ストライクザブラッド ─真の零番目─   作:本条真司

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第36話

零「姫柊雪菜、獅子王機関への出頭を命ずる」

雪菜「は、はい!」

 

零は、雪霞狼を宿泊研修の間封印するために、雪菜を獅子王機関の詰所のような場所に呼び出した

 

縁「はぁ、また零だね?」

雪菜「はい。宿泊研修の間は、第四真祖の監視任務から外す、だそうです」

縁「全く、自分でやれってんだ。ふむ、技は荒いが、刃筋は悪くない。が、少し霊視に頼りすぎてる部分があるのが気になるね。教えたろ?剣巫は剣にして剣にあらず、巫にして巫にあらず──未来(さき)を見て流されてるだけでは半人前さ」

雪菜「はい、師家様」

 

師家、と呼ばれた存在は、猫である。否、猫は式神であり、猫を操っている術者は高神の杜にいる

そこに突如、零が現れる

 

零「わりぃ遅れた」

縁「遅れた、じゃない!呼び出しておいて遅れるとは何事か!」

零「悪かったって。さてと、槍は確かに預かった。現時刻を持って、第四真祖の監視任務から解く。たまには中等部のやつらと戯れてこい」

雪菜「で、ですが四聖様。第四真祖を放置するのは、いかがなものかと...」

零「そうか...。どうせ見てるんだろ、久遠?」

久遠「ほいほーい。第四真祖の監視任務、一時的に引き受けるよ」

零「任せる」

 

虚空から突然久遠が現れ、雪菜の隣に立つ

反対側には、女性がたっていた。否、女性というよりは女子である

 

月「今すっごい失礼なことを言われた気がしたわ」

一樹「気のせいだ、うん」

雪菜「えと、この方々は...?」

零「夜桜一樹と、暁月夜。久遠は俺の家族で、月夜は古城の義妹だ」

雪菜「後で少しお話をしましょう」

縁「雑談してる暇があったらとっとと支度しな」

雪菜「は、はい。失礼します」

零「じゃあな、縁」

久遠&月「......」

 

そして、全員が出た後

 

縁「.....誰のことを話していたんだろうね?」

 

 

 

宿泊研修1日前

 

零「夏音、歯ブラシ入れてねぇぞ。あと着替えは念のために一着多くしておけ」

夏音「はい」

那月「お前は叶瀬夏音の母親か」

零「違うわ!」

 

零は荷物を積める夏音を見つめながら答える

 

零「俺は行けなかったからな。あいつにゃ楽しんで来てもらいたいのさ」

那月「やれやれ。言い忘れていたが、お前は臨時教師としてついて行くことが職員会議で決まった」

零「何で土壇場で言うんだよ!?」

 

そういいつつ虚空から鞄を取りだし、荷物を積める零

 

那月「仕方ないだろう。決まったのは今日の職員会議だ」

零「もっと早くにやれや!」

夏音「零さんも行くのでしたか?」

零「半強制的にな」

夏音「よかった、でした。安心できますから」

零「そうか」

 

嬉しそうな夏音を見てから、那月に目線を向ける

 

零「那月、古城と久遠のこと、任せるぞ」

那月「元よりそのつもりだ、任せておけ」

零「ありがとう」

 

そして三人は眠りにつき、宿泊研修当日となる

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