東方嫉妬姫   作:桔梗楓

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タイトルの通りです。
パルパルしていってくれたら幸いです。



23話 ドキドキ水着回

夏も半ばを過ぎた頃――

 

僕とパルスィさんは再び妖怪の山…正確には河童の里のすぐ側にある滝に来ている。

 

「ふぅ…やっと着いたね。ここがにとりさんの言ってた場所…かな?」

 

前ににとりさんに、水遊びをするのにいい場所はないか聞いたところ、この場所が穴場だと教えてくれた(ついでに他の河童や妖怪が行かない様にもしてくれたらしい)

 

堕ちてくる小さな滝の水簾(すいれん)と、程よく、日差しを遮ってくれる青々しい木々…――

 

その景色もさることながら、水も澄みきっており、差し込んでくる光を水際が反射し、一種の芸術の様な美しさを奏でていた。

 

「すごい…綺麗ね…」

 

その光景はパルスィさんも同様に思ったようで、美しさのあまり委縮してしまっているほどだった。

 

「今日はここを貸切で使えるんだって…何て言うか…良いのかな?こんなに綺麗な場所を二人占めするって…」

 

「ふふっ…偶にはいいんじゃないのかしら?それじゃあ時間も惜しいし…早速着替えようかしらね?」

 

そう言って、服に手を掛けようとするパルスィさん…でも、そこで止まりこちらを見てくる………??

 

「あの…碧?いくら、全部見た間柄とはいえ…そうやってじっと見られると、恥ずかしくて着替えられないのだけど…///」

 

あ、そういうことか…――

 

「――っ?!ご、ごめんなさい!ぼ、僕はそっちの岩陰で着替えますね///」

 

そして、買っておいた水着に着替える(とはいっても、トランクスタイプの物に、パーカーを羽織っただけなんだけどね)

 

「あのー、まだ、着替え…掛かりそう?」

 

「もう少し待って頂戴。その…私もこういう水着ってあまり着慣れていないのだから…」

 

まぁ女性を急かすのも悪いって紫さんからも言われてるし…ここはのんびり待ちますか……それにしても日差しと水の音が心地良いなぁ…。

 

「み、碧っ!その…もう出てきて良いわよ…」

 

するとパルスィさんから声が掛かる……因みに今日の水着の事は聞いても教えてくれなかったので、すごい楽しみだったりする…さて、いったいどんな水着なのかな……っ!?

 

そこに立っていたのは……まさに女神の様な美しさの…パルスィさんだった…――

 

「………」

 

「ちょ、ちょっと!何か言ってよね!」

 

はっ?!思わず見惚れていた……だってそりゃそうなるよ!

 

パルスィさんの着ている水着は、黒を基調として、白い装飾が施された最小限の布のビキニ。

 

そして、髪もそれに合わせて、いつものボブヘアーからツーサイドアップという可愛らしい髪型に――これもまた、普段からクールな雰囲気のパルスィさんと違い活発的な魅力を生み出している。

 

改めて、パルスィさんを見ると…やっぱりすごいな…。

 

日の光を浴び、煌めく金色の髪。引き込まれるような緑色の瞳。

 

そして、布面積の少ない、ビキニタイプの水着お陰で引き立つその扇情的なボディ…

 

胸も大きいし、腰のくびれやおしりの肉付きなんかも、最高に色っぽい…。

 

照れた顔もいつもと違って艶っぽいし…これ、色々とまずいかも…///

 

「ちょっとぉ……碧ぃ…?(うるうる)」

 

ごふっ?!……破壊力が抜群すぎる!……でも、ちゃんと感想を言ってあげないと……――

 

「ごめんね、見惚れてて何にも言えなかったんだ。その…髪型もいつもと違って可愛らしいし、水着も、パルスィさんの髪と瞳の色と合ってて…模様もお洒落で良いと思う。それに…日の光の下で改めて見るパルスィさんの姿って……本当に綺麗なんだなって思った…////」

 

「――っ?!……そ、その…ありがとう///」

 

ちょっとだけ気まずい雰囲気……でも嫌じゃないこの時間…それから何とか持ち直し、二人で川に入ることにした。

 

「あ、冷たくて気持ち良いわね…それに、水が冷たすぎないからいつまでも入っていられる感じがするわ…」

 

パルスィさんに続き僕も川に入る…ホントだ…――

 

「気持ち良い…でも温い訳じゃないし…これ、ずっと入っていたくなるね…」

 

「でしょ?……はぁ…地上には、こんな所もあったのねぇ…。ふふっ…碧と一緒に居ると、色んな事を知ることが出来て…本当に幸せだわ♪」

 

いつものクールな感じではなく、子供の様にはしゃいだ声を上げるパルスィさん…良かった。此処に連れて来れて。

 

そうして、暫くの間、二人は只水に浸かってのんびりと語り合っていた。

 

「そう言えば、今日は何か持ってきていたみたいだけれど…あれは何かしら?」

 

あぁ…ビーチボールの事だね。幻想郷には海が無いから、あまり使われる機会が無いのだけど、今日の為に紫さんから借りていたのだ。

 

「ビーチボールの事だね。これはね…こうやって使うんだよ…ほっ」

 

ボールをトスして、パルスィさんの方に打つ。

 

「え?何?「それを今僕がやったみたいに打ってきて!」…分かったわ。…はっ!」

 

上手く打ちあがる…しかし力み過ぎて、ボールは軌道を逸れフラフラと違う場所に落ちる。まぁ最初は誰だってそうだよね。

 

「あら…意外と難しいのね…」

 

「何度かやってれば、すぐに慣れるよ…じゃあ行くよ!」

 

そして、何度か打つと、直ぐにラリーが繋がる様になってくる。

 

「パルスィさん…ほっ…上手くなったね…!」

 

「ありがとう!…ふっ!…これ、楽しいわね♪」

 

ただ、ボールを落ちない様に打ち合うだけ…でも恋人同士なら、そんな事でもとても楽しく思えてくる。

 

しかし、ここで…ある事に気が付いてしまった…――

 

パルスィさんがトスをする度に、たわわな果実が揺れるのだ…。

 

いつもは服で隠れているそれも、水着だとモロに出てしまう…ビキニなら尚更だ。

 

そして、パルスィさんはそれに気が付かず…ただ夢中にボールを打ち上げる。うわっ…すごい揺れてる…///

 

それに見惚れてしまった僕はボールを落してしまった。だって…仕方がないでしょ…あんなの見せられたら…――

 

「もう、碧?どうしたの?ひょっとして、疲れちゃった?」

 

そっか…パルスィさんは気が付いて無い…でも、やっぱり見ちゃった事は言わないとな…。

 

「えっと…とっても言いにくいんだけど…ボールを打ち返す時のパルスィさんに見惚れちゃって…///」

 

たぶん…僕の視線に気が付いたんだろう。パルスィさんは慌てて胸を隠しながら…――

 

「碧……もう、えっち///」

 

「ご、ごめんね…///」

 

すると、照れた顔のパルスィさんが…――

 

「い、良いのよ…///……その、碧だって男の子だもんね…///あ、でもちょっと恥ずかしかったから…お仕置きをしなきゃっ…っ?!」

 

すると、水に足を取られたパルスィさんが倒れそうになる……危ない!?そう思って受け止めに行ったのだけど…――

 

「きゃっ!?」

 

「むぐっ?!」

 

何これ、何が起こったの?

 

ただ一つ分かるのは……

 

僕は今、ものすごく柔らかい…もっちりと…そして、すべすべとした何かに顔を挟まれている……この感触…もしかしなくても…――。

 

「ひぁっ?!…ちょっと、あっ……碧、動かないで…ひゃぁん!?」

 

そう、パルスィさんを受け止めたのは良いのだが、そのまま僕の顔はパルスィさんの胸に包まれてしまっていた…///

 

「むぐっ…「ひゃん!?」~~~///」

 

「ご、ごめんねパルスィさん「んぅ…いいから…あふっ…は、早く離れてよぉ…///」…はい…///」

 

そうして、僕の顔から離れていくパルスィさんの体温と柔らかさ……――うぁ…気持ち良かった…///

 

「「………//////」」

 

僕達は、お互いに顔を真っ赤にして、数秒間その場に佇んでいた。

 

そして、発せられた声…――

 

「ひにゃぁぁぁぁぁあ?!?!」

 

羞恥からなのか、パルスィさんはそのまま川に入り…――

 

「ご、ごめんなさい碧……出来ればこっちを見ないでっ!……その、恥ずかしすぎて死んじゃいそうだからっ///」

 

「わ、分かりましたっ!」

 

こっちも、さっきまでのパルスィさんの柔らかさやら何やらで、一部が大変な事になってるから、暫くは動けないよ?!

 

それから、落ち着いた二人は、またちょっとだけ気まずい空気の中過ごしていた……。

 

そして、プカプカと水に浮かびながら時間を過ごし…日も傾いて来たので、そろそろ上がることにした。

 

「はぁ~~…今日は丸一日、結局目一杯遊んだわね~。その…恥ずかしい事もあったけど…っ///……でも、楽しかったわ♪」

 

「パルスィさんに楽しんでもらえたなら、何よりだよ……こっちも、久しぶりに水辺ではしゃいだし…その…パルスィさんの柔らかさとかも感じられたし…///」

 

「じーー…」

 

あ、すごいジト目で見られてる。素直に答えよう…――

 

「えっと……本当に、目の保養になりました…。何て言うか…生きてて良かったと思いました…はい…///」

 

「~~~っ////…碧のえっち…///」

 

「うぐっ……ごめんなさい…」

 

「碧も何だかんだで男の子だったのよね……あんなにえっちだなんて思わなかったわ……///」

 

「……返す言葉もありません「――…でも」…?」

 

「――…でも、本当にあなたと此処に来られて良かったわ♪」

 

水が滴り落ちる金色の髪…夕日に照らされ、光輝くその笑顔は…とても、眩しく感じられた……そうだ――

 

「ねぇ…パルスィさん。その、このまま二人で写真を撮らない?水着だと恥ずかしいって言うなら…やめるけど…?」

 

すると、きょとんとした彼女は…再び笑顔に戻り…

 

「あなたと一緒に撮る写真が、嫌な訳ないでしょ♪」

 

そうして、僕の隣に並んでくれた。

 

「じゃあ脚立を立てて…折角だから、手を組もうか?」

 

でも彼女は悪戯っぽい笑みを浮かべ…

 

「そんな事よりも…これで良いでしょ?」

 

僕に思いっきり抱きついて来た?!……そんなにくっ付かれると///

 

「ぱ、パルスィさん!?」

 

「なぁに?嫌なの~?くすくす♪」

 

もう、分かってて言ってるよね……でも、そんな彼女が…とても愛おしかった……――

 

「じゃあ…撮るよ…でも、やられっぱなしって言うのもくやしいからねっ!」

 

シャッターが切られる瞬間、僕は彼女の唇にキスをした。流石の彼女も驚いたようだけど…

 

そうして、夕日が沈む前まで、二人はカメラで写真を撮り続けた―――……大切な、幸せな思い出を残す為に

 




単なるイチャラブ回でした。
きちんとラブコメできてましたかね?

ご意見、ご感想、アドバイスなど、よろしければお待ちしております。
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