オーバーロードとカルデアの神機   作:Shiva

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15話 王都進出

話し合いをしたアインズとセラフィス達は王都に来ていた。

 

「エ・ランテルよりも人は多いですね」

「まぁ王都だし、あそこは一都市に過ぎないからな」

アダマンタイト級冒険者として知られているアインズ達とセラフィス達はそれぞれ“漆黒”と“白天”と呼ばれ、中でもアインズはその漆黒の鎧から“黒騎士”と、セラフィスも同じように“白騎士”と呼ばれるようになっていた。

 

そんな彼らが王都に来ることは風の噂で皆が知っており、新しいアダマンタイト級冒険者を一目見ようと王都に押しかける人が多かったのだった。

行く先々で人々から握手などをねだられ、全く進めないアインズ達は散り散りに逃げる事となった。

 

上手く人溜りを抜けたセラフィスとリアはアインズに《伝言》により2時間後に宿屋で待ち合わせることに決め、それまでの間でガゼフに会いに行くことにした。

「セラ様、セラ様にとってガゼフとはどのような人間でしょうか」

「リアは知らないんだったな。そうだな…彼は私の友達みたいなものだろうな」

「友達…そうでございますか、であればガゼフは丁寧に扱わねばならないですね」

「あぁそうしてくれ」

そうこう言っているうちに教えられていたガゼフの家へとついた。

セラフィスがドアをノックすると、すぐに老婦人が出迎えてくれた。

「あら、どちら様でございましょうか」

「初めまして、私はガゼフの友人で冒険者のセラと申します。こちらは相方のリアです」

「そうでしたか、私はガゼフさんに雇われていまして、ここの管理をしております。それでガゼフさんに会いにこられたのでしょうが、申し訳ありませんがガゼフさんはまだ城で仕事をしております」

「分かりました。ではガゼフが帰ってきたらセラが訪ねたと伝えて下さい」

老婦人が快く承諾したので、セラフィス達はその場を離れた。

「セラ様、これからどうしましょうか」

「うむ…まさか城に行くわけにも行かないからなぁ。少し王都を回ってみるとするか」

セラフィス達は約束の時間まで観光する事で時間を潰すことにした。

 

「ふぅ…何とか撒いたな」

「アイン…モモンさ…んこれからどうするんでしょうか」

「ナーべよ…お前のそれは治らないのか…。まぁよい、セラさんとの約束までは後2時間あるがまずは冒険者組合に行ってみよう」

予定を決めたアインズ達は組合へと向かった。

 

アインズが組合の扉を開けると、中にはたくさんの冒険者がいた。

冒険者達は噂のアダマンタイト級冒険者“漆黒”のモモンとナーべが来たことで皆が真新しく眺めている。

 

「あれが“漆黒”のモモンか…噂に違わぬオーラだな」

「隣のナーべは本当に美しいな、実際のとこ彼らは出来ていたりするのか」

「“白天”のセラは来ていないのか」

と冒険者達はボソボソとアインズ達の事を呟いていた。

そんな冒険者達の事は気にもとめず、受付嬢の所へ行くと

「今日から少し世話になる。名指しの指名があったらここに伝えてくれ」

アインズは前もって決めていた宿屋の名前をだし、受付嬢におしえる。

「かしこまりました。今日は依頼は受けていきますか?」

「いや、今日はやめておこう。まぁ名指しは受けるがな」

アインズはそう言うと、ナーベラルを連れて組合を出た。

 

「ナーべよ、今いた冒険者達で強そうなのいたか?」

「いえ、全く。所詮人間と言ったところでしょう」

「…その見下す感じは少し抑えておけよ、まだ強者がいないとは限らないからな」

「はっ」

「さて、何をしたものか…ん?」

アインズはこめかみに指を当て、《伝言》を使う。

「(何かあったか、デミウルゴスよ)」

「(今魔王作戦の草案が出来上がったのですが…アインズ様は今王都にいらっしゃるのでしたね。ですので王都でも名声を高めるために1つ提案したいことがございます)」

「(…ふむ。ではそのようにやってみよう。セラさんにも伝えておくから、後でまた指示をおくろう)」

「(かしこまりました)」

《伝言》をきったアインズはセラフィスに《伝言》を使い、急遽集まることを伝え、ナーベラルを連れて目的の宿屋へと向かった。

 

宿屋で合流したアインズとセラフィス達はアインズからデミウルゴスからの提案を聞く。

「デミウルゴスの計画としては、今からこの王都に一体だけ下僕を向かわせ、暴れさせるそうだ。その下僕は魔王からの命令ということにするらしい」

「下僕って何を持ってくるつもりだろうか」

「それが…“ベヒモス”だそうです」

「ん?“ベヒモス”だと?それはちょっとやりすぎじゃないかなぁ」

“ベヒモス”とは《暴飲暴食の権化》と呼ばれる種で、名前の割にレベル50と弱いのだがそれはユグドラシルにおける“弱い”であって、この世界の人間にとってはほぼ敵わないであろうモンスターであった。

「まぁ私達が殺るんだから問題は無かろうが…あんまり暴れさせないようにしないと壊滅しそうだな」

「デミウルゴスが考えたから大丈夫だと思うんですけど、まぁせっかくなんですから英雄ぽく決めましょうよ」

「アインズ君って割と中二病あるね。そう言えばパンドラ君放置してるでしょう?」

「…言わないでくださいよそれ…ちゃんと会いに行きますって…そのうち」

「はいはい、では準備しょうか」

 

こうしてアインズ達は名声を得るための計画を進めるのだった。

 

 




終わり方雑になったった
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