零「で、古城母。優麻を診てやってくれ」
??「了解。そっちの子は?」
古城「俺の後輩と零の許嫁だ」
雪菜「姫柊雪菜です」
夏音「叶瀬夏音、でした」
??「ふんふ〜?古城くんの本命は雪菜ちゃんなの?」
雪菜「ほ、本命!?」
古城「お袋....頼むから変なことを言わないでくれ」
??「まぁいいや。雪菜ちゃんと夏音ちゃんは優麻ちゃんを運び込んでくれる?」
雪菜&夏音「はい」
そして古城と零は、応接室のような場所で待つように言われ、待っていた
神威《顕現していいですか?》
零「愛を語らないならいいぞ」
神威《......もちろん》
零「何だ今の間は。まぁいい、顕現せよ『神威』」
零が腕輪に霊力を流し込むと、腕輪が光輝き零の腕から外れて、零の目の前で姿を変えた
その姿は、紅いロングストレートの髪に、彩海学園高等部の制服を着た美少女であった
古城「は?え?どゆこと?」
零「神威。神器の一つで、俺の従者だ」
神威「よろしくお願いします」
神威は45度の礼をしながら言った
その対応に古城は戸惑っている
古城「従者?あ、でも零ならあり得るか」
紗矢華「納得出来るんだ....」
零「む?あのはた迷惑なお姫様はどうした?」
紗矢華「一応、専用機までは案内したわ。そこから先はわからないけど」
零「ならいいが.....。古城、紗矢華の血を吸え」
古城&紗矢華「......え?」
零はその反応を待ってたかのようにニヤリと笑うと
零「これを見ろ。浅葱に計算させた」
古城「ホントにそのポケットどうなってるんだ?」
そう言いながら、二人はディスプレイを覗き込む
そこには、驚きの事実が記載されていた
古城「絃神島が...沈む可能性がある...?」
零「環境維持の魔術も軒並みダメだ。古城、肉体に違和感は?」
古城「....そういえば、体が重いな」
古城は、そう言いながら腕を回す
紗矢華「まさか、吸血鬼の魔力も...!」
零「ああ、そうらしいな」
優麻「お母様の...仕業だね....」
古城「優麻!?治療はどうしたんだ!?」
優麻「僕の血が...必要...だろうと思って...ね」
明らかに弱っているが、気丈に笑う優麻
古城は駆け寄り、優麻の体を支えた
零「古城、優麻の血を吸うがいい。そうすれば吸血鬼の能力が回復する」
優麻「古城....早く...あ、でも優しくね?」
古城「...ああ、わかった。ありがとう」
神威「ご主人様もどうぞ」
零「俺の呼び名は零だ、いいな?血は貰っておく」
狭き応接室に、二人のか細い声が響いた
久遠「で、君は誰?」
モグワイ『そいつはキリガ・ギリカだ。久遠なら知ってるだろ?』
久遠「....手加減無し。顕現せよ、『氷月』」
いつの間にか久遠の首にかかっていたネックレスが光り、大剣となった
浅葱は動くと危険だとわかっているのか、サナと一緒に久遠の後ろに隠れている
そして、久遠は自分の影に手を翳し、
そこからは、忘れ去られた吸血鬼──黒鉄が現れた
久遠「黒鉄、やるよ」
黒鉄「やっとか、待ちくたびれたぜ。
キリガ・ギリカが炎の精霊で攻撃をする前に、黒鉄が凍り付けにした。それにより、監獄結界の魔術が起動し、キリガ・ギリカは虚空に溶けるようにして消えた