ストライクザブラッド ─真の零番目─   作:本条真司

30 / 42
第30話

零「で、古城母。優麻を診てやってくれ」

??「了解。そっちの子は?」

古城「俺の後輩と零の許嫁だ」

雪菜「姫柊雪菜です」

夏音「叶瀬夏音、でした」

??「ふんふ〜?古城くんの本命は雪菜ちゃんなの?」

雪菜「ほ、本命!?」

古城「お袋....頼むから変なことを言わないでくれ」

??「まぁいいや。雪菜ちゃんと夏音ちゃんは優麻ちゃんを運び込んでくれる?」

雪菜&夏音「はい」

 

そして古城と零は、応接室のような場所で待つように言われ、待っていた

 

神威《顕現していいですか?》

零「愛を語らないならいいぞ」

神威《......もちろん》

零「何だ今の間は。まぁいい、顕現せよ『神威』」

 

零が腕輪に霊力を流し込むと、腕輪が光輝き零の腕から外れて、零の目の前で姿を変えた

その姿は、紅いロングストレートの髪に、彩海学園高等部の制服を着た美少女であった

 

古城「は?え?どゆこと?」

零「神威。神器の一つで、俺の従者だ」

神威「よろしくお願いします」

 

神威は45度の礼をしながら言った

その対応に古城は戸惑っている

 

古城「従者?あ、でも零ならあり得るか」

紗矢華「納得出来るんだ....」

零「む?あのはた迷惑なお姫様はどうした?」

紗矢華「一応、専用機までは案内したわ。そこから先はわからないけど」

零「ならいいが.....。古城、紗矢華の血を吸え」

古城&紗矢華「......え?」

 

零はその反応を待ってたかのようにニヤリと笑うと

 

零「これを見ろ。浅葱に計算させた」

古城「ホントにそのポケットどうなってるんだ?」

 

そう言いながら、二人はディスプレイを覗き込む

そこには、驚きの事実が記載されていた

 

古城「絃神島が...沈む可能性がある...?」

零「環境維持の魔術も軒並みダメだ。古城、肉体に違和感は?」

古城「....そういえば、体が重いな」

 

古城は、そう言いながら腕を回す

 

紗矢華「まさか、吸血鬼の魔力も...!」

零「ああ、そうらしいな」

優麻「お母様の...仕業だね....」

古城「優麻!?治療はどうしたんだ!?」

優麻「僕の血が...必要...だろうと思って...ね」

 

明らかに弱っているが、気丈に笑う優麻

古城は駆け寄り、優麻の体を支えた

 

零「古城、優麻の血を吸うがいい。そうすれば吸血鬼の能力が回復する」

優麻「古城....早く...あ、でも優しくね?」

古城「...ああ、わかった。ありがとう」

神威「ご主人様もどうぞ」

零「俺の呼び名は零だ、いいな?血は貰っておく」

 

狭き応接室に、二人のか細い声が響いた

 

 

 

 

 

久遠「で、君は誰?」

モグワイ『そいつはキリガ・ギリカだ。久遠なら知ってるだろ?』

久遠「....手加減無し。顕現せよ、『氷月』」

 

いつの間にか久遠の首にかかっていたネックレスが光り、大剣となった

浅葱は動くと危険だとわかっているのか、サナと一緒に久遠の後ろに隠れている

そして、久遠は自分の影に手を翳し、魔力(・・)を流し込む

そこからは、忘れ去られた吸血鬼──黒鉄が現れた

 

久遠「黒鉄、やるよ」

黒鉄「やっとか、待ちくたびれたぜ。俺と来い(狩れ)獅子の氷塊(レグルス・イーチェ)!」

 

キリガ・ギリカが炎の精霊で攻撃をする前に、黒鉄が凍り付けにした。それにより、監獄結界の魔術が起動し、キリガ・ギリカは虚空に溶けるようにして消えた

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。