GATE ―自衛隊特殊部隊『嵐』隊長、彼の地にて斯く戦えり― 作:ならや
佐藤のライバルその1登場!
それではどうぞ!
「もう!何なのよこの大渋滞!」
「まぁこの渋滞の中じゃ迂闊に手出し出来ないだろうから安全っちゃ安全だな」
「でも、これはちょっと」
「花陽の言う事ももっともだな」
運転する真姫の愚痴を聞き流しつつ助手席でHアップマンに火をつける佐藤
(..........まさかここまで集まるとはな)
伊丹の元嫁である梨紗がネットに情報を流した結果、大勢の人々が銀座に集まったのだ
流石の中韓北特殊部隊もこれでは手出し出来ない、そう踏んだのだが甘かったようだ
すぐに銃声が聞こえてきた
「チッ!あいつらアホか!?民間人でも関係ないって事か!全員下車!戦闘用意!」
「ウチが先頭行くで!」
佐藤達はバンから飛び降りると伊丹達の乗るバンに近づいた
「伊丹!お前らは来賓の安全確保を第一!敵が来たら遠慮するな!」
「了解です!」
「栗林!前みたいに突っ込むなよ!」
「しませんよ!?」
佐藤は全力疾走で希達に追いついた
ハンドサインで自分が先頭を務めることを合図するとゆっくり、しかし急ぎつつ銀座交差点に向かった
何故か銃声はすっかり無くなっていた
「なんやこれ..........」
「全..........滅?」
「何があったのよ」
銀座の門前で見たのは大量の遺体だった
壁に寄りかかるような体勢の兵士に近寄ってみる佐藤
まだ息があるようだ
佐藤は装備から韓国の特殊部隊員であると判断して韓国語で喋りかけた
「おい!何があった?」
「か、韓国人か?」
「な訳ないだろ?陸自だ」
「そんな韓国語が上手い自衛隊員、居たのか」
「ああ。で、何があった?」
「よく分からない。いきなり男が現れて、そこからは一方的な虐殺だった..........アイツだ!」
韓国特殊部隊員の指差す先には1人、男が立っていた
「佐藤..........峯一ィィィィィィ!!」
「お前..........亜門羅刹!?ガハッ!」
その男、亜門羅刹は佐藤を見るや瞬間的に佐藤の目の前に移動、首を掴み佐藤を持ち上げた
「テメェ、何しに来たァ!」
「貴様を、殺しに来たァァァァ!!」
「ぐぉっ!」
とっさの事で反応できない嵐メンバーを尻目に亜門は佐藤を地面に叩き付けそのまま引きずり回す
佐藤も負けてばかりはいられない
亜門の腕を掴むと骨をへし折った
骨を折られて力が一瞬抜けた隙を狙って脱出した佐藤は亜門に全力のボディーブローをお見舞いする
「おらぁ!!」
「グハッ!」
RPG7やジャベリンの直撃に耐えうる装甲ですら叩き割る佐藤の一撃を喰らってなお亜門は立ち続けていた
だが、その顔には既に限界が見えている
口からは血が垂れているが、それは佐藤も変わらない
援護射撃しようとする嵐メンバーも、凄まじいスピードで移動する亜門を捉えることは叶わなかった
2人の拳がそれぞれ相手の頬にヒットする
「やる..........じゃねぇか」
「貴様を..........殺すまでは..........我は..........倒れん」
お互い膝をつくと、亜門は消え佐藤はアスファルトに倒れ込んだ
「峯一!ねぇ峯一ってば!」
「穂乃果どいて!希!声掛けして!」
「峯一!?大丈夫やからな!?気ぃしっかり!」
そんな声を聞きながら、佐藤は意識を手放した
いかがでしたか?
感想待ってます
それではこの辺で