オーバーロードとカルデアの神機   作:Shiva

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アインズさんとオリ主にはさっさとアダマンタイト級冒険者になってもらいました。


12話 ナザリックで休日 その2

アンデッドの大軍を壊滅させたアインズ達とセラフィスは、事件を処理した後にアインザックやその場にいた他の冒険者からの推薦で銅級からアダマンタイト級へと飛び級した。

 

アインザックからアダマンタイト級としての心構え等を延々と聞かされた後、組合を出たアインズ達の首にはアダマンタイトで出来たプレートがかかっていた。

アインズ達はとりあえず宿屋の部屋まで戻る事にした。

 

「さて、思惑通り一気にアダマンタイトまでこれたね、モモン君」

街中を歩いていても、新しく誕生した2組のアダマンタイト級冒険者に市民や冒険者は興味津々でこちらを眺めている。

「えぇ、実力は示せたかと…それでセラさんが潰したあの組織の後処理は?」

アインズは小声で尋ねる。

「あぁ、死体の方は両断してしまったから下僕にナザリックに持ち帰るよう言ったけど…食料にでもなってるんじゃないかな?」

「そうですか…ってそれじゃ秘密結社が今回のアンデッドの黒幕と分からないじゃないですか」

「ちゃんとそこはやってるよ…1つだけ蘇生かけて気絶させといたから、組合の方で回収してたはず」

「それならいいんですけど…っと着きましたね。私は1度ナザリックへと戻ろうと思うんですが、セラさんはどうしますか?」

「流石に2組とも消えたら怪しいだろうに、私達は残っているとするよ」

そう言ってセラフィスはアインズと別れて行った。

 

アインズは今まで借りていた宿ではなくアダマンタイト級として相応しい宿を借りるため、新しい宿屋の“黄金の輝き亭”へ向かった。

 

都市の中でも最高級とも言えるこの宿は、アインズにとって生活環境が良くなったというだけで全く気持ち的には嬉しくなかった。

受付をして部屋に通された後、アインズは硬貨を入れていた革袋を逆さにして振ってみる。しかし、出てくるのは数枚の銀貨と銅貨だけであり、金貨など1枚も無かった。

「…金がない…。どうして面目を保つためにこんなに金をかけなきゃならないのか…」

アインズはヘルムを脱ぎ、骨が剥き出しになった頭を抱えてため息をつく。

「恐れながら、アインズ様が住まわれる仮住まいとして、妥協してもこのくらいではありませんと。それに…これまでいた所は本当に相応しくありませんでした!」

ナーベラルはこのくらい当然との顔で言う。

「(ナーベラル達の基準はナザリックだからなぁ…もしナザリック程の宿屋があったら金貨何枚飛ぶんだよ…)そうだな…ははは…はぁ…。ナーベラルよ、私はナザリックへと1度戻る。お前はここで待機していろ」

「はっ」

アインズは《上位道具創造》を解除し、ゲートを開いてナザリックへと帰還した。

 

 

ゲートでは直接内部には転移出来ないので、霊廟まで転移し事前に連絡しておいたギルドの指輪を受け取る算段だった。

「アインズ様ぁ!おかえりなさいませ!」

「なっ!アルベド!?どうしてお前が」

 

てっきりプレアデス辺かセバス辺りが来ると思っていたアインズは全くの予想違いのアルベドに困惑を隠せず、久々の精神沈静化した。

 

「どうしてなどとつれませんわアインズ様!アインズ様を愛する私がどうしてお迎えに行かないでしょうか!いえ!ぜったいに行きますとも!」

「反語まで使って…まぁ良い、指輪を」

「こちらに」

アルベドが差し出した指輪を受け取り、9層にある自分の自室へと転移する。

 

「はぁぁ…疲れたぁ」

誰にも邪魔されない自室なだけあって、アインズもリラックスする。

「開けていたのは3日ほどだけど内政はアルベドに任せっきりだったからなぁ。沢山報告がありそうで嫌だなぁ…」

キングサイズのベットに横になり端から端へとゴロゴロと転がりながら愚痴る。

 

「アルベドにも無理言ってやってもらったからなぁ…少しは甘えさせたり…ってダメダメそんなことは」

 

すると聞こえないはずのアルベドの声が近くで聞こえてくる。

「いいえ、アインズ様。是非ともこのアルベドを甘やかしてくださいまし」

幻聴が聞こえてきたのかと思いながらも独り言を続ける。

「いやいや、タブラさんが作ったアルベドを俺が汚すわけには」

また聞こえてきて

「そんなことはございません。きっと娘を送り出す気持ちですわ」

 

「そうかなぁ…っていうかものすごい後ろから荒い鼻息がかかってるけど気のせいだよなー…。…アルベドよ、ここで何をしている?」

アインズが振り向くと添い寝していたアルベドが今にもアインズに抱き着こうとしていたところだった。

 

アインズに睨まれているアルベドは相変わらず女神の様な笑みを浮かべながら、未だにアインズに抱きつかんと腕をこちらに回そうとする。

 

「ア・ル・ベ・ド!いい加減にしなさい!」

アインズはアルベドのおでこにチョップをかます。

「あうっ。うぅ…アインズ様ぁ、どうして私を寵愛してくださらないのですか…」

「ったく、そもそもどうして付いてきてるんだよ」

「それはもう私のアインズ様成分が不足している他にありませんから!」

「成分って…あぁもう!アルベドよ、元はと言えば私が無理を言ったからこうなっているのだ。だから今回だけはお前を甘やかそう。だが、お前が暴走したらすぐ止めるし、謹慎処分にするからな!いいか?」

 

「っ!はい!ぜったいに大人しくしていますから!」

アルベドはベットの上に座って両手を広げ待っている。

アインズは何でこうなったかを自問自答しながら、アルベドを甘やかすのだった。

 




どのように甘やかしたかは想像してくださると助かります( ˇωˇ )
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