GATE ―自衛隊特殊部隊『嵐』隊長、彼の地にて斯く戦えり― 作:ならや
ドラゴンは最後にちょっと出てくるだけです
それではどうぞ( ゚д゚)ノ
「平和だねぇ、空も青いし」
「こんな空なら北海道にもありますよ。佐藤さんは何を?」
「音楽聞いてんだよ」
「戦場で音楽聞く人始めてみました......」
「そら、佐藤さんだから」
そんな会話をするのは運転席の倉田と助手席の伊丹、その会話のネタにされていたのは佐藤である
「あ、隊長!村が見えますよ」
「佐藤さ~ん!」
「わーってるよ。おやっさんは継続車両に村に向かう事を伝えてくれ」
「了解です」
「佐藤さん、あの村何か面倒事起きませんかね?」
「んなこと知るか。警戒しといた方が良いかも知れないが、いきなり戦闘になる事は無いと思うぞ」
「それもそうですね」
そう言った伊丹と佐藤であったが行く手にある村に視線を向けたまま、手にはしっかり六四式小銃が握られていた
その問題の村に入った伊丹達第三偵察隊だったが、はっきり言って警戒の必要はなかった
村に入るなり、子供達がよってたかって来てそれにつられた大人達も第三偵察隊の面々と会話をして、一種の交流会の用になっていた
「あなた、村長?」
伊丹は片言の特地語で村長らしき人物に声をかける
「そうじゃが......どうかしたか?」
どうやら伊丹の予想は当たった様である
「この先の、情報、欲しい」
「良いが、ここだと説明しずらいからこっちへ」
そう言った村長に連れられて伊丹は車列から離れていった
「倉田、この先に川が見えるらしいからその川に沿って進め」
「了解っすおやっさん」
情報通り川が見えて来た、その先に森があることも情報にあった
しかし
「隊長、あの森......燃えてますよ!」
「倉田、車止めろ。おやっさん車列に停止を伝えて」
「「了解!!」」
一行は車を一旦止めて、ゆっくりと進み出して高台へと 向かった
そこから見えたのは、口から火を吹く竜であった
「一本首のキングギドラか?」
「古いなぁおやっさん、あればエンシェントドラゴンっすよ」
そんな話をしていると栗林が来て
「伊丹二尉、あれ、どうします?」
「栗林ちゃんさ、あのドラゴンに何もない森を焼く習性があると思う?」
「さあ?自分には分かりません。ドラゴンの習性に興味があるのならばご自分で調べてはどうですか?」
「いや、そう言う事じゃなくてね?」
「??」
栗林はただ首をかしげた
「コダ村の村長からの情報だと森の中に村があるらしいんだよね」
それを聞いた栗林はハッとしたのか火の手が上がっている方を見た
「なるほど。ドラゴンは村を焼いてんじゃないかって事か......だとしたら不味いな」
伊丹も同様の意見だったのかうなずく
「ええ、どうします?」
「隊長のお前が決めろよ」
ええ~と言いつつ頭をかいてから大声で言った
「火が消えたら森の中に入るぞ!準備と警戒を怠るな!」
「「「了解!!」」」
隊長の命令を受けた隊員達は野宿の準備を始めていた
数人は警戒に当たっている
「勝本、キャリパーで警戒しといてくれ」
「了解!」
勝本は軽装甲車の天井に設置されたキャリパー......もといM2重機関銃に就いた
「ドラゴンと戦うのは自衛隊の宿命なのか?」
そう呟いた佐藤は、自分も警戒する事にした
口元は笑っていたが目は笑っていなかった
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それではこの辺で