始まりはお嬢様の気まぐれで…。
「暇ね…」
思わず口が滑ってしまう。私の名前は[レミリア・スカーレット]。ここ、紅魔館の主。運命を操ることができるわ。
「そうだね…お姉様。」
この娘は私の妹の[フランドール・スカーレット]。能力が危険すぎてずっと地下に閉じ込めていたの。妹のことを思って閉じ込めたのだけど…フランからしたら残酷なことだったのね。私のおこした異変がきっかけで仲直りすることができたわ。
「何か楽しいことはないのかしら。咲夜。」
「およびでしょうか。お嬢様。」
「あら、早かったわね。」
「お嬢様の従者ですから。」
彼女は私の従者。[十六夜 咲夜《いざよい さくや》]。
ここ、紅魔館のメイド長。時を操ることができるわ。
「咲夜、何か楽しいことはないかしら?」
咲夜に私が問いかける。
「そうですね。<人狼ゲーム>はどうでしょうか?」
「「人狼ゲーム?」」
私とフランの声が重なる。
「咲夜、<じんろーゲーム>ってなーにー?」
フランが咲夜に聞く。私も初めて聞いたゲームだ。いったい何なんだろうか?ワクワクで胸が踊る。
「最近、幻想入りしたゲームのようです。妖精メイド達が遊んでおりました。」
幻想入りしたゲーム…ますます楽しそう。
「咲夜、どうやってやるのかしら?」
「私にもわからないのです。お役に立てなくて申し訳ございません。」
コツコツ.コツコツ.
誰かがやって来た。
「私はやり方知ってるわよ?」
この声は…
「パチェ?知っているかしら?教えてくれる?」
彼女は[パチュリー・ノーレッジ]。私の親友。2人とも愛称で呼びあってるわ。
「知っている…と言うより、私が流行らせたのよね。」
「パチェが!?パチェすごーい!」
フランが褒める。いつも仏頂面のパチェが微かに微笑んだ気がした。
「レミィ、フラン。貴女達はこのゲームをしたいのかしら?」
パチェが私とフランに聞く。
私は当然こう答えた。
「ええ。もちろん。」
そして私に続いてフランも答える。
「フランも!やりたい!」
「2人の答えはわかったわ。それじゃあ今から人狼の魔法をかけるわ。」
「「「人狼の魔法?」」」
私、フラン、咲夜。3人の声が重なる。
「ええ、そうよ。」
いったいその魔法はなんだろうか?
「パチェ。それはいったいどんな魔法なのかしら?」
パチェに聞く。そして答えた。
「単純よ。幻想郷に住んでいる私達4人を合わせた17人に魔法をかけるの。これによって人狼を始めることができるわ。」
「その、後の13人ってどう選ばれるの?」
フランが聞く。
「そうね。幻想郷のためにいつも頑張っている人…かしらね?」
と言うことはあの紅白巫女や白黒魔法使い。それに妖怪の賢者などだろう。
「わかったわ。パチェ。早速魔法をお願いしてもいいかしら?」
「わかったわ。ルールについてはまた後ほどね。」
そしてパチェが魔法をかける。
「狼符 夜のパーティーのはじまり」
こうして、私達の命をかけた戦いが始まったのだった…
人狼ゲーム…楽しいですよね。
それでは!次回から人狼ゲームの始まりですっ!
レミリア視点ですのでレミリアの役職だけはわかる状態にしますね。
それではみなさん。次回にまた会いましょう!