ストライクザブラッド ─真の零番目─   作:本条真司

20 / 42
第20話

「.....言い訳を聞こうか?」

「アスタルテに縁日を体験させたかった、それだけだ」

「そうか、楽しかったか?アスタルテ」

「肯定。待たせてしまい、申し訳ありません」

「楽しめたなら構わん」

その時、飛翔してくる物体を、零の第六感が捉えた

「来たみたいだ」

「そのようだな。アスタルテ」

「命令受諾。執行せよ、薔薇の指先」

アスタルテが眷獣を召喚し、通り抜けざまに叩き折られた鉄塔を支えた

「博麗霊夢の能力」

そう呟くと、零は生身で空を飛び、仮面憑きと戦い始めた

「くっそ、全然効かねぇな。知ってたけどよ!霊符[夢想封印]!」

零は夢想封印を放つが、仮面憑きにはダメージが無いようだ

「那月ちゃん、鎖は!?」

「無理だ、アスタルテの眷獣だけでは、倒れかかっている二本の鉄塔を支えきれん!」

那月は虚空より鎖を召喚し、アスタルテとは別の鉄塔を支えていた

(まだアレは使いたくない。予言通りなら、明日使うことになるが....それまでは、誰にも知られたくないからな)

零は攻撃をかわしながら、対策を練っていた

が、その時。祭りをやっている方角から飛翔してくる何かが、零と戦っていた仮面憑きを殺した

「な!?仮面憑きがもう一体...!?しかも、この霊力波動は....」

その、結果的には零を助けた仮面憑きの仮面が外れ、顔が見えた

「夏音!」

それは、叶瀬夏音の顔。零の恋人だった

そして、夏音は、自分が殺した仮面憑きに目を向け、口を開いた

「待て夏音、やめろ...!」

零が飛んでいくより、夏音の行動がはやかった

仮面憑きを喰ったのである

「夏音ー!!」

そして夏音は、飛んできた方向へと戻っていった

 

 

 

 

 

「叶瀬賢聖か.....夏音の父親がやった可能性があるな」

『...零、メイガスクラフト行こ?』

「弧亜が調べたあいつの家、か」

そう言いつつ立ち上がり、スキマを開いた

「手がかりがありゃいいんだがな」

 

メイガスクラフト・本社

「.....夏音の霊力波動、熱源反応は無い。不在だな」

『...どうするの?』

「あの受付ロボットに、叶瀬賢生について聞くか」

数分後

「なんか、そこで待ってろって言われた」

『...何でだろう、ね?』

「さぁ...?」

さらに数分後

「ごめんなさい、お待たせしてしまったかしら?」

「そう思うなら早めに来てくれ」

尚、妖櫻は零の中に入ったもよう

「改めまして、開発部のベアトリス・バスラーです。叶瀬賢生の....そうですね、秘書のようなことをしています。本日は賢生のどのような御用件で?」

「う〜む、本人にしか言えねぇな」

「そうですか.....とはいえ困りましたね、賢生は今島外の研究所にいるんです」

それならばと零は答えた

「その研究所ってところに行く。場所さえわかればな」

「そうですか.....ここです」

そう言いつつベアトリスは取り出した地図の、ある一点を示した

「ほう?そうか、ありがとう。無駄な時間を過ごさせたな」

「結界があるので、魔術では入れませんし出られません。うちの飛行機でご案内しましょう」

ベアトリスがそんなことを提案してきた

零は少し考えたあと、

「じゃあ頼む」

「かしこまりました。少しお待ちくださいね」

ベアトリスは、そういってどこかに行った。零は騙されたふりをしてある島に行ったのだった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。