THE・GREAT・BATLLE・ORIGIN 作:fire-Guren
前回のあらすじ・・・・・
敵の襲撃になんとか間に合ったガンダムとダブルオー。
しかし、敵の侵攻は意外にも二機が来た途端に終わり、退いたのだった。
妙に不気味な後味を残しながらも艦娘達はつかの間の休息を取っていた・・・。
横須賀鎮守府・提督室・海野・刹那、アムロ・・・・・夕方
先の戦闘が終わり、二人はこれまでの経緯を提督である海野に説明していた。
海野提督
「・・・・・・・・・。」
アムロ
「以上が我々がこの世界に来た経緯と持っている情報だ。」
海野提督
「本当に別の世界からこの世界に来たんですね。」
アムロ
「あぁ、俺たちの存在もだが、先ほど見た連中も俺達と同じ世界から来た者だ。」
刹那
「と言うより、本来なら死んだはずの奴らが甦った亡霊の様な物だ。」
海野提督
「お二人にお聞きしたいのですがよろしいですか?」
アムロ
「あぁ。別に構わない。」
海野提督
「何故、敵は我々の世界を狙ったのでしょうか?」
アムロ
「予測の域をまだ越えられないから、あまり言いたくはないんだが・・・。」
海野提督
「なんでも構いません。今はとにかく対策を考えたくて・・・。お願いします!」
アムロ、刹那
「・・・・・・。」
アムロ
「分かった。俺から説明・・・。とは言い難いが話そう。」
海野提督
「ありがとうございます。」
アムロ
「最初に、何故この世界を狙ったかだが。その点に関して我々はまだ把握出来ていないんだ・・・。」
海野提督
「どういう事ですか?」
刹那
「この世界に「特別な何か」があるから狙ったのか。理由も無しに狙った無差別な物か俺達でも掴めていないんだ。」
海野提督
「そうなんですか・・・。」
アムロ
「だが、必ず何かあるはずだ。奴らが他の世界まで巻き込む事はこれまでにもあったんだからな。」
海野提督
「えっ?そうなんですか?」
アムロ
「あぁ。挙げれば、ゲームの世界や時代は違えど過去や未来の世界にと沢山。」
海野提督
「ずっとお二人で?」
アムロ
「いや、俺たちの他にも世界の為に戦う者たちがいるんだ。」
刹那
「俺たちは仲間たちと協力しながら戦っているんだ。」
海野提督
「・・・。凄いですね・・・。命の危険があるのに・・・。羨ましいです。私にはそんなチカラなんてないし。戦闘はあの娘たちに任せっきりで・・・。」
三人で話してる最中、自分の非力さに俯く海野。
刹那
「・・・・・。安堵していた・・・。」
海野提督
「えっ?」
刹那
「さっき、自分にはチカラがないって言ったな。」
海野提督
「・・・。はい・・・。」
刹那
「なら、彼女たちはあんなにもお前が帰還した時に喜んでいたと思う。」
海野提督
「それは・・・。提督だから・・・。」
刹那
「違う。」
海野提督
「っ・・・・。」
刹那
「提督である以前に、お前だから彼女たちは安心したんじゃないのか?」
海野提督
「そうでしょうか・・・。」
刹那
「なら、本人たちに聞いてみると良い・・・。」
海野提督
「えっ!?どういう・・・。」
刹那が話しながら、席を立ち入口へと向かう。
ガチャ。
艦娘
「きゃあっ!!」
ドアを開けるのと同時に艦娘たちがなだれ込む。
海野提督
「みっ、みんな!どうしたの!?」
金剛
「いっ、いきなり開いたからビックリしたデース・・・。」
長門
「ふっ、不覚・・・。」
武蔵
「不意を突かれたか・・・。」
刹那
「さぁ、こいつらに聞いてみると良い・・・。」
そう言って席に戻る刹那。
アムロ
「相変わらず強引だなぁ・・・。刹那・・・。」
刹那
「これから先、いらぬ不安を持ちながら協力されたくないからな。すぐに解消出来るのであれば解消するだけだ。」
アムロ
「・・・・。(-_-;)」
何も言えず頭をかくアムロ。
海野提督
「・・・・・。みんないつからドアの前に?」
艦娘
「「「最初から。」」」
海野提督
「息ぴったりね・・・。(;´・ω・)」
金剛
「それより提督!さっきの言葉はどういう事ネ!!」
長門
「我々は一度もあなたから無理強いをされた事は無い。」
武蔵
「むしろ、貴女に負担をかけてばかりだ・・・。」
海野提督
「そんな!負担なんて!みんなに比べれば私の負担なんて・・・。」
艦娘
「「「過労でこれまで何回倒れました?(カ?)」」」
海野提督
「うっ!・・・・・。すいません・・・。(息ぴったり・・・。)」
金剛
「貴女がいるおかげで私たちは戦える・・・。」
長門
「貴女がいなければ轟沈していた者がいる・・・。」
武蔵
「貴女がいなければ絶望のままだった者がいる・・・。」
艦娘
「「「それでも貴女は自分を非力だと言うのか?(デスカ?)」」」
アムロ
「君は、彼女たちの心の支えになっている・・・。それは、他人が簡単に出来る事では無いと俺は思うが。」
海野提督
「・・・とう。」
艦娘
「「「?????」」」
海野提督
「ありがとう・・・。」
彼女たちの言葉に静かに涙する海野・・・。
艦娘
「「「提督!!」」」
海野に抱き寄る三人。
アムロ
「話はまた明日にでもしよう・・・。今日はもう休むといい・・・。」
海野提督
「はい。そうします。」
涙をぬぐい、返事をする海野。
アムロ
「それじゃあ、我々は失礼するよ。行こうか・・・。刹那。」
刹那
「了解した。」
執務室を後にする二人。出た二人の前に・・・。
摩耶
「お前らの事、信用して良いんだろうな?」
最初に接触していた摩耶が質問してくる。
アムロ
「信用するもなにも、君たちが見て、感じて、思ったままに行動すれば良いと思うが違うかい?」
刹那
「俺たちはただ、世界を守る為に来ただけだ。この世界の事に干渉する気は無い。」
摩耶
「・・・・・。なら、後ろから撃たれても、文句は無いよな。」
アムロ
「あぁ、君たちが俺たちの事を危険だと思ったならそうすると良い。」
刹那
「例え撃たれたとしても、俺たちは俺たちのやるべき事をするだけだ。」
摩耶
「・・・・・。せいぜい、気をつけな・・・。」
二人の答えを聞いた後、摩耶は歩いていく・・・。
摩耶
「(凄まじい程の気迫と言うべきか・・・。それともこれまで戦ってきた経験から滲み出る雰囲気のせいか・・・。)目がマジだったな・・・。」
摩耶は歩きながら無意識に冷や汗をかき、内心びびっていた。
アムロ
「・・・・。あまり歓迎的ではないか・・・。」
刹那
「別に構わないだろ。俺たちの目的に支障が出なければ。」
アムロ
「だが、彼女たちの協力がなければこれからの戦い、徐々に厳しくなってくるぞ。」
刹那
「分かった。出来るだけ努力する。」
アムロ
「あぁ、そうしてくれると助かるよ刹那。」
長門
「うちの者が失礼をしたな。二人とも。」
アムロ
「君は確か・・・。長門・・・。と言っていたね。」
長門
「あぁ、合っているぞ。アムロ殿。二人のこれからの予定を聞いても良いか?」
アムロ
「あぁ、俺達も街に戻って休息をとるつもりだが。」
長門
「なら、ここの客室用の部屋を使ってくれ。提督からも案内を頼まれていてな。」
アムロ
「ありがたいが、迷惑ではないのか?」
長門
「先の摩耶の無礼の件で気を悪くしたなら謝罪する。明日にでも本人からも謝罪させる。この件は純粋にあなた達に感謝の意であることを分かって欲しい。」
頭を下げ、謝罪をしながら話す長門。
アムロ
「いや、謝らないでくれ。気を悪くもしていないし、君が頭を下げる必要も無いのだから。頼む、頭を上げてくれ。」
長門
「・・・。分かった。それに、迷惑と言ったがその杞憂は必要無い。むしろ我々にとって二人は唯一の希望だと私は思っている・・・。だからこそ、二人にはここに留まって欲しいのだ。良いだろうか・・・?」
アムロ
「いや、無駄な事をさせてしまったな。すまない。お言葉に甘えさせてもらうよ。」
長門
「うむ。さっそくだが部屋まで案内する。ついてきてくれ。」
こうしてアムロと刹那は横浜鎮守府にて休むことにした。
横浜鎮守府・寝室・電
電
「ここはどこなのです?お部屋でもないし、鎮守府でもないのです。」
電はどこか知らない空間に来ていた。そこに・・・。
???
「グギャア!!」
???
「シャアッ!!」
黒い影が二体出現し、電に向かって飛んできた。
電
「ひゃあ!!いきなりなんなのです!?このままじゃやられるのです!あれ?」
敵に向かって攻撃をしようとした時だった・・・。
電
「艤装が展開出来ない!?一体どういうことなのです!?」
艤装が展開出来ないことに慌ててしまう電。敵は猛スピードで向かってくる。
電
「このまま敵にやられてしまうのです?何も分からないまま・・・。お姉ちゃんにもみんなにも何も言えないまま、終わってしまうのです?」
涙をため、俯く電・・・。敵は非情にも電を貫く・・・。
グシャッ!!!!!
事が出来ずに吹き飛ぶ。
電
「えっ?何が起こったのです?」
音が響くも自分に痛みも衝撃も走らない為、目を開ける電。そこには、燃え上がる炎を身に纏った金色と長い銃身を持った白銀の翼を持った二体がいた。
???
「子供に寄って集って襲い掛かるとは良い度胸じゃあねぇかっ!」
???
「敵の存在を確認・・・。排除する。」
???敵
「グルウゥ。」
???敵2
「ウガァ!」
電は黙って見ている事しか出来なかった。そして、二体が動き出す。
???
「俺のこの手が真っ赤に燃える!!勝利を掴めと轟き叫ぶぅっ!!」
???
「ターゲット・・・。ロックオン。」
次の瞬間!!
???
「爆ぅ熱っ!ゴッドッ!!フィンガーァッ!!!」
???
「破壊するっ!!」
???敵1と2
「「ガァッ!!!」」
二体の攻撃に一瞬にして塵と化した。
電
「この人達は一体何者なのです?!敵を一瞬で倒したのです!」
圧倒的な強さに驚いていた電は二体に話しかけようとしたが。
???
「起きなさい。起きるのよ電。電!!」
電
「ひゃいっ!!」
そこで電は姉である雷に起こされた。
雷
「やっと起きた。大丈夫?だいぶうなされていたけど・・・。何か悪い夢でも?」
電
「・・・・。また、誰かが戦ってる夢を見たのです。電もそこにいるような。」
雷
「・・・。その話はアムロさんと刹那さんにしてみるといいわ。今日のお昼頃にみんなにお話しするって言ってたから。」
電
「はいなのです。」
開発改修施設・夕張、明石、アムロ、刹那
朝早く起きた二人は夕張、明石に呼ばれ施設に来ていた。
ガンダム
「あとは何をすれば良いんだい?明石くん。」
明石
「あとはこの間なっていたピンクの光を帯びた状態になれますか?」
夕張
「ダブルオーさんもこの前の真っ赤になれますか?」
ガンダム・ダブルオー
「「・・・・・。」」
ガンダム
「すまない。あの状態は簡単に出来るものでは無いんだ・・・。」
ダブルオー
「俺のトランザムにも限度があって多用出来ない。」
明石
「いっ、いえ!逆に無理を言ってごめんなさい!」
夕張
「でしたら、元の姿に戻られて大丈夫です!」
アムロ
「あぁ、何か参考に出来るものはあったかい?」
明石
「えぇ!充分です!お二人のご協力おかげで新しい装備が作れます!」
刹那
「具体的にはどんな装備なんだ?」
夕張
「今現在で設計に目途がついたのは二つで、一つ目は汎用型の艤装『白閃』そしてもう一つが白兵戦用型の艤装『双刃』です。それぞれ、お二人のイメージをして設計しています!本当にご協力ありがとうございます!」
アムロ
「こんな短時間ですごいな。こちらもチカラになれて良かった。」
刹那
「それで少しでもお前たちの負担が少なくなるなら別に構わない。」
明石
「一段落しましたし早めに昼食を食べに行きませんか?お二人はこれからお話があると聞いていますし。」
アムロ
「あぁ、そうだな、早めに食べた方が良いかも知れないな。」
夕張
「では食堂に行きましょうか。」
食堂・海野・艦娘・アムロ、刹那
みんなが程よく食事を終えた頃、アムロが見やすい位置に移動し話し出す。
アムロ
「中には知っている者もいるが改めて自己紹介させてもらう。俺の名前はアムロ・レイ。隣に座っているのが刹那・F・セイエイ。俺たちは君たちとは違う次元からやってきた者だ。目的は君たちを襲った者たちの撃退、及びこの世界を守護する事だ。その為に艦娘と呼ばれ、この世界で守る為に戦っている君たちに協力をしてもらうためにここにやって来た次第だ。まず、ここまでで質問はあるか?」
アムロが簡単に経緯を話し、艦娘たちの様子を見ると・・・。
霧島
「何故、私たちに協力を求めるのですか?あなた達のそのチカラがあれば私達の協力など必要ないと思いますが。」
天龍
「そもそも敵はなんでこの世界に来たんだよ?」
加賀
「正直な所、質問の以前に敵と類似している姿について言及を求めます。」
反応は冷たく、警戒する声が飛んできた。
金剛
「ヘーイ、霧島、天龍、加賀。どうしてそんなに邪険にするんデスカ?」
加賀
「邪険にするもなにも、いきなり現れて敵と接触するもすぐに敵は撤退しました。それは、どうしてですか?何か画策してるようにも見えますが。」
霧島
「それに、金剛お姉様。もし、協力を申し出るのであればもっと早い段階で接触出来たと思うのですが。そのせいで轟沈寸前までにならなくて済むはずですし。」
天龍
「俺はただ知らない奴からも狙われなきゃならないのかの理由を知りたいんだよ!」
最後に天龍は声を張り上げ、金剛に詰め寄る。
長門
「天龍!止めないか!」
天龍
「どうしてお前らはこいつらの事を庇うんだよ!助けられたからか?たった一回守られただけで?こいつらは奴らとおんなじ姿してんのにか?なんでだよ!」
天龍の言葉は止まらず言い続ける。
武蔵
「お前たちの言いたい事は分かる・・・。だが、逆にお前たちに聞きたい。何故そこまで彼らを疑う?仮にも彼が敵と同じならば我々に味方する必要は無いはずだ。霧島の言った通り我々には無いチカラで制圧する事など容易い。同じ姿なれど志も目的も違うからこそ彼らは戦っていると思わないのか?天龍、加賀、霧島。」
天龍、加賀、霧島
「・・・・・。」
武蔵が静かに話し出し、黙る三人。
武蔵
「話の途中に腰を折ってしまってすまない。先に話してくれアムロ殿。」
三人の様子を見て、アムロに謝り、促す武蔵。
アムロ
「いや、その娘たちの言う事も一理あるから謝らなくて良い。先にそっちの質問に答えた方が良い。まず、奴らがこの世界を狙った理由だがまだ俺達にも把握出来ていないが恐らく奴らと同調する何かがこの世界に来る道を作った可能性が高いと俺は考えている。次に、俺たちの姿が似ているのは偶然ではなく、時代は違えどそれぞれ兄弟機として作られたり、似たような境遇で作られたりしたからだ。」
艦娘全員
「っ!!!!!」
海野提督
「えっ!?」
アムロの言葉に全員が驚く・・・。それもそのはずだ・・・。兄弟機。自分たちに置き換えるなら肉親である者同士で彼らは命を奪い合う戦いをしている事になるのだから・・・。
榛名
「どうして・・・。ですか・・・?」
榛名が唐突に口を開き、質問する。
アムロ
「どうしてって言われてもな。奴らがする事を、奴らがしようとしている事をみすみす見逃す訳にはいかないからだ。」
刹那
「奴らは自分たちの理想の為、目的の為なら犠牲も被害も簡単に出す奴らだ。それを止める為に俺たちはいるんだ。」
二人の言葉に誰も言葉を発せる者はいなかった。それほどの覚悟を持っている者達に自分たちが一体何が言えようか・・・。食堂は静寂に包まれた・・・。
アムロ
「それに、俺の推測が正しければある一定以上の練度のある深海棲艦には恐らく俺達の攻撃では倒せないだろう。」
長門
「まさか!あなた達のそのチカラでも無理だと言うのか?」
アムロの発言に今度は一気に食堂がざわつく。
アムロ
「あぁ、君たちの言葉を借りるならば、良くても大破までだろう。撃沈まではいかない状態がこの先出てくるだろう。そうなれば俺達でも危うい。それを回避する為にも君たち・・・。海での戦いに長けた艦娘である君たちに協力して欲しいんだ。」
大和
「でしたらこの大和。協力は惜しみません。」
武蔵
「私を外すな姉上。私も協力する。」
長門
「あぁ、私もだ。」
アムロの言葉に賛同する声が次々と上がる中。
電
「あの!聞いて欲しい事があるのです!」
アムロ
「ん?どうしたんだい?」
アムロが答えようとした時・・・。
ビィーッ!ビィーッ!!
鎮守府全体に警報が鳴り響く。
海野提督
「これは!?一体!?いきなり特警がなるなんて!」
刹那
「アムロ。」
アムロ
「あぁ、間違いない。奴らだ!」
警報が鳴り響く中、二人は外へと走り出し姿を変える。
海野提督
「私達の方もすぐに準備を!いい?まず・・・。」
海野がみんなに指示を出そうとした瞬間・・・。
ドゴーンッ!!
凄まじい衝撃と爆音が鎮守府を襲う。
海野提督
「うっ、何が起こったの?」
明石
「提督!今ので全員出撃出来なくなった・・・。」
その爪痕は深く・・・。そして、大きく・・・。
ガンダム
「チィ!一発防ぎ損なった!海野君聞こえるか?海野君!」
海野提督
「ハイ!聞こえます!そちらは大丈夫ですか!」
ガンダム
「あぁ、今はな。そっちの状況は?」
海野提督
「全員無事ですが・・・。艦娘たちが出撃不能の状態です。」
ガンダム
「負傷者がいないだけマシだ。」
海野提督
「でも、それではお二人の負担が!」
ダブルオー
「こっちの事は気にするな。あとは俺達がなんとかする。」
互いに状況の報告をしてると・・・。
リボーンズ
「随分と余裕だね。ダブルオー。」
サイサリス
「隙ありだっ!ガンダム!」
ダブルオー
「ッ!!」
ガンダム
「しまった!!」
この世界に来ていた二機が二人に奇襲をかけてきた。
ダブルオー
「ぐあっ!」
ガンダム
「あぁっ!」
二人の体から火花が大きく飛び散る。
リボーンズ
「おや、なんとか致命傷は避けたようだね。」
サイサリス
「さすがガンダム。やはり不意打ちだけでは落とせんか。」
ダブルオー
「くっ!(今ので体の自由が・・・。)」
ガンダム
「チィ!(このままでは押し切られる!)」
リボーンズ
「だけど、これはどうかな?」
パチン!
リボーンズガンダムが指を鳴らすと同時に複数のモビルスーツと深海棲艦が鎮守府の前に出現する。
長門
「これだけの数、今の二人では無理だ!」
武蔵
「だが、我々は出撃出来ない・・・。」
海野提督
「このままじゃお二人が!何か!何かあるはず!」
モニター越しに見る事しか出来ない彼女らは今の状況を自分たちの無力さを呪った。
リボーンズ
「一つ提案があるんだ。」
大軍を展開したリボーンズが話し出す。
リボーンズ
「今、君たちの後ろにいる人たちを差し出すなら君たちを見逃してあげるけど?」
笑みを浮かべて話す、リボーンズ。
ダブルオー
「ふざけるな・・・。貴様たちに渡す命など・・・。」
ガンダム
「お前たちに希望を渡す気など・・・。」
ダブルオー・ガンダム
「ないっ!!!」
意思を表すかのように二人はそれぞれの光を纏う。
リボーンズ
「フッ・・・。ならお望み通り戦ってあげるよ。」
サイサリス
「命運尽きたな・・・。ガンダム!!」
ダブルオー
「はぁぁっ!はっ!」
ガンダム
「当たれぇっ!!」
二人は敵に向かって行くが・・・。
リボーンズ
「無駄だよ・・・。」
サイサリス
「さらばだ・・・。」
敵の総攻撃に二人の戦士は崩れ落ち、海へと向かう・・・。
ダブルオー
「カハッ・・・。」
ガンダム
「クッ・・・。」
海野提督
「このままじゃ!」
金剛
「まずいデース!」
鎮守府の中では何か出来ることはないか必死に動く彼女たちであったが、何も出来ずにいた・・・。そんな時・・・。
???
「聞こえるか・・・。嬢ちゃん・・・。」
電
「えっ?」
???
「聞こえてたら返事をしてくれ・・・。」
電を呼ぶ声がするのであった。
電
「誰なのです?電を呼ぶのは・・・。」
???
「答えている時間はない・・・。」
電が声に反応すると・・・。目の前に赤と白の光が現れた。
雷
「電!その光はなんなの?しかも、喋ってるし!」
武蔵
「もしかして、彼らの仲間か?」
二つの光は艦娘たちの注目を集めた。
赤
「今は説明してる場合じゃねぇ!」
白
「俺達を早くそっちの世界に出してくれ。」
電
「でっ、でもどうすればいいか、分からないのです・・・。」
白
「簡単だ。俺たちの体を作れればそれでいい。早くしろ。」
電
「体を作る・・・。!!分かったのです!!」
白い方の言葉で分かった電は二つの光を抱えて走りだす。向かった場所は艦娘を建造する施設。たどり着いた電は光を機械の中に入れ、起動させる。
雷
「電。本当に合ってるの?この施設自体、だいぶ前に機能を停止させてるのよ?」
電
「でも、これしか無いのです・・・。」
電を含めた艦娘たちが不安を抱く中、機械は稼働しだす・・・。そして・・・。
扉が開き、二体の新たな戦士が現れる。
ゴッド
「やっと、着いたぜ。」
ウィング
「再構築完了。任務続行。」
すぐさま二体は瓦礫を吹き飛ばし外へと飛び出す。
電
「はわわ!」
雷
「あの人たちもガンダムよね?」
電
「だと思うのです。それにあの人たちは電の夢に出てきた人たちなのです・・・。」
雷
「本当なの!?電!?」
電
「はいなのです。それにあの人たちは物凄く強いのです!」
電が話している頃・・・。
リボーンズ
「また新しいガンダムが来たんだね。」
サイサリス
「厄介だな。一体どうやってこの世界に来たのか・・・。」
ゴッド
「大丈夫か?ガンダム。」
ウィング
「機体の損傷率85%。任務の遂行、困難。そこで休んでいろ。ダブルオー。」
ガンダム
「君たちもこの世界に来てくれたのか・・・。」
ダブルオー
「・・・。後は任せた・・・。」
短い言葉を残して倒れるガンダムとダブルオー。
リボーンズ
「さて、救援に来たところ悪いが君たちにも消えてもらうよ。」
サイサリス
「覚悟してもらう。」
二体が構え、攻撃を繰り出すも・・・。
ゴッド
「ふんっ!!」
ウィング
「・・・・・。」
攻撃をはじき返す二人。
リボーンズ
「バカな!」
サイサリス
「有り得ん!」
あっさりと攻撃を返され、驚く二体。
ゴッド
「悪いがさっさと決めさせてもらう!!はぁぁっ!」
ウィング
「ターゲット、ロックオン。」
その隙に、技を繰り出す二人。
ゴッド
「石破っ!天驚ぉぉ拳っっ!!」
ウィング
「ツインバスターライフル。発射っ!!」
二人の繰り出す、灼熱の光弾と双白の光弾は敵一帯を簡単に包み込んだ。
グワァッ!!
光弾が過ぎ去った後に残ったのは火花を散らしているリボーンズとサイサリスしかおらず、他は跡形も無く、消え去っていた。
リボーンズ
「まさか、ここまでやられるとはね・・・。」
サイサリス
「不覚っ!よもやここまで深手を負うとは・・・。」
リボーンズ
「ここは、退かせてもらうよ。」
ゴッド
「待てっ!!この野郎!!」
そう言って姿を消す二体。
ゴッド
「くそ!逃げ足の早い奴らだぜ。」
ウィング
「それよりも彼らが心配だ。」
ゴッド
「・・・。そうだな。」
海野提督
「みんな!急いで彼らを運んで!!」
艦娘
「はい!!」
この世界にも新しい戦士が到着したが、ライダーたちと同様にガンダムとダブルオーがチカラ尽きてしまった・・・。敵は一時的に退いたが終わった訳ではない。
艦娘とガンダム 第三話 熱血の闘神と銀翼の銃士 完
新たに駆けつけた戦士、ゴッドガンダムとウィングガンダム。しかし、同時に倒れるガンダムとダブルオー。そこにある人物たちが訪れる・・・。
次回 艦娘とガンダム 第四話 赤い巨星と閃光の男爵
こうご期待。