GATE ―自衛隊特殊部隊『嵐』隊長、彼の地にて斯く戦えり―   作:ならや

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どーもならやです
前書きは特に書く事ナイネー
それではどうぞ!


諦めぬ者達

「隕石はどうなった!?」

「そ、それがミサイルの直撃により粉砕されましたが相当数が本艦及びいぶき、付近の海そしてマリースア王国に着弾します!」

「ダメだったのか..........クソッ!!」

珍しく詩織が毒づいた

迎撃ミサイルの攻撃も巨大な隕石の前には無力であった

だが、詩織は諦める事を良しとしなかった

「対空戦闘用意!ESSM、RAM、CIWS射撃用意!主砲対空射撃用意!対空砲弾装填!」

「はっ!?」

「聞こえなかった?対 空 戦 闘 用 意 よ!隕石を撃ち落とす!異論は認めん!考えうる限り全ての手段で隕石相手に対空戦闘をする!さっさと用意しなさい!」

「りょ、了解!ESSM発射用意!トラックナンバー1から84まで振り分け完了!発射用意完了!」

「主砲対空砲弾装填!発射用意完了!」

「RAM、CIWS起動!全自動射撃モードに移行、射程内の敵弾に対して射撃開始!」

「全乗組員に告ぐ!本艦はこれより対空戦闘に移行する!各員持ち場に着け!」

「全隔壁閉鎖!外部装甲ハッチ閉じます!」

対潜魚雷発射管が見えていたハッチは閉じ、CIWSとRAMが次々と空に銃身を向ける

また、艦の各所に配置されたM2重機関銃も発射用意を整え空を睨んでいた

詩織は短いが全てに対した命令を下した

「各員ウェポンオールフリー(武器使用自由)!隕石共を撃ち落とせぇ!」

「ESSM全弾発射!」

「主砲撃ちー方はじーめー!」

VLSから白い煙と共にミサイルが飛び出し、主砲の61cm砲の砲身3本からそれぞれ1発ずつ砲弾が飛んでゆく

「主砲砲身が壊れてもいいから制限解除!全力射撃!」

きいの主砲には普段制限が掛けられていて次弾発射まで8秒となっているが、制限を解除する事で半分の4秒まで早める事が出来る

もちろん代償があり、砲身の寿命が著しく縮まるのだ

だが、その圧倒的スピードから繰り出される対空射撃は凄まじい物になる

「隊長、ちょっとヤバいかも。何とかしてね!」

詩織は慌ただしいCICの中でそう呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい久世、何諦めてんだ!」

「でも佐藤さん、もう僕達に出来る事なんて.......」

「佐藤殿、久世殿の言う通りだ。あなた達は乗ってきた空飛ぶ物に乗れば無事であろう」

「俺達地上部隊はな!いぶきもきいも大破じゃ済まないぞ!それにあいつらは諦めてない!そんな勇気ある奴らを見捨てて俺達が諦める?ふざけるな!!俺達も出来る事をやるぞ!」

「..........そうですね!やりましょう!」

「異国の者が諦めていないのに、私が諦める訳にはいかんな!」

久世もカルダも持ち直した

そこに加藤がやって来た

「決まったみたいだね。作戦を立てようか。カルダさん、あれなんだと思う?」

「うむ、確証は無いのだが...流星落としではないのかと思う」

「流星落とし?」

カルダの話によると流星落としは制御者の命を引き換えに発動するらしい

制御装置によって制御されるが、制御装置は同じ物が2回使われた形跡は無い

「アイツが制御装置を持っていると?」

「恐らくは」

「なるほど、ならその制御装置とやらをぶっ壊せば隕石は空気抵抗やらなんやらで拡散し、市民の密集するエリアは避けられるかも知れないと言う事だな」

カルダの情報から佐藤はどうすれば隕石を何とか出来るのかを考えた

そんな中、加藤は焦った顔で言った

「さて、こんな状況だ。単刀直入に言おう。いぶきにはタクティカルトマホークが搭載されている」

「え、トマホークと言うとあの巡航ミサイルですよね?あれは憲法違反になるかもしれないから自衛隊では配備しない事になってるんじゃなかったですか?」

「時代は変わった。北のミサイルが国民を餓死させてでも配備された。どんだけ迎撃してもやがて限界が来る。だから...」

「ミサイルをトマホークでピンポイント爆撃し破壊するのは専守防衛の範囲内、と言う事ですか」

「久世くん正解!峯一も解説お疲れ様ー」

トマホークと言う強大な武器の存在を思い出したが、問題もあった

「だが加藤。あれをどうやって誘導する?GPSは使えんぞ?まさかとは思うがヘリ飛ばして誘導させるのか?」

「いや、トマホークの内数発は改良型でね。終末誘導に赤外線方式を採用しているんだ」

「なるほど、奴を燃やせばいい訳だな。問題はどうやって燃やすかだな」

2人が作戦について話し合う中、カルダが声を上げた

「作戦があるのだが?」

「カルダさん、どうぞ!」

「まず、我々が全力で攻撃して奴の気を逸らす。そして、あの龍を倒した...えー、」

「84mm無反動砲ですか?」

「そう、それだ。それを奴に放って、私がリヒャルダの使っていた剣で敵を燃やす」

「そして、その火を頼りにトマホークが突っ込むって事か。なかなかに良い作戦だな」

佐藤のお墨付きもあり、この作戦を実行する事が決まった

佐藤は穂乃果達の所に行き命令を出した

「よし、作戦はさっきの通りだ。花陽はAT4CSを撃て。穂乃果、絵里、ことり、凛は俺と前線で援護する。残りはヘリに先に乗って待機、俺達が乗ったらすぐ離陸して上空から攻撃する。良いな!」

「「「了解!!」」」

最後まで諦めない者達の決戦が、始まろうとしていた




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