ストライクザブラッド ─真の零番目─   作:本条真司

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第13話

「招待状を見せないといけなかったりと面倒だな」

「正式なパーティーですからね。先輩がこのパーティーの主賓なんですから、もっとしっかりしてください」

俺だけじゃないだろと言いながら、古城はネクタイを直した

「明日のお昼、奢ってね?」←お金持ち

「構わないぜ」←金欠

(『...みょんに、甘いね....?主』)←眷獣として零の中にいる

「ほっとけ....」

そう言いながら零は屋上に向かって歩き出す

階段を登りきると同時に、零は眷獣を、みょんは刀剣を召喚した

狂え(こい)、妖櫻ノ真髄!」

「冥櫻!」

二人で襲ってきた眷獣を斬り倒した

すると奥から拍手と共に、足音が近付いてきた

「さすがだねぇ、やはりこの程度の眷獣では、役に立たなかったネェ」

「お前が、ディミトリエ・ヴァトラーか?」

「はじめましてだね、暁古城。いや、愛しの第四真祖よ!」

「は?」

「はい?」

雪菜と古城の声が重なった

 

 

 

「で、こいつは誰だ?」

古城はヴァトラーとの話し合いが終わったあと、雪菜の同級生、煌坂紗矢華と話(?)をしていた

尚、零とみょんは帰宅したもよう

「煌坂紗矢華、獅子王機関の舞威媛よ。私の専門は呪詛と暗殺。つまり貴方みたいな雪菜につきまとう変態を殺すのが、私の仕事よ」

「つきまとってねぇよというか付きまとわれてんのは俺の方だ!」

「何勝ち誇ってるのよ!?別にうらやましくなんかないんだけど!」

「うらやましがらせようと思って言ってんじゃねぇよ!」

互いに激昂しながら古城と紗矢華が睨み合う

と、そこに雪菜からフォローが入る

「(紗矢華さんは、一人を除いて男性を嫌ってるんです)」

「(なるほど、どうりで俺に敵意丸出しな訳だ)」

「でも、どうして紗矢華さんが?外事課で多国籍魔導犯罪を担当していたんですよね?」

「今もそうよ。この島には任務で(あと羣雲に会うために)来たのよ」

別人のように優しげな口調で答える。小声で何かを言っていたが、古城には聞こえなかったようだ

「任務?」

「あなたと同じよ、雪菜。吸血鬼の監視役。アルデアル公が絃神島の住民を危険にさらさないよう、監視するのが私の任務」

「ちなみに羣雲先輩はいませんよ?」

「えぇ!?」

紗矢華の叫び声に、全力で驚いた古城であった

 

 

 

そして

「古城!古城ってば!」

不意に耳元で聞こえてきた声に、古城は驚いて目を覚ます。

決して不愉快な声ではない。むしろ耳に馴染んだ響きだ。ただ強烈な違和感がある。なぜ彼女の声がここで聞こえてくる?

「いつまで寝てるの。ほら、早く起きないと遅刻するわよ」

乱暴に身体を揺すられて、古城はゆっくりと起きた

「何で零は早起きなのにあんたは遅刻ギリギリなの?」

「いつもは零が起こすからもっと早い」

「悪いな、浅葱がくるの知ってたんだ。起こしてくれるってから、放置してた」

「おいぃ!?」

「ふふ、やりたいことはやったわ」

「てか浅葱、何しに来たんだ?」

古城は気になったことを尋ねた

「んー...なんだろ....宣戦布告、かな?」

「なんだそりゃ」

三人は笑いながら、部屋を出た

この後、凪沙からの説教があったことを追記しておこう

 

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