アホな死に方したら神様が面白がってジョジョの世界で人生をやり直させてくれた。   作:小竹

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どうも、作者です。下手したら前置き書かなくなる可能性があります。そこの所宜しくお願いします。


守るべき物は

「…さあ、上の階に行こう。」

誇り高き戦士であったブラフォードのいた場所を後にし、階段を上っていく。

「お兄ちゃん、一体何者なの!?本当に人間!?もしくは上からやってきた神様の使い?」

「あー、うん。半分正解。」

「凄いよお兄ちゃん!僕も神様に会ってみたいな!」

やめとけやめとけ!そこのクリオネ見てみればどれだけ酷いかわかるぞ、と言いたかったがクリオネの睨みが効いていたのでスルーした。

「なんだぁ、この扉は?」

「取り敢えず俺が入る。何も異常がなかったら付いてきてくれ。」

俺はこの緑色の煙らしきものが出ているところを知っている。ツェペリの上半身と下半身がサヨナラする、ドスゲネポスによる殺戮ショーの場所である。ここでツェペリさんの死亡フラグをへし折って置かなくては。ドアを開け、部屋に一歩踏み出すと、案の定首に輪っかが付いてきて引っ張りこまれた。

「フハハハハ!!チェーンデスマッチ…300年ぶりにやってみるかァ!」

「ブラフォードの事は残念だったな…タルカスよぉ!」

「フン!あいつの事は尊敬してはいたが所詮業師に過ぎぬ男よ!お前みたいなもやしに殺されただなんて、 77の輝輪の勇者の恥さらしよ! 」

プチン。俺の中で明らかに何かが切れた。

「…お前、遺言はそれで決まりか?」

「馬鹿言ってんじゃねぇ!俺がもやしに負けるはずがなかろう!」

そう言ってチェーンを引っ張ってくる。体は上昇し、首がどんどんと締まっていく。

「うっ!ぐうううう!!!」

「ハハハハハ!所詮人間よ!クロウ様の方が絶対的に強いのだァ!」

スタンドを出しても考えが纏まらず、書き込むことが出来ない。ましてや飲み込むことすら出来ない。

「判屋君!今助けに行くぞ!」

「私も手伝おう!」

ジョナサンを中心としてポコとスピードワゴン以外が鋼鉄のドアに殴りを入れようとする。ツェペリさんとジョナサンだけだったらまだしも、吸血鬼と化したオウルちゃんまで殴ったら明らかにドアは破壊され、オウルちゃん含め全員が死ぬリスクを負ってしまう。まずい。俺の為に死んで欲しくない。

「来るんじゃねぇ!お前達が来たら余計な犠牲まで出ちまうじゃねえかよ!」

無意識のうちにそう叫んでいた。息が続かない筈の肺に鞭を打ち、声を絞り出した。だが、

「そんなこと言ってる場合か!俺が今助けようとしているのは、このディオの数少ない友人、判屋夜湖だ!そんな筋肉だけのクズに殺される筋合いはない!」

ディオが怒鳴る。

「そうだ!僕が救うべきなのは全ての友人だ!判屋君、君が死んだら僕はこの目的を達成出来なくなってしまう!」

決意に満ちた顔をしているジョナサン。

「君無しじゃ、僕はこの世界では生きていけないよ…」

涙を浮かべるクリオネ。

「アンタのお陰で、ジョースターさんは救われたんだ!」

貧民街からわざわざ付いてきてくれたスピードワゴン。

「君のその精神がわたしを動かしていたんだ!夜湖君!」

波紋を教えてくれたツェペリさん。

「何も貴方だけが死ぬ覚悟をしているのではありません!ここにいる私を含め全員が、全員の為に死ぬ覚悟なのです!」

必死に訴えかけてくるオウルちゃん。

俺は…俺は…!

 

皆を守りたい!

 

「笑止!人の言葉など信頼できぬ物よ!友情ごっこには満足した…か…?」

タルカスの笑いが止まり、吐血しながら絶望の表情へと変わる。

「そんな…!?いつの間に刀を!?」

「馬鹿じゃねーの、お前。」

タルカスは純粋な戦闘力なら最強の部類に入るだろう。だがそれは所詮パワーのみだ。俺の力とは?他人とは違う何か。俺には、『スタンド』がある。俺には、守るべき家族がいる。俺には、大切にするべき友がいる!そう思うと、ドリームシアターが勝手に出てきて、俺の持つべき『力』を書いて俺の体の中に入っていった。不思議といつもの不味さは無く、波紋とはまた違う力が湧き上がってきた。つまり、

「念道力を使って刀を飛ばしたのさ。」

「まさかァァァァ!!!人間如きがァァ!!」

さあ、仕上げと行こうか。タルカスの背中に刺さっている刀『琵琶』を念道力で引き抜き、俺の方のチェーンを切断し、もがき苦しむタルカスの方に歩いて行く。

「言ったよな?『遺言はそれで決まりか?』ってな!」

「やめろ…やめてくれェェェェ!!!」

赤子のように泣きじゃくりながら命乞いをする伝説の勇者の末端。こいつにも善の感情はあった筈だ。だから、情けをかけてやる事にした。

「安心しな、元勇者タルカスよ。別に俺はお前を虐殺しようってわけじゃねえ。」

「ごめんなさい!ごめんなさいいいいいいいい!!!」

涙を上げながら土下座するタルカス。頭が擦りおろされる位頭を擦り付けている。

「まあ…」

「まあ?」

 

「一瞬で葬ってやるよ。」

 

『琵琶』を握り、一閃。波紋を流しながらの斬撃だったので、タルカスの首輪ごと首が斬られ、地面に落下する。いくらド畜生でも元が悲劇だったので、弔う為に一言、

「メアリーの所にでも行って護衛し続けるんだな。ブラフォードと共に。」

それが聞こえたのかタルカスの頭は、一瞬幸せそうな顔をし、あっという間に溶けていった。それと同時に、鋼鉄のドアが仲間によって蹴破られた。

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「判屋君!」

そう言って全力で俺に抱きついてくるクリオネ。あのマジでやめてくださいしんでしまいます。背中にタップしようとした時に、

「クリオネちゃん、これ以上は判屋君が死んじゃうから…」

苦笑いを浮かべながら警告するジョナサン。ヤメロォ!(建前)ナイスゥ!(本音)。何とか力を緩めてくれたクリオネは、

「警告ありがと、ジョナサン。でももう少しこのままで…」

と言って抱き締めてくるのを止めない。何だか悪い気はしない。

「さあ、残るはクロウだけだな。」

吸血鬼との因縁にそろそろ決着がつきそうだ。




誤字ってたりしてたらすみません!許してください!何でもしますから!(なんでもするとは言ってない)
結構タルカスをド畜生に書いてしまいました。タルカス好きな人ごめんなさい。
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