THE・GREAT・BATLLE・ORIGIN   作:fire-Guren

10 / 14

大変遅れました。申し訳ないです・・・。


早速、第三話をあらすじからどうぞ。



前回のあらすじ・・・・・

 新たな敵の猛攻に負傷する、一号と二号。そこに駆けつける新たな仮面ライダー。
その名は、仮面ライダーV3と仮面ライダー電王。
 四人の邂逅の最中、幻想郷にまた一人、戦士が出でる・・・。





東方仮面録 第三話

 

 

幻想郷・天狗の山・文、椛・ヒビキ・・・・・。

 

 

 天狗の山に迷い込んだ青年、ヒビキ。彼が出会ったのは天狗の森を哨戒し、守護する天狗の椛。そして情報屋と言い自己紹介をする文と言う二人の妖怪の女性だった。

 

 ヒビキは、今の自分の状況と自分が立ち入った世界、幻想郷について話していた。

 

 

 

 「要するに、ここは元々俺がいた世界じゃなくて、妖怪とかが存在する幻想郷って所に入っちゃった訳なんだ・・・。しかも、この場所は人が勝手に入って良い場所じゃあないって事ね?」

 

 

 自分なりにまとめ、話すヒビキ。

 

 

 「はい。大体は合っています・・・。」

 

 「しかし、ヒビキさんはどうやって幻想入りを?本来なら結界の中心の博麗神社付近に出るはずなのに。」

 

 

 「まぁ、そう言われてもね・・・。何が原因でこの世界に来たのかもまだ分からないけど・・・。」

 

 「「???」」

 

 話の途中で顔をうつむかせ、考えるヒビキ。

 

 

 「あやや、どうしたんです?ヒビキさん?」

 

 「なにか、思い当たる事でも?」

 

 

 「・・・・・・。声が聞こえたんだ。」

 

 「「声??」」

 

 「あぁ・・・。と言うより、なんとなくそう聞こえただけでさ、確証は無いんだけど今思えばそれかなってさ。」

 

 

 「フムフム。なかなか興味深いですね。」

 

 「それにしても、もし本当に声なら一体、誰なんでしょうか・・・。」

 

 「う~ん。俺には全く見当はつかないけどまぁ、いずれ分かるでしょ。」

 

 

 「そうですね。分からない事を今悩んでも解決しませんからね。」

 

 「それはそうと文様、ヒビキさんをどうしますか?このまま森にいるといずれ事情を知らない仲間たちはヒビキさんを捕まえてしまいます。」

 

 「そうですね。どうしましょうか・・・。」

 

 

 文と椛が今後の為に考えていると・・・。

 

 

 「文!椛!ここにいたのか!!探したぞっ!!」

 

 

 「「ビクッ!!(ヤバイ!!)」」

 

 

 「ん?そこにいるのは・・・・・・。人間っ!!さては貴様の仕業かっ!!」

 

 

 「「「?!?!?!」」」

 

 

 「どっ、どうしたんですか!?見るなり急に・・・。」

 

 「そっ、そうです!この人が何をしたと言うんですか?」

 

 

 「ついさっき、山の中の拠点の一つが何者かに潰されたんだ!!」

 

 

 「「「っ!!!!」」」

 

 

 「不幸中の幸いで、死傷者はいなかったが、ほとんどの仲間は怪我をしていてなその中で比較的傷の軽い奴が言うには、バカでかい蜘蛛に変な服を着た男と女がいきなり村を襲って来たと言ったんだよ。」

 

 

 「それじゃあ、なおさら彼ではありませんね。」

 

 「はい。そもそも彼は一人でここ数時間は私と文様といましたし。」

 

 「だが、この状態で我ら以外の者であるこいつ以外誰が行う?」

 

 

 「かと言って、まだ情報が少ない中で今の様に早合点するのは愚行です。」

 

 「それに、仲間が見たと言う蜘蛛がこの短時間に姿を消すなんて無理があります。」

 

 「うっ・・・。」

 

 

 同族からヒビキを庇う二人。

 

 

 「でも、そのお兄さんが言うことも一理あると思うけどね。」

 

 

 「あやや・・・。まさか、ヒビキさんがそれを言うとは。」

 

 「それは、絶対有り得ませんよ?ヒビキさん。」

 

 「ん?どうしてだい?」

 

 「まず、邪気や殺意など感じられない所と。」

 

 「私達の勘です♬」

 

 

 「そうか・・・・。なら、それに応えないとな!」

 

 

 「・・・・・・。二人がそこまで言うのなら・・・。分かった。良いだろう。人間。しかし、軽率な行動は慎めよ。」

 

 

 「あぁ、分かってるさ。」

 

 

 一段落着いたところで・・・。

 

 

 「ゴアッ!ゴアッ!、クァーン!!、ゲコッゲコッ!」

 

 

 「「「っ!!!」」」

 

 

 緑の小さなゴリラと赤い鷲、そして、黄色いカエルがヒビキの元へとやってくる。

 

 

 「おっ!帰ってきたな。ご苦労さん。」

 

 三体はヒビキの労いに応えるように鳴き、ヒビキの元へと飛び、徐々に丸い円盤へと姿を変えていく。

 

 

 「なっ、なんだそれは!?面妖な物を!やはり貴様嘘をついたな!」

 

 男の天狗はそう言いながら武器を構える。

 

 

 が・・・・・。

 

 

 

 「あやや!!ヒビキさん!今のは何ですか!もう一度見せてください!!」

 

 「とても小さくて可愛かったです!!なんて言うんですか!」

 

 

 ドンッ!!

 

 

 「ゲフッ!」

 

 

 興味津々の二人の勢いに吹き飛ばされる・・・。

 

 

 「あぁ、こいつらは「ディスクアニマル」って名前で、俺の大切な相棒たちだ。」

 

 「なるほど。その相棒たちは今まで何をしていたんですか?」

 

 

 「うんと、ここ付近の調査とかかな。安全かどうか見る為に頼んだんだ。」

 

 「目的は分かりましたが、どうやって確認するのですか?」

 

 

 「それは、こうやって・・・。」

 

 

 二人の質問に順番に答えるように話す、ヒビキ。

 

 そして、腰につけている道具を取り出す。

 

 

 「それは、なんですか?」

 

 「これは、「音叉 音角」って言って相棒たちの調べてくれた情報を確認することが出来るんだ。」

 

 

 「「へぇ~。」」

 

 

 「ただ、意外とまずいかもね・・・。」

 

 「「ふぇ?」」

 

 

 「さっき彼が言ってた化け物を見付けてくれたみたいでね。」

 

 「本当ですか!?」

 

 「詳しい方向とか分かりますか?ヒビキさん。」

 

 「ん?あっ、あぁ。こっちだけど・・・。」

 

 

 ヒビキに方向を教えてもらった途端、椛の目つきは変わり、その方向を凝視する。

 

 

 「文ちゃん。椛ちゃんどうしたの?」

 

 「今、見てるんですよ。その方向の先を・・・。」

 

 「へっ??」

 

 「椛は千里眼と言われる能力を持っているんです。」

 

 「すごいな・・・。もしかして、文ちゃんも?」

 

 「はい。風をある程度ですが操る能力を。」

 

 「・・・・・。すごいな。(下手したら俺らより強いぞ?文ちゃん達・・・。)」

 

 

 「・・・・・。見つけました!この先の村に近づいています!急がないと!」

 

 「そうですね。ヒビキさんはここで待っていてください。では。」

 

 

 「あっ!文ちゃん!椛ちゃん!」

 

 「ふん!人間である貴様に心配される筋合いなどない!」

 

 

 化け物を見付けた文と椛は周囲の葉っぱや塵を巻き上げながら向かいだした。

 

 

 「・・・・・。こりゃあまずいな。」

 

 

 それをヒビキは見ているしか出来なかった・・・。

 

 

 

 

 

幻想郷・天狗の山・拠点の村・・・・・

 

 

 

 普段と同じ一日・・・。いつも通りに過ごすはずだった今日・・・。しかし・・・。

 

 

 「グギャアッ!!!!」

 

 

 ドゴーンッ!!!

 

 

 目の前に現れた異形のせいで簡単に・・・・。

 

 

 「なんだ!?あの化け物は!!」

 

 ワァーッ!逃げろーっ!!

 

 

 日常から非日常へと・・・。

 

 

 

 「ほうーら、いきのいいえさがいっぱいいるよ。おたべ・・・。」

 

 

 正常から異常へと変わる。

 

 

 

 「我々の場所を化け物に手渡すな!!」

 

 「「「おう!!」」

 

 

 勇ましい者たちは異形に挑む。

 

 

 しかし、その勇ましさは異形には通じず。

 

 

 「グギャアッ!!!」

 

 

 「ひぃっっ!!!」

 

 

 簡単に恐怖に染められる。

 

 

 「諦めてはいけません!」

 

 「生きることを捨ててはいけません!!」

 

 

 だが、希望は恐怖に染まらず・・・。

 

 

 「旋符!紅葉扇風!」

 

 「蛇符!神代大蛇!」

 

 

 「ギャウゥ!」

 

 

 命を照らす。

 

 

 「今のうちに避難を!」

 

 「手負いの者と子供たちを優先に!」

 

 

 異形を食い止め、仲間たちに指示を出す、文と椛。

 

 

 「なんか、うるさいのがきた・・・。」

 

 「こども、えさたべられない・・・。じゃま・・・。」

 

 「じゃま・・・。さきにこどもにくわす・・・。」

 

 

 「っ!貴方たちですね。前の村を襲ったのは。」

 

 「みんなを餌なんかにはさせません!」

 

 

 二人は異形のそばにいる男女に向かい駆ける・・・。

 

 

 

 

 だが・・・。

 

 

 

 「おまえら、おにじゃないからこわくない。」

 

 「おまえらのいたくない。たべておわり。」

 

 

 「なに、この人達・・・。それにこの不気味な感覚は・・・。」

 

 「まるで相手になっていない。いや、むしろ眼中にさえ入っていない!」

 

 

 男女は二人の攻撃を躱し、その場にたたずむ。

 

 

 「うごきまわって、たべずらい・・・。」

 

 「とめなきゃ、こども、たべられない・・・。」

 

 

 「このままじゃ埒が明かない!どうすれば・・・。」

 

 「化け物に攻撃が全く効かない訳では無いけれど、かなり効いている訳でも無いし。どうすれば・・・。」

 

 

 二人がどうすべきか考えていると・・・。

 

 

 

 「「プゥッ!!」」

 

 

 「っ!?しまった!」

 

 「文様!っ!?きゃあ!!」

 

 

 二人は男女が吐き出した糸に捕まってしまう。

 

 

 「やっとつかまえた。」

 

 「これで、たべられる。」

 

 

 「ぐっ!きっ、切れない・・・。」

 

 「みっ、身動きが・・・。」

 

 

 糸によって動きを封じられた二人に歩み寄る異形と男女。

 

 

 

 「グゥ・・・。」

 

 

 異形が口を開け、二人を食べようと動き出す。

 

 

 「うっ!」

 

 「もう・・・。だめ!」

 

 

 ゴウッ!!

 

 

 「グギャアァー!!」

 

 

 が、異形の口に入ったのは二人ではなく、紅蓮の轟火だった。

 

 

 

 「「えっ!?」」

 

 

 二人が状況を整理しようとした時、二人の前に男が現れる。

 

 

 「よっと、大丈夫か?少女たち。」

 

 

 「「ヒビキさん!!」」

 

 

 「いや、間に合って良かった。」

 

 

 「危険です!人間であるあなたが勝てる訳が!」

 

 「私達でもこの様なのに。何をしてるんですか!早く逃げて!」

 

 

 ヒビキに逃げるように話す二人。

 

 

 「いや、逃げる訳にはいかないよ。」

 

 

 「でも!!」

 

 

 「こいつらを倒す為に俺はいるんだからさ。」

 

 

 「「???」」

 

 

 ヒビキの言葉を理解できない二人。

 

 しかし、すぐに二人は体で理解する・・・。

 

 

 右手に握られた音叉 音角を左手に当て、音を鳴らす・・・。

 

 

 リィーン。

 

 

 澄んだ音が周囲に波を打つように広がる・・・。

 

 

 サッ・・・。

 

 

 鳴り響く音角を額に近づけるヒビキ・・・。

 

 

 すると・・・。

 

 

 ブワッ!!

 

 

 「「!!!!」」

 

 

 紫炎が上がり、ヒビキを包み込む・・・。それに驚く二人。

 

 

 「ヒビキさんが炎に・・・。」

 

 「包まれていく・・・。」

 

 

 充分に紫炎がヒビキを包みきると、今度は声が聞こえだす。

 

 

 「はぁぁぁ・・・・。」

 

 

 声が大きくなり、右腕が動き出す・・・。

 

 

 

 「はっぁぁ!!」

 

 

 周囲に響く声と同時に右腕で炎を払うヒビキ。

 

 

 「「え!?」」

 

 

 そこにいたのは、優しい青年ではなく。

 

 漆黒の体を持った、鬼が立っていた・・・。

 

 

 

 「おにだ・・・。このもりにもいた・・・。」

 

 「こどもがあぶない・・・。まもらなきゃ・・・。」

 

 

 

 今までとは打って変わって険しい表情を浮かべ、ヒビキに向かう男女。

 

 

 

 「ふん!!トリャッ!!」

 

 

 「ぎゃ!!」

 

 「ぎぃ!!」

 

 

 難なくいなし、吹き飛ばすヒビキ。

 

 

 

 「さて、行きますか。」

 

 

 ダッ!!

 

 

 ヒビキは異形に向かって走って行く。

 

 

 「グギャ!!」

 

 

 

 「さぁて、うごくなよ!」

 

 

 「トウッ!!」

 

 

 そう言ってヒビキは腰の前についてある太鼓のつづらを異形に取り付ける。

 

 

 「音撃打!火炎連打の型!!」

 

 

 ヒビキか大きい声で叫び、取り付けたことで巨大化する太鼓。

 

 

 そして・・・。

 

 

 

 「はぁぁぁ、っ、どりゃぁっ!」

 

 

 息に合わせ、打ち込むヒビキ。

 

 

 

 「はっ!!」

 

 

 ドッカァーンッ!!

 

 

 打ち終えると同時に爆散する化け物。

 

 

 「すごい・・・。」

 

 「強い・・・。」

 

 言葉を出す以外出来ない二人・・・。

 

 

 

 「こどもやられた・・・。」

 

 「またさいしょから・・・。」

 

 

 土に同化するように逃げる男女。

 

 

 

 「くそっ、童子と姫を逃がしたか・・・。それより。」

 

 言葉を発しながら二人に近づくヒビキ。

 

 「よっと。大丈夫かい?二人とも。」

 

 「「はい・・・。」」

 

 

 糸をほどくヒビキ。

 

 

 「ヒビキさんですよね?」

 

 「あぁ。もちろんそうですとも。」

 

 

 「でも、その姿は、まるで鬼の様ですが・・・。」

 

 「椛ちゃんの言う通り、鬼だからね。」

 

 「貴方は一体・・・。何者なんですか?」

 

 

 「ん~と、さっきいた化け物の総称を魔化魍って言って、それを生み出すさっき逃げた奴らいただろ?あいつらの事を童子と姫と呼んで、全部倒すのが俺の・・・。いや、俺たちの役目なんだ。」

 

 

 「他にも鬼がいるんですか?」

 

 「あぁ、いるよ。」

 

 「すごいですね、ヒビキさんは。」

 

 「いやいや、二人もすごかったよ。」

 

 「そんな・・・。」

 

 「実際は歯が立たなかったし・・・。」

 

 「でも、今まで犠牲者は出ていないでしょ?それで良いんじゃない?」

 

 

 顔だけ元に戻ったヒビキは笑顔で言う・・・。

 

 「・・・・・。」

 

 「・・・・・。」

 

 

 「それに、今することは次に備えて対策を練る事だと思うんだ。違うかい?」

 

 

 「そう・・・ですね。はい!ヒビキさんの言う通りです!」

 

 「次こそは遅れをとりません!!」

 

 「そうそう!その意気さ!」

 

 「「はい!!」」

 

 

 「それはそうと・・・。一つ相談があるんだけど良いかな・・・・。」

 

 

 ヒビキが申し訳なさそうに二人に話しかける。

 

 

 「なんでしょう?」

 

 「はい!どうぞ!」

 

 

 「服とか余って無いかな?変身解くとその・・・。裸になってさ・・・。」

 

 

 「「・・・・・・・・・。」」

 

 

 ヒビキの言葉に一瞬反応が遅れる二人。

 

 「「すっ、すぐによっ、用意するんでまってください!!///////」」

 

 

 「いやはや、面目ない・・・・。」

 

 

 こうして、幻想郷にまた一人仮面の戦士が降り立つ。

 

 

 音撃戦士・響鬼。

 

 

 清めの音を用いて邪を払いし者。

 

 

 彼もまた幻想郷に呼ばれし者。

 

 

 戦いは静かに熾烈へと向かう・・・。

 

 

 これから降り立つ者たちを巻き込みながら・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 東方仮面録 第三話 清めし者。名は響鬼。 完

 

 

 

 








 吸血鬼が住む館、紅魔館。そこに一人の男が迷い込む・・・。

 男と相対する館の主は、その男の運命を覗き何をみるのか・・・。



 次回、東方仮面録 第四話

  天の道を行き、総てを司る男

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。