GATE ―自衛隊特殊部隊『嵐』隊長、彼の地にて斯く戦えり― 作:ならや
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それではどうぞ( ゚д゚)ノ
「佐藤さん、森の中に入りましょう。火も消えたんで」
「そうだな、入ろう」
結局、火が消えたのは翌日の事だった
木から木へと火が広がって、消えるのはまだまだ時間がかかると思われた
が運良く雨が降り、火を消してくれたのだ
「こんなときに雨が降るなんて、運が良いっぽいっすね」
「ドラゴンが飛んでった上昇気流でほら、なんかね、こう、雨が降りやすいんじゃない?」
「大分雑な説明っすね」
伊丹の雑な説明を受けたのは倉田
「佐藤さん、何か知らないですか?」
「分かるわけねぇだろ」
伊丹からヘルプを求められたが、バッサリと切り捨てた佐藤
この三人で森の中に入って行く事になった
他の隊員は野営地の片付けとドラゴンが戻ってこないか警戒する事になっている
三人は会話(真面目な会話ではない)を交わしながら森の中に消えていった
「こちら佐藤、片付けが終わってたらこっちに来てくれ」
『了解、ではそちらに向かいます』
道中は特に何も無かった
オークが襲ってくるとか、帝国兵の襲撃とか、ドラゴンが戻ってきて戦うとか、そんなのも一切無く森は不気味な程に静かだった
三人の目の前に広がるのは村のあった跡だった
その跡地を捜索していると倉田が何かを見つけて顔をしかめた
「隊長、あれって「言うなよ」......了解っす」
「ドラコンの威力は凄いな」
「そうですね、空自のファントムで何とかしてもらえないですかね~」
人だった物や何やらがそこら辺にある
倉田は既にグロッキー状態だった
そんな所に偵察隊が来て伊丹に指示をあおぐ
「勝本、おやっさん、富田は反時計回りで村を回って。栗林、倉田、佐藤さん、時計回りに村を回って探しましょ」
「探すって、何を?」
栗林からの質問に頭を掻きながら伊丹は
「生存者かな?」
と答えた
「居ないですね~生存者」
「この状況だ、居たら奇跡だぞ?」
二人は座った状態で栗林からの被害状況を聞いた
他の隊員達は遺体の埋葬を行っている
伊丹は自分の持っている水筒の中身が少なくなっている事に気付き、井戸が無いか見渡した
「......伊丹、もしかして井戸を探してるのか?」
「そうです、どっかにあります?」
「お前が座ってるのがそうだよ」
佐藤に指摘されて伊丹は初めて自分が座っていたのが井戸だと気付いた
近くにあった桶を放り込んだ
ヒューーーコーーン
「「「え?」」」
近くにいた栗林、佐藤、伊丹の視線が井戸に集まった
水に物が落ちたら、普通はポチャンとか、バシャッとかそう言う音がするのに、コーーンと言う音が聞こえてきたからだ
恐る恐る三人が井戸を覗くと、そこには金髪の少女がタンコブを作って浮いていた
「くぅ~~~~~!隊長!エルフっすよ!!本物のエルフっすよ!!」
興奮した倉田が声を高くして叫んでいるのに呆れつつ、伊丹は声をかけた
「お前、エルフ萌えか?」
「違うっすよ隊長、自分は猫耳が良いっすけどエルフが居るんなら猫耳が居る可能性もあるじゃないですか!」
「わーったわーった、もう良いから」
「しかし、よく生きてたな、あの少女」
そんな二人の元に女性自衛官が来た
敬礼をされたので、二人は返礼をする
しかし、伊丹は見上げる形になってしまう
女性自衛官こと黒川は、身長が高いから平均より少し低い伊丹だと見上げる形になるのだ
何とか身長を誤魔化して入った栗林と、身長が問題ない黒川、二人は凹凸WACと言われている
そんな黒川は看護師としての資格も持っているので保護したエルフの少女の様子を見ていた
「バイタル等は安定しています。人間なら、ですが。さすがに、エルフのバイタル等は分かりませんから」
「だろうな、エルフの平均は分からないが人間の平均からすると安定しているって事か」
「ええ、そうですわ。それと、この少女どうします?」
「ここに置いていくのも可哀想だし、連れ回すのも可哀想だから、一旦駐屯地に戻るか」
それを聞いた黒川は、ニッコリ笑った
「二尉なら、そうおっしゃると思っていましたわ」
「それって、俺が優しいから?」
「二尉が特殊な趣味をお持ちだからとか、少女に興味がありそうだからとか、そう言う理由を言うのは失礼だと思いますが?」
そう言われた伊丹は、苦笑いしかできなかった
黒川は、結構毒舌であり、たとえ上官でもはっきりと物事を言える
「ま、とりあえず駐屯地に戻りましょ」
「倉田、運転頼むぞ。コダ村を通っていくぞ」
やる気の無い伊丹に替わって佐藤が部隊に指示を出していた
10分後、部隊は森を後にする
少女を乗せて
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それではこの辺で