オーバーロードとカルデアの神機   作:Shiva

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昨日は体調不良により投稿出来ませんでした。
申し訳ないです( ´・ω・`)

今回クレマンティーヌちゃんには先に退場してもらいました。


10話 墓地戦前

ようやくハムスケの登録が終わったアインズは、襲撃されたというセラフィスの連絡を受けて急いでンフィーレア家に向かっていった。

 

「大丈夫ですか!?セラさん!」アインズは事前に教えてもらった裏口から倉庫へと行き、扉を蹴り飛ばす。

 

「うわっ!アイン…じゃなくてモモン君、そんな勢いでこなくてももう終わってるよ」

セラフィスはすでに襲撃者を縛り上げており、犠牲者は誰ひとりとして出なかったようだ。

「はぁ、それで襲撃された目処の方はたってるんですか?」

 

そう問われてセラフィスは困ったように言う

「それが誰も襲われる覚えが無くてね、強いていえばンフィーレア君の【生まれ持った異能/タレント】狙いかなぁ」

アインズはンフィーレアの持つ“どんなアイテムも使える”という能力を思い出した。

「…まぁとにかく、誰も死ななかったのなら良かった。ペテルさん達はすいませんがンフィーレアさんと祖母の方を一緒に護衛しててもらっても?私達はこの襲撃者を少し質問して首謀者を割り出しますので」

ここで初めて話題を振られたペテル達は少し戸惑ったがモモンの指示という事で素直に従ったようだった。

 

ンフィーレア家の1室を借り、人払いと音漏れ対策の魔法をかけた後、アインズとセラフィスは椅子に座らしている襲撃者に向き合った。

「…では開始しましょう。君の名前を教えてくれるかい?」アインズは優しく問いかける。

「…なんで教えなくちゃいけないのよ!それにアンタら馬鹿なの?せっかく捕まえたのに縛りもしないし武器も取らないなんて、私に逃げてくださいって言ってるの?」

襲撃者は捲し立てるように挑発してくる。

 

「こいつっ…アインズ様とセラフィス様に馬鹿と!」ナーベラルが腰に下げてある剣に手をかける。

「まて、ナーベラル。…私達は君やお前で呼ぶのは好きじゃないんだ。それに逃げ出すのは絶対に無理だと思うがね、試しにやってみるかい?」

 

襲撃者は自分の目の前に立っている男2人をスティレットで殺し、さらに扉の左右に立つ女性2人も殺れると考え、早速行動に移す。

腰の4本のスティレットを1本左手でとり、まずは漆黒の鎧を着た男のヘルムの隙間に刺し込むと、迷わずスティレットに仕込まれていた魔法を解放するために柄を回す。

魔法を解放したスティレットは《火球/ファイアーボール》を放ち鎧の中を焼いていく。

 

襲撃者は刺し込んだスティレットを離し、間髪入れずに隣の白金の鎧を着た男に襲いかかる。

しかし、白金の鎧を着た男は全く避けようともしない。

(馬鹿めっ!反応さえ出来ないくせに、大口叩いたのがお前の敗因だよ)

右手でとった1本を先程と同じように顔めがけて放とうとするが、左腕を漆黒の鎧を着た男に掴まれてそのまま壁に叩きつけられる。

「がっ!くっ…お前…どうして死んでいない!?」

「簡単な事だ。効いていないんだ、お前のその弱い攻撃ではな」

「なっ…私は英雄の域に片足を突っ込んでんだぞ!?英雄を超えた者など人じゃないだろうが!」

「ふむ。あながち間違えてはいないな。私は人ではないのだから」

そう言うとアインズは《上位道具創造/クリエイトグレーターアイテム》を解除し、死の支配者の姿へと戻る。

「っエルダーリッチか!」

「ん?まぁそんなところだ。さぁもう逃げられないとわかっただろう、大人しく情報を出せば命までは取らないと約束しよう」

襲撃者は諦めたようで椅子に乱暴に座ると、語り始めた。

「…クレマンティーヌだ。今はズーラーノーンってとこにいた…」

 

情報をあらかた得て、これからエ・ランテルで事を起こそうとしていたカジットという首謀者に会いに、墓地に行くことにした。

「情報提供ありがとう、さぁクレマンティーヌ、君はもう自由だ。だけど私達の素性を少しでもバラしてしまった場合、死んだ方がマシだと思える仕打ちをするから気を付けたまえ」

「わかったよ…」

「それとさっきの銀冒険者達に手を出したらお前を殺すから」セラフィスは少しだけ本気の殺気を込めて忠告する。

「っ!わかった。もういいかな?出ていっても」

「あぁ構わないとも(影の悪魔/シャドウデーモンよ奴に付いて監視を続けろ)」

クレマンティーヌが出ていった後をアインズの影から分かれた影がついていった。

「じゃぁセラさん、行きましょうか」

「先に行ってていいよ、私はゾンビ達が街へ入る前に組合に忠告してから合流するから」

「わかりました。では」

そう言ってアインズはナーベラルを連れて先に墓地へと向かっていった。

「さて、リアよ行くとするか」

セラフィス達もペテル達へと事情を説明し、組合へと急ぐのだった。

 

組合へとついたセラフィス達は受付嬢に組合長のプルトン・アインザックへの面会を求め、数分後に客間へと案内された。

客間には既にアインザックが座っていて、セラフィス達は座るように支持された。

「さて、私を呼んだ理由とは一体何かな?えぇと…」

「セラです。こちらは相方のリア」

「よろしくですわ」

「あぁ!セラくん、リアくん、悪いな名前を覚えていなくて」

「いえ、構いませんよ。で実は墓地の方で大量のゾンビやスケルトンがこちらへと向かっているとの情報を得まして」

「何!?それは本当のことなのか?虚偽の情報ということはないかね」

「いいえ、ズーラーノーンという組織が首謀者との事で」

「秘密結社か…それならば市民を避難させたりしなければ!」

「あ、あと現地には私達とモモン君とナーべが先に行って参りますので」

「なんだと!?こう言ってはなんだが銅冒険者である君達と彼らでは大量のゾンビやスケルトンは無理じゃないだろうか…」

するとセラフィスは笑って

「心配せずともゾンビやスケルトンは1000体程いても雑魚に変わりませんよ。それに私達やモモン君達は飛び級出来ないから銅になっているだけで、実力は王国の誰にも負けません」

「そ、そうか…なら先に行ってくれ、応援は後ほど数が揃い次第送ろう」

「えぇ、お願いします。あぁ城門前に冒険者を並べておくといいと思いますよ」

そう言ってセラフィスはリアを連れて客間を出た。

するとリアが問いかける。

「セラ様、私はどのように致しましょうか」

「あぁ、リアはあの子達を守っててくれ。事と次第ではここにゾンビの大軍が雪崩込むかも知れないからな」

「わかりましたわ、では失礼します」

命令を受けたリアは着物の割に素早く組合を後にした。

「さぁ、組合長と市民には悪いが名声を挙げさせてもらおうか」

セラフィスは先程笑いかけた優しい笑顔ではなく、獰猛な笑みを浮かべ、墓地へと向かった。

 

 

 

 




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