エ・ランテルに来て2日目、アインズとセラフィスは冒険者組合にいた。
「おはよう、モモン君」
「おはようございます、セラさん…でその子達はいったい?」
アインズはセラフィスの後ろに隠れていた兄妹を指す。
「あぁ、昨日話した通りだよ。それにこの子らは文字が読めるからね。」
「まぁセラさんの自費から出したそうなのでこれ以上言いませんけど、世話はどうするんですか?」
「もちろん私とリアでやるさ、リアに頼んだらものすごく喜んでたよ。」
アインズはセラフィスの後ろで妹を抱いてじゃれているリアを見た。(あぁ、あれって母親やってるな絶対…)
「そうですか、じゃぁプレートは貰ったんで初依頼といきますよ。」
アインズ達はボードを見て銅の依頼を探す。
もちろん字の読めないアインズはアイテムを使い、セラフィスは事前に兄の方から少し教えて貰ったので銅の依頼があるのはわかるのであった。
「お使い、護衛、薬草摘みとかしかないな…」
「ふむ、討伐はないのかな?」
「ないですね、これじゃ銅は冒険者とかいえないじゃないですか」
「それじゃぁ私達の仕事を手伝いませんか?」
アインズ達が振り返ると、4人のグループで首からは銀のプレートを掛けていた。
「それで、あなた方は?」
「紹介が遅れました!私達は漆黒の剣といいます。とりあえず話を聞いてくれますか?」
アインズ達と漆黒の剣のメンバーは組合の2階にある会議部屋に入った。
「それでは自己紹介を、私はリーダーのペテル・モークです。そしてレンジャーの彼はルクルット・ボルブ」
金髪のいかにもチャラそうな男が「よろしくっ」と軽く挨拶をした。
「そしてその隣の彼がチームの頭脳“術者”の二ニャ」
「ペテル、その名前やめませんか?」二ニャと呼ばれた彼は照れて言う。
「いいじゃないですか!二ニャは【生まれ持った異能】持ち何ですよ!」
初めてアインズとセラフィスが興味を示す。
「【生まれ持った異能】…ですか、それはいったいどのようなものでしょうか?」
「二ニャのは、魔法を覚えるための修行が半分ですむという【魔法適正】と呼ばれるものなんだぜ、凄いよなぁ」
「そして最後にドルイドのダイン・ウッドワンダーで、治療魔法や薬草の知識を持っています」
「よろしくなのである」ガッシリとした体型で温厚そうな顔をしたダインが言った。
「ではこちらも、私はモモンと言う、そして相方のナーべだ。」
アインズの隣に座っていたナーベラルが少しだけ頭を下げる。
「私はセラと言う、こっちは相方のリアです」
「よろしくですわ」リアはナーベラルとは違い、しっかりと挨拶する。
アインズは準備していた幻術の顔を披露し、何か質問があるかと聞いた所
ルクルットがはいはーいと手を挙げて言う、
「ナーべさんとリアさんは2人の彼女だったりするんですかー?」
思わずの爆弾発言に、ペテルはルクルットの頭にに拳骨を、ナーベラルは顔を真っ赤にさせて恐れ多いと否定し、リアに至っては「か、彼女…ふふふ」と何だか訳の分からないことを呟いていた。
その質問の答えとしてアインズは大切な仲間ですと言い、
セラフィスも仲間と答えた。
「すいません、ルクルットが…」ペテルが申し訳なさそうに言うので、セラフィスが
「いえいえ、構いませんよ、それより手伝ってほしい仕事とは?」と話を戻す。
「あ、えぇ!実は今から都市の外でモンスターを狩るという内容でして…」
その後少し打ち合わせをし、1階へ降りると、受付嬢が
「モモンさん、ンフィーレアさんからご指名の依頼です」
漆黒の剣一行が名前を聞いて驚く。
「モモンさん!ンフィーレアと言えば【生まれ持った異能】をもつ有名な方ですよ!」
ンフィーレアと呼ばれた若い少年は会釈する。
「ンフィーレアさん、申しわけないが先に依頼を受けたので貴方の指名には今は受けれません」アインズは断った。
するとペテルが
「モモンさん!ンフィーレアさんからの名指しの依頼ですよ!?こちらの事は気にしないでください」
「そうはいきません、私達は先に受けた依頼を投げ出す様なことはしませんので。」
周りで聞いていた冒険者達も同意したように頷く
「ですが、名指しという事ですから何かおありなのでしょう。ンフィーレアさんこうしませんか?まずは話を聞いて、それからどうするか決めさせていただくというのは。」
「えぇ!それで構いません」
こうしてアインズ達と漆黒の剣一行、そしてンフィーレアは話し合いをする事になり、結果として本来先に受けていたモンスターの討伐とカルネ村への護衛を同時に行うという話で決定した。
すこしグダりましたね( ˇωˇ )