零「あー、今日だけ臨時教師として随伴することになった、高等部一年の天血零だ、よろしく」
零が出発セレモニーで自己紹介をした瞬間、黄色い声が飛び交う
零はそれを華麗に無視して、教員が集まっている場所に移動する
零(職員共め....こうなるのがわかっていやがったな...!)
そう思うのも当然である。教師の大半は、知っていたかのような顔をしているからである
教員「えー、今回は、天血先生が」
零「俺を先生って呼ばせるんじゃねぇよ!」
教員「天血先生が君たちと行動するので、彼の指示に従うように」
零「てめぇら楽したいだけだろ!」
女生徒A「天血先生」
零「....なんだ」
零は半ば諦めたように答える
女生徒A「どこの班にきますか?」
零「どこにもいかねぇよ!?聞いてたか!?全員見なきゃいけねぇんだよ!」
その瞬間、またどよめきが起きる
さっき話していた教員が、零に目線を向ける
零はため息をつきつつ、
零「ほら全員黙れ。さっさとバスにのれ。フェリーまでの時間は限られてるんだ」
鶴の一声ならぬ、零の一声である。女生徒の全員がバスに乗り始め、男子生徒も釣られて乗り込む
零「俺はどのバスに乗りゃあいいんだ?」
教員「自家用車で」
零「学生を何だと思ってるんだ!」
そう言いつつ隣に魔法陣を展開し、そこから大型バイクを取り出す
それを見て女生徒が騒ぎ立てる
それに耐えられなくなり、零は一足先にフェリーに向かった
零(ついさっき、霊血が奪われたと報告が入った。つまり、天塚汞がくる可能性がある。ワイズマン復活のためにな)
バイクでフェリー乗り場に向かいながらそんなことを考える
そして、バイクのヘルメットに付けたハンズフリーである人物に電話した
零「つー訳で、頼む」
ラ・フォリア「了解です」
そして、フェリーに乗り込んだ中等部とその教師&零
絃神島を出発し、東京に向かう
零の回りには、女生徒がたかっていた
零「.....夏音、助けて」
夏音「無理、でした。頑張ってください」
そう言い残して、夏音は甲板に出てしまう
女生徒A「夏音ちゃんとはどんな関係なんですか?」
零「許嫁だ」
女生徒一同「えぇ!?」
零「うるさい、次」
女生徒B「ど、どうやって夏音ちゃんと出会ったんですか?」
零「修道院で猫の世話をしてるのを見て、惹かれた(といっておこう)」
女生徒C「あれ?今何か大人の思考が聞こえたような...」
零「気にするな」
そんな他愛ない会話をしていると、大きな衝撃が船を襲う
零「この感じ....前方か!全員船の後ろに避難しろ!教員共、こいつらは任せるぞ!」
教員「き、君はどうするのかね!?」
零「前にいるやつらを避難させる」
教員「り、了解した。任せたぞ」
零「言われなくても!」
そして零は、スキマを使い、船体前方にいる汞の元へと向かった