最近出てなかったから、上手く書けてるか分かりませんが…。
彼が…碧が地上に上がってから一週間。
最近、私はいつも彼の事を考えている。
もう、外の世界に帰ったのか?
もしくは、地上で他の妖怪に襲われていないだろうか?
心配は尽きない…。
私をこんな気持ちにさせるなんて…でも何ででしょう?不思議と彼の事を考えると妬ましいという気持ちは無くなる。
そんな時、地底の道案内役のヤマメとキスメが遊びに来てくれたわ。
「や~パルスィ。元気にしてるかい?ここ最近は変わったことも無くて暇だね~」
「(コクコク)」
「あなた達…だからと言って、橋の横で宴会を始めるのはどうなのかしら?」
「まぁ、気にしなさんなってね。しかし、あの時の人間はもう帰ったのかね~?」
「ヤマメ?あの時の人間って?」
もしかして…彼の事かしら…?
「あぁ…一週間くらい前にね、地底に迷い込んだ外来人がいたのさ。見た目は地味な感じだったけど、話してて、良い奴だっていうのは直ぐに分かったよ」
やっぱり…碧の事だ…。でも、彼はまた、髪を下したのかしら?地味って言ってたし…。
「(フルフル)!」
「ん~、どうしたキスメ?…何?髪とメガネで隠れてたけど、顔立ちは綺麗だったって?本当かい?それは見ておくんだったね~」
キスメは喋る事は少ないけど、代わりに人を見る目はすごい…。でも、やっぱり碧はそう見えたんだわ…あぁ…妬ましい。
「そういや、パルスィはそいつには会ってないのかい?」
「いいえ、会ったわよ…多分、この幻想郷で一番最初に会ったのが私じゃないかしら?」
なんだろう…言っててちょっと誇らしい気分になる…。
「あぁ、それであたし達の事を見ても動じなかったんだねぇ。しかし、最初に会ったのがパルスィか…。聞かれたんじゃないのかい?それについて?」
ヤマメが言っているのは私の耳だろう…。まぁそれくらいに、この耳は特徴的だから仕方がないのだけれど…。
「えぇ…もちろん聞かれたわ…。でもね…碧は…「名前呼び?!」うるさいわね…彼は…言ってくれたの…”可愛らしくて素敵だ”って///」
あれは嬉しかったわ…。あの言葉を思い出すと…今でも胸が温かくなる…。
「…って何よその目は?言いたいことでもあるの?」
「いえいえ…ごちそうさまでしたってね。しかし、ようやくパルスィにも春が来たのかねぇ?」
ちょっと?!そんなんじゃ…いえ…この気持ちは…。
分からない…裏切られたあの時から、私の心は凍りついてしまった…でも…。
「否定はしないわ。でも、私は彼に外の世界に帰る様に言った。あれから一週間…何にも音信が無いってことは、もう帰ってしまったんでしょう…」
そう考えると、我ながらもったいない事をしたんだなと思うわ…あぁ…何で引き止めなかったのかしら…自分自身が妬ましい…。
「そんなにシュンとしなさんな。もしかしたら、こっちに残ってるかもしれないよ?」
「だとしても、態々地底まで来る理由が無いでしょう?彼は只の人間、普通に歩いているだけでも危険なのに…」
「やれやれ…こりゃ重症だねぇ…。キスメ…何とかならないかね?」
「(フルフル)」
「だよね~。…それなら、幻想郷の賢者様にでも聞いてみるかい?彼女なら彼の行方も知っているだろうし?」
「いえ、いいわ。期待して裏切られるのにはもうこりごりよ…。さぁ…お酒が足りないわ…旧都から調達してきましょう!」
そう言って私は一人旧都へと駆けて行く…あぁ…できるならもう一度…彼に会いたい…。
そして、もしまた会えたなら…この気持ちが何なのか確かめてみたい…そう、思いながら私は旧都へと向かった。
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「はぁ…こりゃ重症だねぇ…。何とかしてあげたいけど…ん?どうしたキスメ?」
「(パタパタ)」
「何?…もしかしたら、そう遠くない内に再会できるかも…だって?あんた予言なんて出来たのかい?」
「(フルフル)」
「違う?…女の勘?…まぁ…それが当たれば面白いんだけどねぇ…やっと見つけた小さな春…できれば届けてあげたいよ」
そんな彼女達の願いは、そう遠くない内に叶う事になる…。
キスメの女の勘は、鋭かったのだと後にヤマメは語る。
今回は短めでした。
まぁ再開は近いのでそれまでの繋ぎになればと思い書きました。