「やれやれ、ここが金魚鉢か」
そこは、トーチカなるもの以外、本当に何もなく、何もいない島だった
「妖櫻、いるか?」
『...もちろん』
零から妖力が溢れ、その妖力が妖櫻をかたどった
「想像以上に何もないな」
『...うん』
どうしたものかと辺りを見回すと、零は、熱源反応があることに気が付いた
「向こうに人がいるな、それも救命ポットを持ってるやつ」
『...食べ物、分けてもらお?』
「そうだな」
そういって、反対側にスキマで移動したのであった
尚、外に出られるかを試したところ、外に出口を設定しながらスキマを開こうとしても、全く開けなかった
「.........何これ」
『...大きい、金ぴか』
二人は、そこにあった救命ポットを見て、驚きを通り越して、呆れていた
こんなもの、王族でもなければ用意出来ないだろうと
「あら、こんにちは」
そしてその救命ポットの中から現れた人を見て、二人は驚愕する
「ラ・フォリア!?」
『...何でここに...?』
「ああ!獅子王機関の四聖、零じゃないですか!」
「.......ランヴァルド、撃ち落とされたのか
「えぇ、そうです。救命ポットに押し込まれて流れていたら、ここに辿り着きました」
全略したシーン(ランヴァルドが撃墜されたとき)の話を、ラ・フォリアが零にした
「あらら、ベアトリス・バスラーもロウ・キリシマも黒幕ですかい」
『...知ってたよね?』
「まぁな」
そして、そこで零の腹が鳴った
「ラ・フォリア、何か食い物をくれ。昼から何も食ってねぇんだ」
「わかりました、少し待っていてください」
夕食が終わり、さて寝ようと言うとき
『...ラ・フォリア、ベッドあるじゃん』
「貴女こそ、零の中に入ればよいではないですか」
「お前らケンカ好きなの?てか予言がただしけりゃあと三分で古城くるぞ?」
『....え?私たちを、追って?』
「古城....?」
「ほーら、プロペラ機の音が聞こえてきた。迎えに行ってくる」
迎えに行くと、そこではロウ・キリシマと古城が言い争っていた
『ちょっと待てオッサン!!』
『誰がオッサンだ!俺はまだ28───』
そこからさきは、聞こえることはなかった
そして零は古城に近づき
「古城、久しぶりだな」
「そうだな....あー、まさか俺らまで置き去りとはなぁ」
「すみません暁先輩、私の落ち度です」
雪菜が頭を下げる
「飛行機をあんだけ怖がってたらなぁ....」
「怖がってません、怖がってませんよ」
零が呆れたように肩をすくめた
「俺はこっちで人を見つけた。こい」
「「アッハイ」」
雪菜と古城は零について歩いていった
「あの、零?」
「なんだ、ラ・フォリア?」
「古城....といいましたか、一目惚れです。ドストライクゾーンです」
「ありがとうこれなら原作通りにいきそうだ」
『...メメタァ』