時間を見つけては書いて見つけては書いての繰り返しは大変ですね…( ˇωˇ )
捏造スキルとかバンバン出てます^^;
「いいだろう、お前がそこまで狂ってしまったのなら私が正気に戻してやろう…こい!お前の全てを叩き潰してナザリックへと連れ帰ってやろう!」
「やってみやがれ!」
セラフィスはアインズの目の前まで瞬時に飛んで、その勢いのままに剣を逆袈裟に振る。
互いにレベル100とはいえ、セラフィスはギルドの中でも有数の前衛で、それに対しアインズは後衛で、魔法で鎧を着ただけにその実力は40台まで落ちていた。
セラフィスもそれを理解しており、確実に避けられないと思っていた。
しかしアインズはセラフィスの剣を二本のグレートソードで上から押さえつけながら、呪文を唱える。
「【パーフェクト・ウォーリア/完璧なる戦士】!」
アインズが唱えたこの魔法は一時的に自分のレベルをレベル100の戦士になる事ができ、これによってアインズはセラフィスの剣を抑え込むことが出来た。
「そういえばそんな魔法も使えたんだったな、だが力が同じになっても俺には勝てんぞ!」
セラフィスは剣から手を離し、バランスを崩したアインズの頭に回し蹴りを放つ。
「ぐっ!」
アインズは対応が一瞬遅れて諸に蹴りをくらい、よろめいてしまう。
その隙を逃さず、セラフィスは畳み掛けるように打撃を放っていく。
「ぐっ…舐めるなぁ!」
アインズは無理矢理両手のグレートソードでセラフィスを挟もうとする。
しかしセラフィスは難なく後ろにステップして回避し、剣を拾って構える。
「どうしたアインズ、PvPはお前の十八番だろう?もう少し死ぬ気でやらないと、すぐにお前を刈り取るぞ」
「はぁ…はぁ…(やはり技術的な差で勝てんか…しかしアルベド達がくるまでは耐えなければ、私に勝機はないか)お前を殺さず倒す為に手加減しているだけだ…さぁ遠慮なく来るがいい」
アインズもまた二本のグレートソードを上段下段にそれぞれ構える。
「強がりが。ならさっさと逝け」
今度はセラフィスが突撃する前にアインズがセラフィスに突撃し、二本のグレートソードで次々と斬りつける。
セラフィスはその全てを受け流していくが、アインズの勢いに攻撃に転じていくことが出来ない。
「おおぉ!」
アインズはセラフィスに反撃を許さずにどんどん攻めていく。
「甘いっ!」
セラフィスはアインズ攻撃の間に合わせて剣を一本手から弾き出し、後ろに下がって手を突き出して言い放つ。
「【タキオングリン/光龍顕現】光龍よ、敵を穿ち砕け!」
セラフィスの突き出した手から、閃光を放つ光龍が出現し咆哮を放ちながらアインズに突撃してくる。
「しまった!防げん!」
アインズは何とか防ごうと一本になったグレートソードを体の前で縦に構える。
まさに光龍がアインズの体を貫こうとする間に誰かが割り込んできた。
「アルベド!?」
「下がってくださいアインズ様!スキル【イージス】【ウォールズ・オブ・ジェリコ】!」
悪魔の如き漆黒の鎧“ヘルメス・トリスメギストス”を纏ったアルベドがスキルを使ってアインズを守る。
「くっ!がぁぁぁっ!」
アルベドは何とかセラフィスの魔法を防ぎきったが鎧はだいぶ黒焦げていた。
「ちっ増援か…っ!?」
セラフィスはいつの間にかに自分がもといた王都ではなく、隔離された場所に閉じ込められたことに気が付く。
「これは…山河社稷図だと?」
アインズは前に立つアルベドを筆頭に各守護者が揃った事に安堵する。
「皆よく来てくれた」
「アインズ様、最優先事項としてセラフィス様を隔離するために山河社稷図を使用致しました」
「良い判断だデミウルゴス。アルベドは大丈夫か?」
「少しダメージを喰らいましたが、まだ戦闘続行出来ます」
「あの、アインズ様、セラフィス様はどうして私達と敵対しておられるのですか?」
アウラが恐る恐る聞いてくる。
「セラさんは自分の装備を手放し、どうやらワールドアイテム級の精神干渉を受けたようだ」
それを聞いた全員が息を呑む。
自分達が使えている至高の御方が支配されてしまったことと、自分達と刃を交えなければいけないことに。
「皆聞いてくれ、もはやセラさんを元に戻すためにはこちらもワールドアイテムを使わねばならない、だがこのアイテムは使用してから発動までに時間が大量に必要だ…15分だ、15分セラさんを止めてくれ」
「でもセラフィス様は手加減なしで攻めてくるのでありんせんか?」
「そうだ、だが1対6ならば殺さずに倒す事が出来るはずだ…セラさんが戻るかどうかはお前達にかかっている、頼むぞ!」
『承知致しました!』
アインズは持ってこさせた、ワールドアイテム“クォーレの鍵”の詠唱を開始する。このアイテムは発動すると周辺の魔法、スキルの効果を全て打ち消し、少しの間使えなくする効果を持つ。
そして守護者達が陣形を組み、アインズを守る。
「守護者勢揃いかよ、まぁ一回お前らとはやってみたかったんだ、それじゃこっちも本気でやんないとなぁ!?超位魔法【二ーベルング・Ⅰ/指輪の戦乙女たち】」
セラフィスが唱えたのは第10位階魔法のさらに上に位置する魔法、超位魔法の一つ“指輪の戦乙女たち”は天界から9人のワルキューレ達を召喚する。
彼女達はレベル95で全員が伝説級アイテムで装備を固めている。
「これで数は十分だ、さぁ存分に殺しあうぞ!」
「いい皆、セラフィス様は本気でこちらを殺りに来るでしょう。私がターゲッティングするからマーレは強化を、デミウルゴスとアウラは遊撃と足止め。コキュートスとシャルティアは存分に戦いなさい。但し殺すのではなく無力化しなさい」
「え、本気でやっていいでありんすか?」
「ソウダロウ、セラフィス様ハ本気デクルノダ。手ヲヌケバタチマチニヤラレルダロウ」
「そ、そうでありんすね。じゃぁコキュートス、やりんしょう」
「ウム、デハワタシカライカセテモラオウ」
「あ、ちょっと!」
シャルティアの静止も聞かずにコキュートスは一人でセラフィスに向かっていく。
「セラフィスサマ、本気デイカセテモライマス…スキル【フロスト・オーラ】全解放!」
コキュートスの持つナイト・オブ・ニブルヘイムのこのスキルは周囲に冷気ダメージと行動阻害の冷気を出す。
「コキュートス、残念だがお前の相手はあっちだ」
「ム!」
コキュートスの前にワルキューレが3人立ち塞がり、コキュートスと戦闘を繰り広げていく。
「もう!コキュートスの馬鹿!私も行くでありんす!」
完全武装の真紅の鎧を着て、神器級アイテムの“スポイトランス”を手にセラフィスへと突撃する。
次は4人のワルキューレがシャルティアの前に立ち塞がって4人の連携でシャルティアを留める。
「このっ!あーもううざったい!」
コキュートスもシャルティアもワルキューレ達との戦闘で精一杯だった。
「今度はこっちからいくぞ!」
セラフィスと残るワルキューレ2人がアルベド達の守るアインズに接近していく。
「あぁもう!コキュートスもシャルティアも何をやっているの!」
「来るよ!」
「アルベド、貴方はここでアインズ様を。マーレ、私とアウラに強化をかけてくれ。アウラ行きますよ!」
「あ、うん!」
「次はお前らかデミウルゴス!アウラ!」
「スキル 悪魔の諸相“豪魔の巨腕” はぁ!」
スキルによってデミウルゴスの右腕が巨大に膨れ上がり、先行していたワルキューレ達を吹き飛ばす。
「スキル 【レインアロー“天河の一射”】!」
アウラの弓による光の矢がセラフィス達に降り注ぐ。
「どうかな!?」
「まだまだぁ!」
「ぐっ!」
光の矢を抜け出したセラフィスがデミウルゴスに迫り、剣で斬る。
「デミウルゴス!っ【不動縛鎖】!」
アウラはセラフィスの動きを止めるためスキルを放つ。黄金の鎖がセラフィスに向かって伸びる。
「ふん!」
セラフィスは斬ったデミウルゴスを掴み、向かってくる鎖に向けて投げつける。
「がぁっ!」
デミウルゴスに鎖が絡みつき、デミウルゴスの動きを止める。
「あっ!」
「遅い!」
セラフィスはアウラを蹴飛ばすと、アインズに向かっていく。
「くっ…来なさい!」
アルベドはバルディッシュを構えセラフィスを迎撃する。
「どけ!《グレーターフルポテンシャル/上位全能力強化》」
セラフィスは魔法で全能力を強化し、アルベドに激突する。
セラフィスとアルベドは何度も斬り結び、お互いに傷をおっていく。
均衡を破ったのはセラフィスで、アルベドのバルディッシュを吹き飛ばす。
「終わりだ!」
セラフィスはいまだ詠唱中で身動きのとれないアインズに突撃する。
「させません!」
最後にセラフィスの前に立ち塞がったのはリアだった。
「リアか!お前は俺を楽しませてくれるか!?」
「…セラ様。っこのリアが止めてみせます!」
セラフィスの横薙ぎを薙刀の柄で流すように受け止め、そのまま回転斬りを放つ。
セラフィスが伏せて避けるのに合わせて、リアがセラフィスの頭を蹴り上げる。
「がっ!」
リアの蹴りが命中し、大きく跳ね上げられたセラフィスは空中で翼をはためかせバランスをとる。
「セラ様…どうか剣を収めてください。私達はセラ様を傷つけたくありません!」
「…俺は楽しみたいだけだ。他に理由なんて要らない、俺はお前達を…殺す!」
セラフィスは剣を構えスキルを放つ。
「【デスペラード・ハルシネーション】」
セラフィスの純白の剣がどす黒い闇を纏い、巨大化していく。
「消えてなくなれ!」
セラフィスの振り下ろす巨大な闇の剣がリアとアインズ達に迫る。
「させるか! 解き放つは森羅万象 クォーレの鍵よ 無に帰せ! 」
アインズの詠唱が完了し、ワールドアイテム“クォーレの鍵”が輝きを放ち全てを包み込んだ。