ストライクザブラッド ─真の零番目─   作:本条真司

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聖者の右腕、完!


第9話

「古城、早かったな」

零は、妖力を放出しながら言った

「まぁな。今回はお前が解決するんだろ?」

「当然だ」

そう言うと、アスタルテが眷獣を召喚した

「闇に染まりし血脈に、流れる光を解放す!」

零の妖力が固まり、一つの眷獣を作り出す

踊れ(こい)、三番目の眷獣『妖櫻ノ真髄』!」

膨大な妖力が零を覆い隠し、姿が見えなくなる

妖力が収まり、零が姿をあらわしたときには

伝説の大太刀、『妖櫻ノ真髄』が零の手にあった

「よ、妖櫻ですと!?バカな、それは冥界にあるはず!」

「勘違いすんな、妖櫻は冥界にいる(・・)んだ。それに」

と言い終わった瞬間、零はアスタルテの眷獣の真横にいた

そして零は、アスタルテの眷獣を妖櫻ノ真髄で斬りつけた

アスタルテの眷獣の召喚が解除される

「アスタルテ!?何故召喚をやめたのです!?」

「否定。強制的に解除されたもよう.....」

アスタルテは、そこまで言うと倒れた

倒れたアスタルテが地面にぶつかる一瞬前に、古城がアスタルテを支える

「終わりだ、オイスタッハ」

零はそう言いながら、オイスタッハを1割以下の力で殴った

1割以下であっても真祖なのだ。オイスタッハは、かなりの距離をふっ飛んで気絶した

 

 

 

 

 

零は眷獣の召喚を解除し、古城に話をしていた

「と、いうことでこいつ(アスタルテ)をどうしろと言うんだ?」

「血を吸え。疑似吸血鬼にすれば、眷獣召喚の負担が消える」

「あー、そうか。無理して召喚してたんだもんな

てかお前がやればいいだろ?」

古城はもっともな意見を言う

「メタい話、親友と設定が被る」

「ごめん、聞いた俺が悪かった」

そう言いながら古城はアスタルテの横に膝をつき、体を起こさせた

「悪いな、アスタルテ。そういうことだからさ」

古城はそう言いながらアスタルテの首筋に牙をたてた

その瞬間、零は雪菜に雪霞狼で斬られたが、古城は何故なのかがわからなかった

「....零、お疲れ」

「おうよ、妖櫻」

零の隣には美少女が立っていた

その美少女が放つ“妖力”は、妖櫻のものだった

十分、設定が被っているだろうと思うが、気にしないことにしよう

「なぁ妖櫻」

「はい?」

「あいつの設定と被ってるとかツッコミいれていいか?」

「...多分、後から出てくるのでその時に文句言われて殴られて」

零は「それもそうだ」と言いつつ、恋人のことを思い出していた

 

 

 

久遠はそのとき

「ありがとう、莉琉」

「構わないわ」

そう言う莉琉の背中には、翼が生えている

左の翼は白く、右の翼は黒い

「ならいいんだけどさ」

そして、久遠にも翼があった

左の翼は黒く、右の翼は白い

「彼女、いるのに私と生涯一緒でいいの?」

「この前桜坂と神楽坂は統合されたじゃん?つまりは莉琉は妹。妹と一緒にいるのが嫌な兄なんて、そうそういないよ」

久遠は笑いながら言いつつ、翼を消した

「私と二人一対の半天使。莉琉こそいいの?」

「私が望んだことだもの、貴方に彼女がいてもずっと一緒よ」

莉琉も笑いながら言いつつ、翼を消した




久遠の隠し設定、公開だ
読んでくれてありがとうな
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