遊戯王5D's ~剣纏う花~   作:大海

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ちょこっと注意事項が一つ。
今回決闘回なんですけど、原作オリカと一緒に禁止カードが一枚出ます。
何かはすぐ分かりますわ多分。
じゃあそういうことで、行ってらっしゃい。



第五話 先生、生徒、教師 ~決闘~

視点:アキ

 

「退学は……撤回するでアリマス……」

 

 遊星との決闘に敗北した教頭先生は、そう言いながら、決闘場にへたり込んでいた。

 この決闘、遊星は自分のカードだけでなく、退学にするという生徒達が使っていた、低レベルのチューナーモンスターをデッキに加えていた。そして、それを駆使して、教頭先生の強力モンスター、『古代の機械巨人(アンティーク・ギア・ゴーレム)』三体を全滅させた上での勝利。

 教頭先生がバカにした、低レベルモンスターの力を示しつつ、今はまだ弱い生徒達の可能性を証明した決闘だった。

 そして、勝利した遊星は龍可達と一緒に、決闘場を後にした。

 残されたのは、私と雪乃と、隣に座るマリア先生、そして、未だに座り込んでる教頭先生。

 

「低レベルのモンスターにも、このような可能性がある。私が長年信じてきた教育方針を、考え直す必要があるようでアリマス」

 

「それだけがあなたの結論なの?」

 

「……!?」

 

「……!! 雪乃!?」

 ずっと隣に座っていたはずの雪乃が、いつの間にか教頭先生の前に立って、またさっきの教室の時みたいに、胸倉を掴んで上に持ち上げていた。

 

「な、なんでアリマスか!? あなた、そんなに退学にされたいのでアリマスか!?」

「私の退学なんてこの際どうでもいいの。今の私のあなたに対する要件は一つよ」

「要件……?」

 

 何かを話した後、雪乃は教頭先生の顔に、自分の顔をズイッと近づけて、

 

「今度は、私と決闘しなさい」

「は……?」

 

 決闘? どうして、ここで雪乃が……?

 

「なぜあなたと? 不動遊星との決闘で、私は既に分かったでアリマス。低レベルモンスター、そして、生徒達の持つ可能性を……」

「だからそれだけなの?」

「それだけ……?」

「やっぱり何も分かってないのね。可能性がある。そんなこと、当たり前じゃない。仮にも先生と呼ばれる人なら、そんなことは最初から知っていなければならない事実のはずよ。それを忘れていたということは、他にもあなたは忘れているということよ。先生として、そして、決闘者として大切なことを」

「大切なこと……先生として、決闘者として……?」

 

 何のことを言っているの? 大切なことって……

 

「今から私が思い出させてあげる。そのために、私と決闘なさい」

「大切なことを、思い出すための決闘……?」

「そう。それとも、このまま殴られたい?」

「……!!」

 

 最後の雪乃の脅し文句に、教頭先生も何も言わなくなった。

 そんな教頭先生を、雪乃は乱暴に床に下ろした。

 

「く……何が言いたいのか知りませんが、そんなに決闘したいというのならば、受けて立つでアリマスよ!」

 

 そう言いつつ、デッキを取り出した、んだけど……

 

「そのデッキじゃないわ」

「……は?」

 

 え?

 

「確か、『究極の勝ち組デッキ』、だっけ? アカデミアでも選りすぐりのエリート教師が使うビンテージモンスター、だったわよね」

「そうでアリマス」

「まさか、ずっと昔からそんなデッキを使い続けてきたわけはないでしょう?」

「それは……」

「あなたも決闘者なら、持っているはずよね。そんなデッキを手にする前の、あなたが本来使用していた、あなただけのデッキが」

「……」

 

 雪乃がそう問い掛けると、教頭先生は、無言で懐に手を入れた。

 そこから出てきたのは、だいぶ使い込まれて、傷だらけのデッキケース。

 

「しかし、これは……」

 

 デッキを取り出して、それを見つめる顔は、暗くて、どこか悲しそうにしていた。

「どうしたのかしら? 教頭先生のあんな顔、初めて見た」

 マリア先生も、不思議そうに見てる。

 

「あら。そのデッキがどんなものかは知らないけど、あなたは少しの間使わなくなっただけで使えなくなるほど、そのデッキとの絆は弱いものなのかしら?」

「……」

「まあ、それだけ頼りないデッキ、ということなら、仕方がないことだけど」

「……!!」

 

 その時、深刻そうにしていた教頭先生の顔に、また怒りが宿った。

 

「失敬でアリマス!! 私のことを恨もうが罵倒しようが構いませんが、このデッキへの侮辱だけは決して許しまっせん!! まして、言うに事欠いて、私のこのデッキが頼りないですと!?」

「あら、違うというの? それじゃあ、やるのね?」

「よろしいでアリマスよ!! あなたが私の何に怒っているのかは知りませんが、このデッキで、あなたを叩き潰してやるでアリマス!!」

 

 さっきからずっと怒っていたけど、あの怒り方は今までとは違っていた。

 今までは、単に自分の欲のために怒っていたのに、今は、純粋な怒り。デッキをバカにされたことに対する、本物の怒り。

 人が見せる、本来の、純粋な怒りの形。

「教頭先生が、あんな顔を見せるなんて……」

 また、マリア先生が驚いてた。

「……あの女何者?」

「うわ!」

 突然、黒い前髪に顔の半分が隠れた、さっきまで遊星達と一緒にいた男の子が隣に座ってきた。

「あなた、確か……」

「……スライ。龍亞達と同じクラス」

 スライ……

 口調はどこか冷たくて、静かで口数は少ない。一言で言うと、暗い印象の男の子だわ。

「……まあいいや。これから、あの二人が決闘するんだろ? 興味あるし、ゆっくり見せてもらう」

「え、ええ……」

「そうね」

 スライの言う通りだわ。雪乃と教頭先生の決闘。それも、教頭先生はさっきまでのデッキではなく、彼本来のデッキで闘う。

 どんな決闘になるか、凄く興味がある。

「雪乃……」

 

 

「準備は良いかしら?」

「いつでも来るでアリマス!!」

 

『決闘!!』

 

 

ハイトマン

LP:4000

手札:5

場 :無し

 

雪乃

LP:4000

手札:5枚

場 :無し

 

 

「私のターン、ドロー!」

 

ハイトマン

手札:5→6

 

(これは……)

「永続魔法『守護神の宝札』を発動するでアリマス。手札を五枚、墓地へ送るでアリマス」

 

ハイトマン

手札:5→0

 

「その後、カードを二枚、ドローするでアリマス」

 

ハイトマン

手札:0→2

 

 な、なに? 二枚カードをドローするために、五枚もの手札を捨てるなんて……

 

「……私は一枚のカードを伏せ、モンスターを裏守備表示でセットするでアリマス。これでターンエンド」

 

 

ハイトマン

LP:4000

手札:0

場 :モンスター

    セット

   魔法・罠

    永続魔法『守護神の宝札』

    セット

 

 

 大量にカードを消費した割にはかなり静かな立ち上がりね。あれが、低レベルモンスターをバカにして、強力モンスターで攻めていた教頭先生の、本来のデッキ、本来の決闘……?

 

「私のターン」

 

雪乃

手札:5→6

 

 そして、雪乃のターンが始まった。

 

「『E・HERO エアーマン』を召喚」

 

『E・HERO エアーマン』

 レベル4

 攻撃力1800

 

「エアーマンの召喚に成功した際、二つある効果の内の一つを発動する。私は第二の効果を使って、デッキから『E・HERO ザ・ヒート』を手札に加えるわ」

 

雪乃

手札:5→6

 

 召喚と同時に手札を一枚確保できるモンスター。1800という攻撃力もあって、今の雪乃のデッキの切り込み隊長ね。

 

「バトルよ。エアーマンで、裏守備モンスターを攻撃するわ」

 

 エアーマンが、拳を振り上げて向かっていく。攻撃力1800なら、並みのモンスターは戦闘破壊できる。

 

 ガキーン……

 

「あら?」

 

 けど、エアーマンの拳は、表になって姿を現した、青くて大きな体をしたモンスターに受け止められていた。

 

『バックアップ・ガードナー』

 レベル4

 守備力2200

 

「『バックアップ・ガードナー』の守備力は2200。エアーマンの攻撃力では届きません。並みの攻撃ではなく、最高の攻撃で来なっさい」

「……」

 

雪乃

LP:4000→3600

 

「……私はカードを二枚伏せる。これでターンエンドよ」

 

 

雪乃

LP:3600

手札:4

場 :モンスター

   『E・HERO エアーマン』攻撃力1800

   魔法・罠

    セット

    セット

 

ハイトマン

LP:4000

手札:0

場 :モンスター

   『バックアップ・ガードナー』守備力2200

   魔法・罠

    永続魔法『守護神の宝札』

    セット

 

 

「『守護神の宝札』に、『バックアップ・ガードナー』。随分古いカードを使うわね」

 マリア先生が言った。確かに、どちらもかなり昔のカードだけど……

「古いのはカードの種類だけじゃなさそうだけど」

 と、隣のスライがそう言葉を挟んできた。

「どういうこと?」

「よく見ろよ。あのカード」

「……?」

 

「随分と使い込まれているわね。表面がだいぶ擦り切れているわ」

「ご安心なさい。この傷が目印にならないよう、裏側は全て張り替えてあるでアリマス」

 

 セットしたカードを取って、裏側を見せながらそう話した。

 

「そう。なら安心ね」

「というわけで、私のターン、ドロー!」

 

ハイトマン

手札:0→2

 

 ……え、なぜ二枚ドローしたの!?

 

「永続魔法『守護神の宝札』が場にある限り、私は毎ターン、ドローフェイズに二枚のカードをドローするでアリマス」

 

 な、なるほど……

「それでも破壊されないよう維持することを考えると、五枚の手札コストっていうのも割に合ってない気がするけど……」

 ……確かに。その辺はやっぱり、昔のカードってことなのかしらね……

 

「続けるでアリマスよ。私は更に罠カード『ゴブリンのやりくり上手』を発動するでアリマス。一枚のカードと、私の墓地にあるやりくり上手の枚数だけカードをドローするでアリマス。私の墓地には、既にやりくり上手が二枚。よって、三枚のカードをドロー」

 

ハイトマン

手札:2→5

 

「『守護神の宝札』の効果で揃っていたわけね」

「そして、その後手札を一枚、デッキの一番下に戻すでアリマス」

 

ハイトマン

手札:5→4

 

「私は装備魔法『重力の斧-グラール』を、『バックアップ・ガードナー』に装備するでアリマス」

 

 教頭先生がカードを発動させると、『バックアップ・ガードナー』の目の前に、大きな斧が現れて、それを掴んだ。

 

『バックアップ・ガードナー』

 攻撃力500+500

 

「重力の斧が場にある限り、あなたはモンスターの表示形式を変更することはできません。カードを二枚伏せるでアリマス。そして、重力の斧が場に存在し、手札がこのカードのみの場合、『ガーディアン・グラール』を特殊召喚するでアリマス!」

 

『ガーディアン・グラール』

 レベル5

 攻撃力2500

 

「いきなり強力モンスター!?」

 

「更に、『バックアップ・ガードナー』の効果! このカードに装備された装備魔法カードを、フィールド上の別のモンスターに移し替えるでアリマス。重力の斧を、『ガーディアン・グラール』に移行!」

 

 その言葉の通り、『バックアップ・ガードナー』の手にあった斧が、『ガーディアン・グラール』の手に移った。

 

『ガーディアン・グラール』

 攻撃力2500+500

 

「『ガーディアン』……それがあなたの本来のデッキというわけね」

「その通り。ただ厳密には、私のデッキではありませんが……バトル! 『ガーディアン・グラール』で、エアーマンを攻撃するでアリマス! 英断の斬撃!」

「……っ」

 

 何の抵抗も無く、黙って破壊された。

 

「罠カード『ガード・ブロック』。戦闘ダメージを無効にして、カードを一枚、ドローするわ」

 

雪乃

手札:4→5

 

「ふむ……では、伏せていた永続魔法『清廉な墓地の魔力』を発動するでアリマス」

「『清廉な墓地の魔力』……?」

「『清廉な墓地の魔力』は私の墓地にモンスターが存在しない場合に発動できるカード。相手のスタンバイフェイズごとに、相手の墓地に存在するモンスター一体につき、100ポイントのダメージを与えるでアリマス。ただし、私の墓地のモンスターが置かれた場合、このカードは破壊されるでアリマスが」

「そんな条件のカードを使うだなんて。自分の墓地にモンスターが行くことは無いとでも言うつもりかしら?」

「その通り」

「ん?」

「このデッキで闘う以上、私は、決して墓地にモンスターを置きまっせん!」

「……」

 

「墓地にモンスターを置かない? 除外系のデッキなのかしら?」

 かもしれないけど、それにしては教頭先生、鬼気迫るというか、かなり誠実な顔をしているように見える。

 

「これでターンエンドでアリマス」

 

 

ハイトマン

LP:4000

手札:0

場 :モンスター

   『ガーディアン・グラール』攻撃力2500+500

   『バックアップ・ガードナー』守備力2200

   魔法・罠

    永続魔法『守護神の宝札』

    装備魔法『重力の斧-グラール』

    永続魔法『清廉な墓地の魔力』

    セット

 

雪乃

LP:3600

手札:5

場 :モンスター

   『E・HERO エアーマン』攻撃力1800

   魔法・罠

    セット

 

 

「けど、バーンカードに、装備魔法を装備した攻撃力3000の『ガーディアン・グラール』だなんて、やっぱり、単純なカードパワーで押していくデッキなのかしら……」

 そうかもしれない。けど、さっきの宣言と言い、それだけではない気がするわ……

 

「私のターン、ドロー」

 

雪乃

手札:5→6

 

「『清廉な墓地の魔力』の効果により、ダメージを受けるでアリマス」

 

雪乃

LP:3600→3500

 

「魔法カード『融合』を発動。手札の炎属性『E・HERO レディ・オブ・ファイア』と、地属性『E・HERO フォレストマン』を融合。現れなさい、『E・HERO ガイア』!」

 

『E・HERO ガイア』融合

 レベル6

 攻撃力2200

 

 出た! 雪乃の得意戦術、融合モンスター。

「雪乃さんは、融合使いなの?」

「ええ」

 

「ガイアのモンスター効果。融合召喚に成功した場合、エンドフェイズまで相手の場のモンスター一体の攻撃力を半分にして、その数値分ガイアの攻撃力をアップさせるわ。対象は『ガーディアン・グラール』」

 

 雪乃のその宣言で、グラールの体から力が吸われて、それがガイアに移っていく。

 

『ガーディアン・グラール』

 攻撃力(2500+500)/2

 

『E・HERO ガイア』

 攻撃力2200+1500

 

 ガイアがグラールの攻撃力を上回ったわ。

 

「バトルよ。ガイアで『ガーディアン・グラール』を攻撃。コンチネンタルハンマー!」

 

 グラールに向かったガイア、だけど……

 

「……!」

 

 突然、向かっていったガイアが、太い鎖でがんじがらめにされた。

 

「永続罠『デモンズ・チェーン』。これにより、ガイアの攻撃は無効でアリマス」

「……なら、速攻魔法『融合解除』。ガイアの融合を解除して、墓地から素材となったモンスターを特殊召喚するわ」

 

『E・HERO レディ・オブ・ファイア』

 レベル4

 守備力1000

『E・HERO フォレストマン』

 レベル4

 守備力2000

 

「カードを一枚伏せる。これでターンエンド。そしてエンドフェイズ、レディ・オブ・ファイアの効果で、私の場の『E・HERO』一体に付き、200ポイントのダメージを与える」

「く……」

 

ハイトマン

LP:4000→3600

 

「……ですが、グラールの攻撃力も元に戻るでアリマス」

 

 

雪乃

LP:3500

手札:1

場 :モンスター

   『E・HERO レディ・オブ・ファイア』守備力1000

   『E・HERO フォレストマン』守備力2000

   魔法・罠

    セット

    セット

 

ハイトマン

LP:3600

手札:0

場 :モンスター

   『ガーディアン・グラール』攻撃力2500+500

   『バックアップ・ガードナー』守備力2200

   魔法・罠

    永続魔法『守護神の宝札』

    装備魔法『重力の斧-グラール』

    永続魔法『清廉な墓地の魔力』

    永続罠『デモンズ・チェーン』

 

 

 ライフは今の所互角だけど、上級モンスターがいる分、雪乃が不利ね。

 

「私のターン」

 

ハイトマン

手札:0→2

 

「魔法カード『マジック・プランター』。場の表側表示で存在する永続罠カードを墓地へ送り、カードを二枚ドローするでアリマス。私は用済みとなった永続罠『デモンズ・チェーン』を墓地へ送るでアリマス」

 

ハイトマン

手札:1→3

 

(……そうでアリマスか。あなた達も、私との闘いが嬉しいでアリマスか……)

「装備魔法『蝶の短剣-エルマ』を『バックアップ・ガードナー』に装備でアリマス」

 

『バックアップ・ガードナー』

 攻撃力500+300

 

「場の蝶の短剣に導かれることで、手札の『ガーディアン・エルマ』を召喚するでアリマス」

 

『ガーディアン・エルマ』

 レベル3

 攻撃力1300

 

「エルマの召喚に成功したことで、墓地に眠る装備魔法『ガーディアン・シールド』をエルマに装備するでアリマス」

 

 その宣言の通り、エルマの左腕に、丸くて小さな楯が装備された。

 

『ガーディアン・エルマ』

 守備力1200+300

 

「そして、『バックアップ・ガードナー』の効果により、蝶の短剣を、エルマに移行」

 

『ガーディアン・エルマ』

 攻撃力1300+300

 

「バトルでアリマス! 『ガーディアン・エルマ』で、レディ・オブ・ファイアを攻撃! 情熱の雷鳴!」

「く……」

「『ガーディアン・グラール』で、フォレストマンを攻撃! 英断の斬撃!」

「うぅ……」

 

 これで雪乃のモンスターは全滅した。

 

「ターンエンドでアリマス」

「エンドフェイズに罠カード『トゥルース・リインフォース』を発動! デッキから、レベル2以下の戦士族モンスター一体を特殊召喚するわ。来なさい、『ヒーロー・キッズ』!」

 

『ヒーロー・キッズ』

 レベル2

 守備力600

 

「そして、『ヒーロー・キッズ』が特殊召喚されたことで、デッキから更に二体の『ヒーロー・キッズ』を特殊召喚するわ」

 

『ヒーロー・キッズ』

 レベル2

 守備力600

『ヒーロー・キッズ』

 レベル2

 守備力600

 

「く、『トゥルース・リインフォース』を発動したターン、バトルフェイズは行えないでアリマスが、私のターンに発動させたことでそのデメリットを回避したでアリマスか……」

 

 

ハイトマン

LP:3600

手札:1

場 :モンスター

   『ガーディアン・グラール』攻撃力2500+500

   『ガーディアン・エルマ』攻撃力1300+300

   『バックアップ・ガードナー』守備力2200

   魔法・罠

    永続魔法『守護神の宝札』

    装備魔法『重力の斧-グラール』

    永続魔法『清廉な墓地の魔力』

    装備魔法『蝶の短剣-エルマ』

    装備魔法『ガーディアン・シールド』

 

雪乃

LP:3500

手札:1

場 :モンスター

   『ヒーロー・キッズ』守備力600

   『ヒーロー・キッズ』守備力600

   『ヒーロー・キッズ』守備力600

   魔法・罠

    セット

 

 

「私のターン、ドロー」

 

雪乃

手札:1→2

 

「このスタンバイフェイズ、『清廉な墓地の魔力』の効果により、ダメージを受けるでアリマスよ」

「く……」

 

雪乃

LP:3500→3200

 

「……けど、まだまだ。チューナーモンスター『ジャンク・シンクロン』を召喚」

 

『ジャンク・シンクロン』チューナー

 レベル3

 守備力500

 

「いくわよ。レベル2の『ヒーロー・キッズ』に、レベル3の『ジャンク・シンクロン』をチューニング!」

 

 雪乃の宣言で、その二体のモンスターが飛んだ。そのうち『ジャンク・シンクロン』が三つの星になって、『ヒーロー・キッズ』の周囲を回る。

 

「棄なる魂集結せし時、闇夜に閃く闘志へ変わる」

「シンクロ召喚! 廃麗(はいれい)の勇士、『ジャンク・ウォリアー』!」

 

『ジャンク・ウォリアー』シンクロ

 レベル5

 攻撃力2300

 

「『ジャンク・ウォリアー』のシンクロ召喚に成功した時、私の場のレベル2以下のモンスターの攻撃力の合計を、自身の攻撃力に加える。二体の『ヒーロー・キッズ』のレベルは2。パワー・オブ・フェローズ」

 

『ジャンク・ウォリアー』

 攻撃力2300+300×2

 

「ですが、それでは攻撃力3000の『ガーディアン・グラール』を倒すには足りません」

「そうでもないわよ」

「む?」

「速攻魔法『サイクロン』発動! あなたの場の『重力の斧-グラール』を破壊するわ」

「う……」

 

『ガーディアン・グラール』

 攻撃力2500

 

「これで『ガーディアン・グラール』を戦闘破壊できるわ」

「……」

 

「バトルよ。『ジャンク・ウォリアー』で、『ガーディアン・グラール』を攻撃。スクラップ・フィスト」

 

 『ガーディアン・グラール』に向かって、『ジャンク・ウォリアー』の拳が飛んだ。

 

「エルマ!」

「……!」

 

 教頭先生が叫んだ瞬間、『ガーディアン・エルマ』が『ガーディアン・グラール』の前に出てきて、装備した楯で『ジャンク・ウォリアー』の攻撃を防いだ。

 そしてその瞬間、楯は砕けて破壊された。

 

『ガーディアン・エルマ』

 守備力1200

 

「『ガーディアン・シールド』を装備したモンスターが場に存在する時、このカードを破壊することで『ガーディアン』モンスターの破壊を防ぐでアリマス。もっとも、ダメージ計算は適用するでアリマスが……」

 

ハイトマン

LP:3600→3200

 

「あくまでモンスターを守る、というわけ」

「その通り。それこそがこの『ガーディアン』デッキの戦術。私はこのモンスター達を守ります。決して、このモンスター達を墓地へは置かせないでアリマスよ!」

 

「じゃあ、墓地に置かないって、除外どころか、とにかく破壊させないって意味だったの?」

「できるわけないじゃん、そんなこと……」

 マリア先生は驚いて、スライは呆れたふうにそう言った。

 それはそうよ。モンスター同士の戦闘や、効果による破壊を駆使する決闘において、モンスターが破壊や効果で墓地へ行くことはほとんど前提条件のようなもの。いくつもの強力なカードから、モンスターを守ることなんてほぼ不可能と言っていいことだもの

 けど、実際にこれまで教頭先生のモンスターは一体も破壊されてない。そして、教頭先生の目には、それを必ずやってのけるという覚悟と意思が、間違いなく宿ってる。

 さっきまでは、ただ教師失格な酷い人としか思えなかった教頭先生が、今は、真の決闘者の顔をしてる。

 

「……私はこれでターンエンドよ」

 

 

雪乃

LP:3200

手札:0

場 :モンスター

   『ジャンク・ウォリアー』攻撃力2300+300×2

   『ヒーロー・キッズ』守備力600

   『ヒーロー・キッズ』守備力600

   魔法・罠

    セット

 

ハイトマン

LP:3200

手札:1

場 :モンスター

   『ガーディアン・グラール』攻撃力2500+500

   『ガーディアン・エルマ』攻撃力1300+300

   『バックアップ・ガードナー』守備力2200

   魔法・罠

    永続魔法『守護神の宝札』

    永続魔法『清廉な墓地の魔力』

    装備魔法『蝶の短剣-エルマ』

 

 

「私の、ターン!」

 

ハイトマン

手札:1→3

 

「装備魔法『静寂のロッド-ケースト』を、『バックアップ・ガードナー』に装備するでアリマス!」

 

『バックアップ・ガードナー』

 守備力2200+500

 

「これで、このカード以外の『バックアップ・ガードナー』を対象とする魔法カードの効果を無効にするでアリマス。そして、『ガーディアン・ケースト』を守備表示で召喚するでアリマス!」

 

『ガーディアン・ケースト』

 レベル4

 守備力1800

 

「『ガーディアン・ケースト』は魔法の効果を受けず、更に相手モンスターの攻撃対象になりません。このままバトルでアリマス! 『ガーディアン・グラール』と、『ガーディアン・エルマ』で二体の『ヒーロー・キッズ』を攻撃でアリマス!」

「く……」

「カードを伏せます。これでターンエンド」

 

 

ハイトマン

LP:3200

手札:0

場 :モンスター

   『ガーディアン・グラール』攻撃力2500

   『ガーディアン・エルマ』攻撃力1300+300

   『ガーディアン・ケースト』守備力1800

   『バックアップ・ガードナー』守備力2200+500

   魔法・罠

    永続魔法『守護神の宝札』

    永続魔法『清廉な墓地の魔力』

    装備魔法『蝶の短剣-エルマ』

    装備魔法『静寂のロッド-ケースト』

    セット

 

雪乃

LP:3200

手札:0

場 :モンスター

   『ジャンク・ウォリアー』攻撃力2300+300×2

   魔法・罠

    セット

 

 

「私のターン、ドロー」

 

雪乃

手札:0→1

 

「『清廉な墓地の魔力』の効果により、ダメージを受けるでアリマス」

「……っ」

 

雪乃

LP:3200→2500

 

「さすがにそろそろ鬱陶しくなってきたわ……魔法カード『ミラクル・フュージョン』発動! 墓地に眠るモンスターを除外して、E・HEROを融合召喚する。墓地の炎属性、レディ・オブ・ファイアと、風属性、エアーマンを除外。来なさい、『E・HERO Great(グレート) TORNADO(トルネード)』!」

 

『E・HERO Great TORNADO』融合

 レベル8

 攻撃力2800

 

「Great TORNADOの効果。このカードの融合召喚に成功したことで、相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力、守備力を半分にするわ。タウン・バースト!」

 

 雪乃の宣言で、Great TORNADOを中心に巨大な風が巻き起こった。

 

「な! そうは行きまっせん、カウンター罠『ツバメ返し』!」

「……!」

 

 教頭先生がカードを発動させたと同時に、カードから斬撃が放たれて、Great TORNADOを破壊した。

 

「モンスター一体の特殊召喚時に発動される効果を無効にし、破壊します。これで、Great TORNADOの効果を無効にし、破壊したのでアリマス!」

「く……『ジャンク・ウォリアー』で、『ガーディアン・グラール』を攻撃よ! スクラップ・フィスト!」

「させまっせん! 墓地に眠る速攻魔法『埋没神の救済』を発動!」

「墓地!」

 

「墓地で発動する速攻魔法ですって!?」

「そんなカード、あったんだ……」

 

「墓地に眠るこのカードを含む、五枚のカードを除外することで、このターンのバトルフェイズを終了するでアリマス!」

「……ターンエンド」

 

 

雪乃

LP:2500

手札:0

場 :モンスター

   『ジャンク・ウォリアー』攻撃力2300+300×2

   魔法・罠

    セット

 

ハイトマン

LP:3200

手札:0

場 :モンスター

   『ガーディアン・グラール』攻撃力2500

   『ガーディアン・エルマ』攻撃力1300+300

   『ガーディアン・ケースト』守備力1800

   『バックアップ・ガードナー』守備力2200+500

   魔法・罠

    永続魔法『守護神の宝札』

    永続魔法『清廉な墓地の魔力』

    装備魔法『蝶の短剣-エルマ』

    装備魔法『静寂のロッド-ケースト』

 

 

「私のターン、ドロー!」

 

ハイトマン

手札:0→2

 

「『ガーディアン・ケースト』を、攻撃表示に変更」

 

『ガーディアン・ケースト』

 攻撃力1000

 

「バトル! 『ガーディアン・グラール』で、『ジャンク・ウォリアー』を攻撃するでアリマス!」

 

「そんな! 『ジャンク・ウォリアー』の方が攻撃力が上なのに!」

 

「墓地に眠る『スキル・サクセサー』の効果! このカードをゲームから除外し、自分フィールドのモンスター一体の攻撃力をエンドフェイズまで800ポイントアップさせるでアリマス!」

 

『ガーディアン・グラール』

 攻撃力2500+800

 

「英断の突撃!」

 

 パワーアップした『ガーディアン・グラール』の体当たりが、『ジャンク・ウォリアー』を破壊した。

 

雪乃

LP:2500→2100

 

「く……罠発動『オプションハンター』! モンスターが戦闘破壊された時、その元々の攻撃力分、ライフを回復するわ」

 

雪乃

LP:2100→4400

 

「回復されましたか。ですが、『ガーディアン・エルマ』で、ダイレクトアタック! 情熱の雷鳴!」

「く……!」

 今度はエルマの短剣が、雪乃を切り裂いた。

 

雪乃

LP:4400→2800

 

「そして、『ガーディアン・ケースト』で攻撃! 裂帛(れっぱく)の怒涛!」

「くぅ……!」

 

雪乃

LP:2800→1800

 

「カードをセット。ターンエンドでアリマスよ」

 

 

ハイトマン

LP:3200

手札:1

場 :モンスター

   『ガーディアン・グラール』攻撃力2500

   『ガーディアン・エルマ』攻撃力1300+300

   『ガーディアン・ケースト』攻撃力1000

   『バックアップ・ガードナー』守備力2200+500

   魔法・罠

    永続魔法『守護神の宝札』

    永続魔法『清廉な墓地の魔力』

    装備魔法『蝶の短剣-エルマ』

    装備魔法『静寂のロッド-ケースト』

    セット

 

雪乃

LP:1800

手札:0

場 :モンスター

    無し

   魔法・罠

    無し

 

 

「私のターン」

 

雪乃

手札:0→1

 

「『清廉な墓地の魔力』の効果が発動するでアリマス」

「……」

 

雪乃

LP:1800→1100

 

 まずいわ。墓地にモンスターがどんどん溜まっているせいで、毎ターン受けるダメージも増えていってる。ライフの差も広がって、確実に追い詰められてるわ。

 

「……(クス)」

「む……?」

 

 え、雪乃?

 

「ふふふ……」

「……何を笑っているでアリマスか?」

 

 今、大ピンチなのに、笑ってる場合じゃ……

 

「笑ってる……それは、あなたも同じじゃない?」

「は?」

「気付いてないの? あなた、決闘が始まってから今まで、表情が緩みっぱなしよ」

「へ?」

 

 言われてみれば……

「た、確かに、ここまでずっと笑っていたわね、教頭先生……」

「それも、さっきの遊星との決闘とは種類が違う笑いだったな……」

 

「少なくとも、『究極の勝ち組デッキ』、を使ってるよりは、終始楽しそうに決闘しているように見えるけれど」

「……」

「違ったかしら?」

「そ、それは……」

「……まあ、話したくないならいいけど。ここまでモンスターを守られたら、私としては、意地でもそのモンスター達を破壊したくなったから」

「何をぉ? 手札が一枚という状況で、どのようにそんなことをしてのけると言うでアリマスか?」

「こうするわ。魔法カード『HEROの遺産』」

「『HEROの遺産』?」

「自分の墓地にレベル5以上のHEROが二体以上存在する時、カードを三枚、ドローするわ。墓地にはレベル6のガイアと、レベル8のGreat TORNADの二体。よって、ドロー」

 

雪乃

手札:0→3

 

「……手札から、『沼地の魔神王』を墓地に捨てて、効果を発動するわ」

「『沼地の魔神王』……!」

「デッキから、魔法カード『融合』を一枚、手札に加える」

 

雪乃

手札:3→2→3

 

「それでまた融合召喚を行う気でアリマスか?」

「いいえ。チューナーモンスター『デブリ・ドラゴン』を召喚するわ」

 

『デブリ・ドラゴン』チューナー

 レベル4

 守備力2000

 

「デ、『デブリ・ドラゴン』!? 不動遊星も使っていた、チューナーモンスター……」

「あら、不動遊星が使っていたカードを、私が使ってはいけないのかしら?」

「そ、そのようなことはありませんが……」

「なら、続けるわよ。このカードの召喚に成功した時、墓地の攻撃力500以下のモンスター一体を、攻撃表示で特殊召喚できる。『沼地の魔神王』を特殊召喚」

 

『沼地の魔神王』

 レベル3

 攻撃力500

 

「く、そのために効果を……」

「そう。そして、『デブリ・ドラゴン』はチューナーモンスターだけど、ドラゴン族モンスター以外のシンクロ素材には使えず、このカード以外の素材はレベル4以外でなければならない」

「『沼地の魔神王』のレベルは3、合計のレベルは、7……」

「私の新しい切り札を見せてあげる。レベル3の水属性『沼地の魔神王』に、レベル4の『デブリ・ドラゴン』をチューニング」

 

 その宣言で、『沼地の魔神王』と『デブリ・ドラゴン』が同時に空へ飛び上がって、『デブリ・ドラゴン』が四つの星に変わった。

 

「冷たき結界(ろうごく)にて研磨されし剣の汝。仇なす形の全てを砕く、冷刃災禍(れいじんさいか)の刃文龍」

「シンクロ召喚! 狩れ、『氷結界の龍 グングニール』!」

 

 雪乃が叫んだ瞬間、決闘場の床が凍り付いた。そして、そこがヒビ割れて、地面を砕きながら、四つの足と、鋭利な体を光らせる、巨大な氷の龍が現れた。

 

『氷結界の龍 グングニール』シンクロ

 レベル7

 攻撃力2500

 

「それは、ターミナルシリーズの……そんなカードを持っていたでアリマスか……」

「少し値は張ったけど、他の二枚よりはマシだったわ」

「……確かに、効果が強力な代わりに、シンクロ素材の制限がついたことで、他の龍二枚に比べ評価が低く、その分値段は安くなっていると聞くでアリマスが……」

「他の二体に比べて、頑固者なのかもね」

(そして、そんなこのカードに、私はなぜか、運命を感じたのですが……)

「続けるわよ。グングニールの効果。一ターンに一度、手札を二枚まで捨てることで、相手の場のカードを捨てた枚数分破壊する。私は『融合』を捨てることで、『清廉な墓地の魔力』を破壊させてもらうわ」

 

雪乃

手札:2→1

 

「冷刃災禍!」

 

 グングニールの片側の翼から放たれた風が、『清廉な墓地の魔力』を切り裂いた。これでこれ以上雪乃が効果ダメージを受けることは無くなったわ。

 

「くぅ……!」

「さあ、バトルよ。『氷結界の龍 グングニール』で、『ガーディアン・エルマ』を攻撃! 

崩落のブリザード・フォース!」

 

 グングニールの口から放たれた白い冷気が、『ガーディアン・エルマ』に降り注いで、その身を凍らせて、砕いた。

 

「ふんぐぅぅぅぅぅ……!!」

 

ハイトマン

LP:3200→2300

 

 とうとう教頭先生のモンスターが破壊された!

 

「まだでアリマス! 速攻魔法『セルフサクリファイス』!!」

「……!」

 

 教頭先生が伏せカードを発動させた瞬間、その胸に、白い光が集まりだした。

 

「ぬぅぅぅぅおおおぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉ……!!」

 

 ちょ、体中に力を入れて、凄い顔になってる……

 なんてバカなことを考えてる間に、光は消えて、その後、破壊されたはずの『ガーディアン・エルマ』が、場に戻った!?

 

「何ですって!?」

「『セルフサクリファイス』は、モンスターが破壊された時、1000ポイントのライフと引き換えに、モンスターを場に残すカード……私の『ガーディアン・エルマ』は、まだ無傷でアリマス……!」

 

ハイトマン

LP:2300→1300

 

 カードダメージとコストにふら付きながら、それでもその顔は、満足そうに笑ってる。

 ライフ1000。決して安くない、何よりこの局面でわざわざ払う必要のないライフコスト。それを払ったせいで、かろうじて雪乃よりもライフは上だけど、ほとんど並んでる。

「自分のライフを引き換えにモンスターを……」

「……何ていうか、尋常じゃねえな。あのこだわりは……」

 スライの言った通り、あのこだわりぶりは普通じゃない。どうしてそこまで……

 

「なぜそこまで、モンスターを守ろうとするのかしら?」

「先程も言った通り、それこそが、このデッキの戦術だからでアリマス。彼らは命懸けで私を守ります。だから、私もまた、このモンスター達を守ってみせるのでアリマス!!」

「……カードを一枚伏せて、ターンエンドよ」

 

 

雪乃

LP:1100

手札:0

場 :モンスター

   『氷結界の龍 グングニール』攻撃力2500

   魔法・罠

    セット

 

ハイトマン

LP:1300

手札:1

場 :モンスター

   『ガーディアン・グラール』攻撃力2500

   『ガーディアン・エルマ』攻撃力1300+300

   『ガーディアン・ケースト』攻撃力1000

   『バックアップ・ガードナー』守備力2200+500

   魔法・罠

    永続魔法『守護神の宝札』

    装備魔法『蝶の短剣-エルマ』

    装備魔法『静寂のロッド-ケースト』

 

 

(そうでアリマスね。お兄さん……)

 

 

 

 




お疲れ~。
近年になってあの人の使ったカードがOCGして、嬉しいやら遅すぎるやら。
まあそれがこの決闘を書いた理由ってわけではなく、ただ単に知る人ぞ知る声優ネタです。
てなわけで、オリカ行こう。


『バックアップ・ガードナー』効果
 レベル4 戦士族
 攻撃力500 守備力2200
 このカードに装備された装備カードを、別の正しい対象となるモンスター1体に移し替える事ができる。

遊戯王DMにて、ラフェールが使用。
ガーディアンデッキじゃまあまあ進化を発揮できるけど、OCGには正規の装備で十分だからなぁ。
他に便利な効果が無きゃ出番はないだろうなぁ。

『清廉な墓地の魔力』
 永続魔法
 自分の墓地にモンスターが存在しない場合に発動できる。
 相手のスタンバイフェイズ毎に、相手の墓地に存在するモンスター1体につき、100ポイントダメージを相手ライフに与える。
 自分の墓地にモンスターカードが存在する場合、このカードを破壊する。

遊戯王DMにて、ラフェールが使用。
上手いことプレイしなきゃ速攻で破壊されるでしょうな。
ダメージの数値も微妙だし、わざわざ発動して維持するほどのカードじゃないでしょうなぁ。

『ガーディアン・シールド』
 装備魔法
 「ガーディアン」と名のついたモンスターにのみ装備可能。
 装備モンスターの守備力は300ポイントアップする。
 「ガーディアン」と名のついたモンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。

遊戯王DMにて、ラフェールが使用。
わざわざ装備しなくとも、普通に罠伏せときゃよっぽど簡単だったりするのがなぁ。
ただ、一回は確実に破壊から守れるということではある。こういう系のお約束としてバウンスには無力だが。

『埋没神の救済』
 速攻魔法
 自分の墓地からこのカードを含む5枚のカードをゲームから除外して発動する。
 このターンのバトルフェイズを終了する。

遊戯王DMにて、ラフェールが使用。
多分墓地発動の魔法の元祖であり、発動コストが発生した『蝶電磁タートル』。
まあ、ぶっちゃけ使うとしたら亀か、『ネクロガードナー』でしょうな。亀高いけど。

『セルフサクリファイス』
 速攻魔法
 自分フィールド上のモンスターが破壊される場合に発動する事ができる。
 自分のライフを1000ポイント支払う事で、破壊を無効にする。

遊戯王DMにて、ラフェールが使用。
これも正直、他に便利なカードはたくさんあるので、微妙。
ライフを減らしたいって時には便利かもだが、それ以上は、何とも言えない。


これで全部かね。
時代もあるが、総じて彼の使ったカードは微妙な効果が多過ぎる。まあそこが魅力なのかも知らんが。
んじゃそういうことで、次話まで待ってて。
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