ
僕は重い気持ちで校舎に入った
☆☆☆
その頃Fクラスでは・・・
雄二「明久のヤツ、遅いな・・・」
美波「吉井はまだ入院中じゃないの」
雄二「イヤ、オレもそう思ったんだが、・・ムッツリー二!」
ムッツリー二「了解」
ザザーーっ(音声再生)
先生A「吉井君が退院したってほんとうですか!?」
先生B「ええ、どうやらそうらしいですな・・・かなりの重傷と聞いたのですが・・・」
美波「これって・・・」
ムッツリー二「教師の会話を盗聴した・・・」
秀吉「しかし、トラックに轢かれて、春休みの1、2週間で完治するとも思えないのじゃが」
雄二「同感だな」
姫路「みなさん、何をしてるんですか?」
雄二
秀吉
ムッツリー二 「うわぁ!」
美波
雄二「ひ・・・姫路か・・・Aクラスに戻らなくていいのか?」
姫路「私、実はここのクラスなんです。」
雄二
秀吉
ムッツリー二「何ぃ!」
美波
姫路「試験中に体調が悪くなって・・それよりも今の吉井君の話ですか?」
雄二「あ・・・ああ、明久が事故にあったのは知ってるだろ?」
姫路「はい、お見舞いに行こうとしたんですけど面会拒否されて・・・」
美波「ウチもよ・・・10回くらい行ったけど効果なしよ」
秀吉「10回も行ったのか」
姫路「もしかして美波ちゃん、吉井君のこと・・・」
美波「ち、違うわよ!ただ心配で・・・」
ムッツリーニ「顔が赤い・・」
雄二「正直じゃないな・・・」
美波「さ・・坂本まで!」
ガラッ(ドアを開ける音)
秀吉「あ・・姉上!」
生徒1「あれ木下優子って成績いいはずじゃ・・・」
生徒2「だよな・・・」
雄二「秀吉、木下優子はやはり・・・」
秀吉 「ウム、明久の病院に同行したため、テストは受けず無得点なのじゃ」
雄二「そうか」
ガラッ
明久「すみません、遅刻しちゃいました☆」
雄二「あ、明久!?」
☆☆☆
僕が教室のドアを開けた途端急に教室の雰囲気が変わった気がした
アレ?何か問題でも?
「あ、明久・・・お前・・・幽霊・・・じゃないよな・・」
と赤髪の男、坂本雄二が言うと、みんな
「ヤバい、オレ、幽霊初めてだよ」
「ヤバッ 怖い」
とザワザワしてたので、僕は
「ちょっと雄二!誤解を招くからその言い方!」
というと、
僕のところに寄り、 ドカッ
何故か殴られた
「ちょっ、イタッ!何すんだよ」
「おー、良かった…肉体はちゃんとあるみたいだ」
ほんとに幽霊とおもってたのかよ
「とにかく、無事で何よりじゃ」
「コクコク」
「秀吉、ムッツリー二・・」
そして、横を向くと
「ひ、姫路さん!?何でFクラスに・・・」
「よ、吉井君・・あ、私は試験中に体調悪くなって・・・」
「そ・・・そっか・・・」
意外だ・・・僕以外に無得点の人がいたなんて・・・
「吉井----------!」
物凄い勢いで島田さんが迫ってくる
ドキャッ とび蹴りを喰らった
「いった・・・雄二にしろ島田さんにしろ・・」
「うるさい!アンタ、私たちがどんだけ心配したと思ってるのよ!」
島田さんが涙目でいう
え?さっきから変な空気漂わせてると思ったら
皆、心配してくれてたの?
「ご・・・ごめ」 ごめん と言おうとした瞬間・・・
メキャッ
「イタあああああああ」
島田さんの関節技を喰らった
「これで ようやく吉井を好きなだけ殴れるわ☆」
「り・・・理不尽な!」
クソ! 絶対謝るもんか!
雄二「やれやれ・・・」
秀吉「明久がいるとにぎやかじゃな」
「いいから、見てないで助けてよ!」
そして、そのとき
「吉井君」と僕を呼ぶ声がした
木下優子さんだった・・・