GATE ―自衛隊特殊部隊『嵐』隊長、彼の地にて斯く戦えり― 作:ならや
皇帝が出てきてない事に気づいたこの頃です
それではどうぞ( ゚д゚)ノ
「馬車が壊れた?残骸をどかせ!この先の道が使えないって知らせてこい!言葉なんて手振り身ぶりで何とかしろ!」
珍しく声を荒げる佐藤
炎龍出現により村を捨てて逃げることになったコダ村の住民達を手助けしている
その先頭には倉田が運転する高機動車がノロノロと進んでいた
「こんなに遅く走らせたの、久しぶりっすよ」
「援軍を要請する訳にはいかないのですか?」
黒川の言う事はもっともである
自衛隊の輸送力を使えばこの程度は一瞬で運べる
だが、伊丹は首をふった
「敵さん俺達みたいな小規模な部隊は見逃しても大規模な部隊が来たらそれなりに対応すると思うんだよね。無計画な戦線の拡大、激化する戦闘、それに巻き込まれる民間人......考えただけでゾッとするよ」
これには流石に倉田も黒川も苦笑いするしかなかった
「なるほど。では、私はちょっと行ってきます」
「よろしく~」
高機動車を降りた黒川を見送った伊丹だった
本を満載した1台の馬車
乗っているのは老人と水色の髪の少女
「なんじゃ?進まんのぉ」
「カトー先生!レレイちゃん!この先で荷物の積みすぎで馬車が壊れてしまって、それが道を塞いでいるんです」
「お師匠、ちょっと見てくる」
レレイと呼ばれた水色の髪の少女はカトーにそう言うと馬車を降りて事故現場に向かった
そこでレレイが見たのは斑模様の服を着た人達だった
その近くには女性が一人倒れていた
レレイはすぐ近くに寄って容態を確認した
「馬はもうダメ。この人は大ケガ」
「危ない!!」
ケガの痛みで暴れた馬がレレイの上に覆い被さろうとした
レレイは目をつぶった
パン!パン!パン!
炸裂音がして目を開けると馬が力尽きて自分に向かって倒れようとしていた
その間に男が入ってきて馬を受け止めていた
「大丈夫!?」
別の女性が近寄ってきて自分を心配してくれた
「黒川!この女性重症だ!見てやってくれ!」
「了解!」
「他は残骸をどかして通れるようにするぞ!」
斑模様の服を着た人達がテキパキ動いて馬車の残骸を片付けていく
これが、レレイとジエイタイの出合いだった
「ふぅ~疲れた」
「お疲れさまです佐藤さん」
現場指揮をおやっさんに任せた佐藤は高機動車に戻って休憩していた
「隊長、あそこカラス妙に集まってないっすか?」
「どれどれ......本当だ」
3人の視線の先には大量のカラス
その下にはゴスロリ少女がちょこんと座っていた
「この距離で視線を合わせるか......」
双眼鏡を使ってようやくしっかり見える距離にも関わらず、少女は視線を合わせていた
「さて、どーすっかなぁ......」
「最悪佐藤さんに倒してもらいましょう」
「いやーたぶん俺より強いよあの子」
とにもかくにも警戒するしかない3人だった
いかがでしたか?
ようやくレレイ登場
まぁサブタイでバレてるんですけども
誤字脱字あれば報告お願いします
それではこの辺で