オーバーロードとカルデアの神機   作:Shiva

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たまには英語で…( ˇωˇ )
今回長いっす


21話 Inevitable Death ⑴

セラフィスとリアがガゼフ宅で酒を飲んでいた頃、ルカとシオンが留守番している部屋に管理人がきた。

 

「おや?セラ様はいらっしゃらないようだな。坊や、セラ様はすぐに戻ってくるかい?」

「いえ、セラさんはガゼフさんの所へ出掛けてるのですぐには戻ってこないと思います」

「それは困ったな…セラ様に会いに来た人がいてすぐに渡したいものがあると言っているのだが…」

「だったら僕が受け取りにいきます。その人は下にいるんですよね?」

「あぁ、じゃぁよろしく頼むよ坊や」

ルカはシオンに部屋で待ってるように言って、下の階へとおりていく。

「待ってる人は入口にいるらしいけど…っ!」

ルカが見つけた待ち人の正体は前に自分達を売り飛ばそうとしていた男が立っていた。

男はルカを見つけると、いかにも取り繕った笑みを浮かべて近付いてくる。

「よぉ、久しぶりだな。まぁそう怯えるなよ、別に何かしにきた訳じゃねぇ、これを渡しにきたんだよ」

そう言って男は胸元から小さな宝箱をルカに渡す。

「これは…何ですか?」

「さぁな、俺も上から渡してこいとしか言われてないからな。まぁ渡したからな」

男が去っていき、ルカはとりあえず部屋に戻る事にした。

 

「おかえりお兄ちゃん、どしたのそれ?」

「さぁ?セラさんに渡してほしいって言ってたけど、中身は何かな」

「開けてみよー?」

「えー、まぁセラさんも怒らないか。えーと開けるには、このスイッチかな?…よし、開いたね」

ルカが小さな宝箱のスイッチを押すと、ゆっくりと開いていき突然ピカっと輝いた。

「うわ!…いきなり光るなんて、シオン大丈夫?」

「んー…なんか眠くなってきた…」

シオンはそういうとその場にパタリと倒れ込む。

「え?シオン!?大丈夫か…っ眠くなって…」

続いてルカも倒れ込み二人ともが意識を失った後、部屋にさっき帰ったはずの男が入ってきた。

「…反応があったから来てみたが、どうやら開けたようだな。奴はいないようだが…まぁ人質として使うとするか」

男は持っていたロープでルカとシオンを縛ると大きな麻袋に二人を詰め、そのまま出て行ってしまった。

 

 

ルカが意識を取り戻し、辺りを見回すとどうやら自分達は縛られて牢屋に入れられているようだった。

「シオン、起きてシオン」

「ん…お兄ちゃん?ここどこ?なんでシオンは縛られてるの?」

「わからない、でも落ち着くんだ。きっとセラさんが助けに来てくれるから」

「わかった…」

「どうやら目覚めたようだな」

ルカとシオンが声のする方を振り向くと、そこには貴族の男がいた。

「あの、どうして僕達を捕まえるんですか」

「…決まっておろう、あのセラとかいう下郎が私に無礼を働いた、お前達には奴に絶望を与えるための贄となってもらう」

「なっ…セラさんがそんなことするわけない!」

「お前がどう言おうと事実は事実だ。お前達はそこで待っていろ、すぐにお楽しみがくるからな。はははは!」

貴族の男はそう言うと、牢屋から離れていった。

「どうすれば…セラさん」

 

 

セラフィスが紙に記されてあった場所に行くと、そこは街外れの廃屋敷だった。

「ここか…気配は10…いや20程か。そこにいるんだろ、早く出てこい」

「やぁ白騎士さんよぉ」

一人リーダー各らしい男がそう言って出てくると、

武装した盗賊団のような奴やゴロツキ達がぞろぞろと出てきてセラフィスを囲む。

「一度しか聞かんぞ…ルカとシオンはどこだ」

「おぉ怖い怖い…お前が持っているあの白い剣を俺達に渡したら餓鬼共の居場所を教えてやるよ」

「…そうか言う気になれないというのなら身体に聞いてやろう」

セラフィスはリーダー各の男の元へ一瞬で飛ぶと、頭を片手で掴み持ち上げる。

「潰されたくなければさっさと話せ」

「いだだだだ!…このっ離せ!…お前達やってしまえ!」

囲んでいた男達は武器を取り出し、セラフィスに襲いかかる。

セラフィスは器用に男を掴んだまま避けつつ、残る手と足だけで男達を倒していく。

「はぁ…雑魚共が群がっても私には勝てんよ。それで?潰されたいのか」

「いえいえいえ!教えます!教えますから!確か運んだのは、ブライス・オルミデ・スナイダーっていう貴族の屋敷だった筈です!」

「ブライス?…あぁあの時の貴族か。全く馬鹿は死ぬのが好きらしい。お前は用済みだな。さっさと消えろ」

セラフィスは掴んでいた男の頭を離し、男が逃げていくのには目もくれず、翼をはためかせて飛びあがる。

その姿は傍目には魔法も使わずに飛んだように見えるのだがセラフィスは気にせずブライスの屋敷へと飛んでいく。

 

セラフィスが屋敷の前に降りると、そこにも山のように武装した男達が待っていた。

セラフィスが着地しても男達は襲ってこず、ただニヤニヤしているだけだった。

すると奥から例の貴族、ブライス・オルミデ・スナイダーがルカとシオンを乱暴に引っ張りながら出てくる。

その姿を見て今にも爆発しそうな怒りを抑え、セラフィスはブライスに問う。

「すまないがブライス卿、子供達を返してくれないか。その子達には罪は無かろう?」

「断る、お前は私にあんな無礼を働いたのだ。お前に絶望を与えるためにこやつらには贄になってもらわねば」

「…ならば話は早い、私もお前に絶望を与えに来たのだから」

セラフィスはそう言って剣を構え、突進しようとする。

「おっとそこまでだ。こやつらがどうなってもよいのか?」

ブライスは手に持っている剣をルカとシオンの首元に当てる。

「っ!」

「ひぅ…セラ、怖いよ…」

「貴様…楽な死に方はできないと思え」

「まずは剣を捨てろ、そして何もするな。そのまま殴られるが良い。そこで耐えれたら考えてやろう」

「…」

セラフィスは【Ciel Sanctuary/天空聖域】を地面に刺すと、前に少し進み腕を組んで仁王立ちする。

「よい、ではお前達存分に楽しむが良い」

 

「へへへ…無抵抗な奴を殴るのは楽しいぞ、オラ!」

最初の男が手にしていた棍棒でセラフィスの頭を殴る。

セラフィスは【上位物理無効】のスキルを切っているので、棍棒が頭に直撃しセラフィスの頭から血を出させる。

続いて男達がセラフィスの体を好き勝手殴ったり蹴ったり切ったりしていき、どんどんセラフィスの体は血だらけになっていくが、セラフィスはどんなに殴られても仁王立ちし、ブライスを睨みつける。

「っ!六腕よ、お前達もやれ」

「…ブライスさんよ、殺してしまっても構わんのか?」

「よい!やってしまえ」

「…お前達やるぞ」

六腕と呼ばれた男達はセラフィスの前に立つと、一人づつ名を言っていく。

「六腕“幻魔”サキュロント」

「六腕“不死王”デイバーノック」

「六腕“踊る三日月刀”エドストレーム」

「六腕“空間斬”ぺシュリアン」

「六腕“千殺”マルムヴィスト」

「そして俺が六腕頭領の“闘鬼”ゼロだ。白騎士のセラ、お前を殺す」

全員が各々の武器を構えると、流れるようにセラフィスを攻撃していき、それはセラフィスが膝をつくまで続いた。

 

セラフィスはマグマのように沸騰している怒りを抑えていた。どれだけ殴られようと、痛みだけなら耐えられる自信があった。

しかし大切な子供達を守るために、ずっと耐えていたセラフィスだが流石に血を流しすぎたらしく、意識が朦朧とし膝を折ってしまった。

「やっと膝を折ったか、ゼロよお前が止めをさすがよい」

「それはいいが、こいつが死んだらその餓鬼共はどうするんだ?」

「ん?こやつらはそいつが死ねば一緒にいかせてやるとしよう」

「そうか、売れるとおもったんだがな。まぁいい、セラよちゃんと戦ってみたかったが…死ね」

迫り来る死の一撃が来る前にブライスの放ったその一言でセラフィスの怒りは限界を超えてしまった。

セラフィスはゼロの振り下ろす拳を片手で止め、そのまま握り潰す。

「なっ!?ぐぁぁぁぁ!」

セラフィスはそのままゼロの頭を手刀で切り飛ばす。

何が起こったかわからなかったゼロは首を飛ばされても口をパクパクさせ、体もジタバタしていた。

「っ!こいつっ!」

残りの六腕が一斉に襲いかかるがセラフィスは一人ずつ一瞬で殴って頭を粉砕する。

全てが一瞬の出来事で終わったが結果として六腕は全員が死んで、その血を浴びたセラフィスが立っているだけだった。

「な…お前達、満身創痍なのだから早くやってしまえ!」

ブライスが慌てて命令し、男達の大軍がセラフィスに突撃する。

「…」

セラフィスは群がる男達をものともせず突撃し、全てを薙ぎ払ってブライスの元へ向かう。

「っ!こやつらがどうなってもいいのか!?」

「あ?」

ブライスが刀を握っていた腕に力を込めようとした瞬間にセラフィスは男達を薙ぎ払ってブライスの元へ辿り着き、そのまま腕ごと手刀で切り飛ばす。

「ぁぁぁ!痛いっ!くっ…」

ブライスが痛みで転げていく間にセラフィスはルカとシオンを抱きしめる。

「…大丈夫だったか?」

二人ともセラフィスに抱きつき、今まで抑えていた涙をだす。

「怖かったです…うわぁぁん…」

「ひっぐ…ひっぐ…セラぁ」

「すまなかったな、さぁ帰ろう」

セラフィスがルカとシオンを抱えて飛ぼうとしたがブライスの声で止まる。

「貴様ぁぁぁ!こんなことをやってただで済むと思うな!これをくらうがよい…【Brainwashing of silence】奴を喰らえ!」

ブライスが突き出した黒の水晶はどす黒い瘴気を吐き出しながら黒い槍をセラフィスに向けて放つが狙いがずれてシオンへと向かう。

「っ!シオン!」

セラフィスはシオンを庇って槍を受ける。

「ぐっ!消えろぉ!」

セラフィスは槍を受けながら、ブライスに向けて【ライトニング】の魔法を放ち、消し炭にする。

槍はセラフィスの胸を背中から貫いて刺さったまま黒い瘴気を放ち続けている。

「がはっ!…これは!?精神干渉系のワールドアイテムだと!?」

「セラ!」

「セラさん!」

ルカとシオンが駆け寄ってくるがセラフィスは二人を止める。

「来るんじゃない!お前達は宿へ逃げるんだ…早く!私の意識が消える前に!アインズ君が来てくれているはずだから…早く…」

 

それだけ言うとセラフィスはそのまま意識を失い、崩れ落ちていった。

 




捏造ワールドアイテム【Brainwashing of silence】精神支配してしまうというおっそろしいアイテム作っちゃったよ。
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