オーバーロードとカルデアの神機   作:Shiva

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タイトルの意味は誰が主語が…というとこですよね。


18話 一難去ってまた一難

ベヒモスを倒し、ヤルダバオトを退けたセラフィスとアインズは怪我人を治療していた。

「…さぁこれでよし!ガゼフ、痛みはないかな?」

「あぁすまない…。セラ、よく王を救ってくれた。心から感謝する」

「私達は英雄だ…。モンスターから人を守るためにいるのだから」

「そうか…今日の事は本当にありがとう。セラ、モモン殿と一緒に王へ謁見してくれ」

回復したガゼフに連れられてセラフィスとアインズはリ・エスティーゼ王国の国王ランポッサ3世の元へと向かう。

 

ほっそりとした身体は健康的とは言えず、白く染まった髪と枯れ木の様な手足が特徴的な王、ランポッサ3世は膝を折って頭を垂れるセラフィスとアインズに声をかける。

「どうか頭を上げてくれ、此度はよくあの凶悪なモンスターを退けてくれた」

「いえ、全てを守ることは出来ませんでした。私達がもう少し早く来ていれば未然に防げたかもしれません」

アインズは素面で悔しそうに言う。

すると横にいた貴族達が口を挟んでくる。

「そうだぞ!お前達が早く来ないから私達が危険に晒されたのだ!」

「大体あのモンスターがここにくるまで何をしていたのだ!王都にいたというのならもっと早く来れただろう。全く…何処の出身か知らんが碌でもないな」

などと言われもない事を言われたアインズは精神抑制により怒りを抑えたのだが、セラフィスは最後の一言で完全にブチ切れていた。

(よし…殺す)

セラフィスが立って殺戮を開始しようと考え始めたが、アインズが手で制す事でなんとか踏みとどまる。

「(セラさん!今はだめだ、我慢してください!)」

《伝言》により必死にセラフィスを宥めていたアインズを知らずに貴族達はまだ何かを言おうとしていたが、王がそれを止める。

「やめないか!お前達は助けてもらった分を弁えよ」

『…申しわけない』

「はぁ…すまなかったな。モモン殿、セラ殿。今はまだ礼は出来ないが必ず相応の褒美を与えよう」

「ありがとうございます。では私達は用があるので失礼します」

 

アインズはなんとかセラフィスを連れていくことに成功し、城の外へと出ていく。

「…すまない。どうしても我慢出来なかった」

「大丈夫ですよ。セラさん、わかってます。俺達の場所を馬鹿にしたあいつには絶対に罰を与えよう」

「あぁ…そうだな」

「あのー、セラ様、アインズ様?」

『ん?』

声の方を向くとそこには蒼の薔薇のメンバーが揃っていた。

「ラキュースさん達か、どうしたのかな?」

「あ、いえまだ助けてもらったお礼をしていなかったのですよ」

「兄ちゃんのあの回復魔法凄かったな、あれ何位階なんだ?」

「お兄さんありがと、それと髪触らしてください」

「もう!ガガーランもティアもそこまでよ」

「なぁお前って天使なのか?」

「…イビルアイ?」

「鬼ボスが怒った」

 

「ははは!君たちは本当に仲がいいんだな。気に入ったからモモン君、教えてもいいかな?」

「…どうなっても知りませんよ?」

「どうにでもなるさ、イビルアイさん、私は確かに天使だよ。見せてないだけで翼もあるしね」

そう言ってセラフィスは不可視化していた翼の片方を少しだけ見せて羽ばたかせる。

『わぁ…』

「本当に天使だったか…」

「綺麗…」

三者三葉の反応だった。

「このことは秘密にしといてくれると嬉しいな」

「まぁ教えても信じるものは少ないだろうがな」

「そうか、では!モモン様の方は人ではないのか!?」

イビルアイがまた質問してくる。今度は結構食い気味で。

「私はただの人だ。ほらこの通り」

そう言ってアインズは兜を外し用意していた幻術の顔を見

せる。

「黒髪…ということはガゼフ殿と同じ東方の出身か」

「(以外と老けてんだな)」

「(ちょっとガガーラン!)」

「では顔も見知った事だし、今日の所はこれで失礼させてもらおう。機会があればまた会いましょう」

 

 

ラキュース達と別れたアインズ達は借りていた宿屋に入ると、《伝言》で部屋にあらかじめ呼んでいたデミウルゴスに会いに行った。

「待たせたな」

「いえ、此度の作戦実行お見事でございました。まさに計画通り行動して下さったおかげで予想以上に市民の反響は大きくあります」

「そうか、それでこれからの予定は?」

「ええ、つきましては王国を乗っ取るした準備として裏社会の者達を利用しようかと」

「裏社会というと…確か“八本指”だったか?」

セラフィスとアインズはこの王国での情報として仕入れた中から裏の名前を思い出す。

「そうでございます」

「ではその八本指の事はお前に任せてもいいか?デミウルゴスよ」

「もちろんでございます!このデミウルゴスがしっかりと掌握してまいります」

「ならば任せよう。人員の選定はお前に任せる。好きなようにするがいい」

「勿体なきお言葉。では失礼致します」

デミウルゴスはゲートを開き丁寧に礼をしてナザリックへと帰っていった。

 

「裏ね…アインズ君、これさっきの貴族殺るのに使うか」

「そうしますかね、まぁ絶望することに間違いはないでしょうが」

「さて、明日からまた依頼を受けなくてはな」

「これから名指しが増えるので忙しくなりそうです」

ひと段落ついたアインズ達はひとまず休息をとることにしたのだった。




センターが近いのでしばらく投稿できないかもです( ´・ω・`)
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