なんかすみません。では本編へどうぞ
「
古城は、ナラクヴェーラのもとにたどり着くと同時に、眷獣を召喚。攻撃を仕掛けた
ナラクヴェーラはまともに攻撃を受け、脚がへし折れた
「な!?空に逃げる気か!?」
ナラクヴェーラは飛行機構を動かし、飛んで逃げようとしていた
「撃ち落としなさい、暁古城!」
「わかってる!撃ち落とせ、
そして、古城はやり過ぎたことに気付く
獅子の黄金は、増設人工島の表面を打ち砕き、ナラクヴェーラを増設人工島の底まで叩き落とした
当然、近くにいた古城と紗矢華も巻き添えをくう
「暁古城のバカー!!」
「うおおっ!?」
二人は、増設人工島の斜めになった表面を滑り落ちていった
「あのバカ共が.....」
零はその光景を見ながら、呆れていた。雪菜も呆れているようだ
「零先輩、どうします?」
「弧亜が気合いで作ったウイルス流せば勝てるさ」
《軽く言ってくれるねぇ、事実だけども。終わりの言葉、とでも言っておこうか》
「じゃあ俺と雪菜だけで解決するか。漁夫の利感あるけどな」
「そんなことを言ってる場合じゃないですよ。ナラクヴェーラ、向こうから浮上してきてますし」
「となると、増設人工島の底をぶち抜かれたな。速攻で終わらせる」
零は妖力を放出し、叫ぶ
「
出現したのは、雪菜が見慣れた“久遠の”眷獣であった
過去の冥界にて召喚されていたが、現実世界で見ることになるとは思っていなかったのだろう
雪菜は槍を起動し、構えた
「さぁ、抗らえナラクヴェーラ。天血の呪縛を越えて!」
「で、どうしようか」
「どうしようか、じゃないんだけど!?加減を知らないの!?」
「仕方ないだろ、あいつは最近やっと俺を主と認めたんだし。それも姫柊の血を吸ってようやく」
「なるほど、だから雪菜は血を吸わせたのね」
二人は壁を伝って歩いていた。しかし、出口は一向に見つからない
「ねぇ、暁古城」
「なんだ?おわっと」
何かにつまづいて古城がよろける。それに対応できず、紗矢華が古城にぶつかった
二人はそろって転び、古城は掌に伝わってきた程よい弾力に眉をひそめる
「──ひゃっ!?」
「す、すまん!」
胸を触ったことに気が付いた古城は謝りつつ手を離した
「あ、謝るってことは故意なの?やっぱり邪な下心があったの?」
「違うって。そうじゃないけど、さっき姫柊が教えてくれたんだ。悪かったな、お前が男に触られるのを怖がっているなんて知らなかったんだ」
곧うして謝るのよn,故意なの?: やっぱり邪な下心があったわけっ
/-違うって。そうじゃないけど、 さつき姫柊が電話で教えてくれたんだ」
紗矢華が当惑したように首を傾げた。
r雪菜が? なにを?]
「おまえの男嫌いの理由」
古城が自分の足元を見下ろしてぼそりと言った。
ぎし?と紗矢華の表情が人形のように強張った。
「悪いな。おまえが男に触られるのを恐がってるって知らなかったからさ」
雪菜は詳しく説明してくれなかったが、おおよその事情は古城にも想像できる。
優れた霊能力を持って生まれた子どもは、しばしば実の両親にも疎まれて虐待される。紗矢華の唯一の肉親だった父親も、やはり彼女に恒常的に暴力を振るうような男だったらしい。
その父親は、紗矢華が小学生になる前に死んで、彼女は獅子王機関に引き取られた
だが幼い頃に刻まれた父親への恐怖は、
そのまま男性への嫌悪に姿を変えて今も彼女の虐
残っているらしい。安っぽい同情をする気はないが、そのことで紗矢華を責めるのは筋違いだ
《古城、浸水が始まっている。さっさと脱出しねぇと死ぬぞ。お前さん、泳げないんだし》
「何で知ってるんだよ!?...とはいえ、マジで浸水始まってるな」
そういいつつ、足元を見た。そこには、かなりの高さまで迫ってきていた水があった
「ねぇ、暁古城。新しい眷獣が、欲しかったりする?」
「まぁこの状況だとな....」
《腰までつかるのに、あと五分と無いぞ》
「なら……雪菜には内緒だよ」
呟く紗矢華の声が震えている。寒さと、そして恐怖のせいだろう。
しかし、覚悟を決めたように古城に体重を預けてきた瞬間、彼女の震えは止まっていた。
「一度だけ、お礼に私の血を吸わせてあげる。それとも、やっぱり私じゃだめかな」
見上げてくる紗矢華の潤んだ瞳を、古城は動揺しながら見つめた。
「いやそんなことはないけど。だけど、いいのか煌坂、おまえは......」
気遣うように問いかける古城の背中に、紗矢華がそっと手を回した。
古城たちの身体は冷たく濡れそぼったまま。だが密着した互いの肌からは、柔らかな温もり
「あなたのことは、恐くないわ。不思議ね……世界最強の吸血鬼のくせに」
紗矢華はそう言って、古城の口元にそっと触れる。鋭く尖った、古城の牙に
通路に流れ込む水が勢いを増していた。二人で強く抱き合っていないと、そのまま流されて
しまうほどに。やがてふたつの影が融け合うようにひとつに絡まり、紗矢華のか細い喘ぎ声が、
水面に反響して広がっていった。
零は叫ぶやいなや、眷獣に攻撃を命じ、自分も走ってナラクヴェーラに肉薄する
雪菜も、霊力で筋力を強化しつつ、零を追う
「獅子の巫女たる高神の剣巫が願い奉る!」
雪菜が詠唱を始めると、雪霞狼が光輝いた
それに気付いたのであろうナラクヴェーラが、雪菜に攻撃を仕掛けるが、零が殴って消した
「破魔の曙光、雪霞の神狼、鋼の真意を持ちて、我に悪神百鬼を討たせたまえ!」
雪霞狼の輝きが増し、雪菜がナラクヴェーラに飛びかかった
「雪霞狼!」
雪菜がナラクヴェーラに雪霞狼を突き刺して魔術を消し、魔術の消えたナラクヴェーラの装甲に、零が蹴りを叩き込んだ
すると、装甲が割れ、ガルドシュが乗っている操縦席が見えた
《──────────────終わりだ》
弧亜が人間には発声できないのであろう言語で、終わりの言葉を実行
すると、全てのナラクヴェーラが自己修復能力を暴走させ、崩壊した
「まだだ....まだ終わらんよ!」
ガルドシュがナイフを構えて、零に飛びかかる
が、間に人影が現れる
「終わりだ、オッサン!」
割り込んできたのは、古城であった
古城がガルドシュを殴り飛ばし、意識を失わせた
「雪菜、大丈夫だった!?」
「は、はい。大丈夫ですよ」
雪菜と紗矢華は抱擁を交わしていた
「古城、眷獣を手に入れたんだな」
「ああ、そうだ」
《ククッ、後でCADに音声データ送ってやるよ》
「了解。んじゃまぁ、帰るか」
「待て!録音してやがったのか!?」
「聞いてないんだけど!?」
《ククッ、言ってねぇよ》
古城の携帯から笑い声が聞こえる
そして、零はスキマを2つ展開し、片方に古城たちを通した。もうひとつで、夏音のもとへと向かった