額当てをもらった。いやぁ、本当に感慨深い。
今まで色々あった。
陰の九尾を手に入れるためにうずまき一族の館に行ったものの死神のお面がどれか全然わからなくて腹裂きたくないから渋々使えない封印術の巻物を持って帰ったり、新術でガイ先生をボコボコにした後に時間切れでガイ先生にボコボコにされたり、螺旋丸の圧縮が全然出来ないから発想を変えてメッチャ回転させてみたり、ナルトよりも早くおいろけの術をやったり、禁術の巻物をコッソリ写したり、その後三代目にバレてハーレムの術で鼻血吹かせてそれをネタに脅したり、変な夢を見た後に枕元に形見のネックレスがあったり……。
……変な夢見た後に枕元にネックレスってメッチャ怖くない?
オレ置いた覚え無いよ?お父さんの呪いか?
あと禁術の巻物に何故か
やっぱ体術奥義だからか?いや、でもオレガイ先生に師事してから一回も見せてもらってないな。アレか、二代目が作った唯一のネタ奥義か?
千年殺しの隣の千年戦争ってなんだろう?
原作?巻物写しちゃったから参加してないよ。
せいぜい森の中に置いてかれたミズキ先生をアニオリで出てこないよう脳天割ったくらいだわ。
……何気にとうとう人を殺しちゃったなオレ。
まぁ、あいつゲスかったからどうでもいっか。
あれだね、この世の悪人全員殺してから神の裁きとやらを受けてやろうじゃないか!ってヤツだね。
にしても班分けどうなんだろう。やっぱり御都合主義で第七班か?それとも疾風伝でサイの枠で入るのか?
なんか補欠というか補充要員的な存在になった。
どうやらオレは余り物というヤツらしい。
何故オレなんだ、主人公だからか!?転生オリ主だからなのか!!?
そんなわけで今回は第七班のメンバー(仮)として参加である。
うわー、御都合主義ですわー。
カカシ先生が左から順に自己紹介しろと言ったので最初はナルトでオレは最後らしい。
「オレさ!オレさ!名前はうずまきナルト!
好きなものはカップラーメン。もっと好きなものはイルカ先生におごってもらった一楽のラーメン!!嫌いなものはお湯を入れてからの3分間。将来の夢はァ」
((((こいつ、ラーメンのことばっかだな……))))
「火影を超す!!ンでもって里の奴ら全員にオレの存在を認めさせてやるんだ!!」
この夢、ぶっちゃけ叶ったら叶ったで調子良すぎてイラッとするんだよなー。あのペイン戦後の手のひら返しは正直吐き気がしたわ。
「名はうちはサスケ。
嫌いなものならたくさんあるが、好きなものは別にない。それから……夢なんて言葉で終わらす気はないが、野望はある!一族の復興とある男を必ずーー
ーー 殺すことだ」
(オレのことじゃないだろうな……)
ヤバい、ナルトの考えている事が分かっちゃうから笑いそうでヤバい!ブフッ、ブフフフッッ!!!
「私は春野サクラ。好きなものはぁ……てゆーかあ、好きな人は…えーとぉ……将来の夢も行っちゃおうかなぁ…キャーーー!!!」
「……」
(ウゼェ)
これ絶対サスケウザいと思ってるよな。というか聞いてるのナルトだけな気がするわ。
カカシ先生の顔、というか反応がちょっと笑える。
「嫌いなものはナルトです!」
ガーン
何故ナルトはこんな奴が好きなのか謎だよな。いいじゃんヒナタ、メッチャかわええやん。
あ、次オレだ。
今こそ日頃考えている名乗りを言う時だ!
「我が名はトーマ!羽衣一族の出にして六道に連なる者!
好きなものは
夢は世界平和、以上」
「……」
「おおー、トーマすげー」
「……」
「……」
……沈黙が痛い。
総スカンだったら手首かっ切った自信あるわ。
なんか言えカカシ、早く!
「……自己紹介はここまでだ。明日から任務やるぞ」
どうも、下忍デビューに大失敗した羽衣トーマです……。
食うなと言われた朝飯を当然のように食ってタラタラ演習場に向かっています……。
「ちょっとトーマ!なにアンタ初日から遅れてんのよ!」
「いや、どうせあの先生も遅れると思って」
「……!」
何故かからんできたサクラが驚いた顔をしている。
「アンタ、普通に喋れたのね……」
……物凄くグサっときたんですけど。
アレは本気で失敗だったと今なら痛感できる。
「やーー、諸君おはよう!」
「「おっそーーい!!!」」
オレが来た直後くらいにカカシ先生も到着したようだ。ナイスタイミング!
「ここに鈴が二つある……。
これをオレから昼までに奪い取ることが課題だ」
「次はお前か、トーマ」
「トーマ!助けてくれってばよ!」
「嫌だってばよ」
ナルトをアッサリ木に吊し上げたカカシ先生と相対する。
「やれやれ、この班はバカしかいないの?正面から来る奴が2人もいるとは思わなかったよ」
「あっ、オレはこの班じゃないんで。……あとアンタ相手に隠れても無駄でしょう?」
「可愛げが無いなぁ」
ズボッ
背後の地面からカカシが出てくる。
「木ノ葉隠れ秘伝体術奥義、千年殺しィッッ!!!」
「フンッ!」
ガキィッ
まるで金属と金属がぶつかり合ったような音が響きわたる。
それが発せられたのは二本の指からだった。
「これは、千年戦争!?
まさかオレ以外にも千年殺しの使い手がいたとはな……」
そう、オレはカカシ先生が地中から来ると予想して腰を捻って千年殺しで迎え撃ったのだ。
この指で押し合ってる状態かっこ悪いな、うんこ座りだし。
「フッ、だがお前の千年殺しには重さがない!数多の忍たちのケツを打ち抜く事でできる重さがなぁッッ!!!」
カカシ先生が威勢良くまくし立てる。
だが甘いぜ。
「確かにオレの千年殺しには貴方ほどの重さは無い。だが、それでもオレが勝つ。
何故なら、ナルトがうんこ漏らしてないからだ!」
(((………)))
「クッ、それに気づくか」
カカシ先生が悔しそうな顔をしている。
何故ナルトがうんこ漏らさなかったらオレが勝つのか。
それは千年殺しが浣腸だからだ。
浣腸なのにうんこが出ない、というのには二つ可能性がある。
一つは既にスッカラカンになる程の快便済みであること。
そしてもう一つはーー
ーー浣腸が尾てい骨に当たることだ。
よく見るとカカシ先生の指は赤く腫れ上がってる。
これは勝ったな。
「へし折れろ、
メキャメキャッ
「グァアアアアア!!!」
指からヤバい音をさせながらカカシ先生は吹っ飛んだ。
よし、これで印は結べまい。
と思ったら、
ボフンッ
影分身だった。
オレたちの戦いに見入っていたナルトもポカンとなっていた。