東方紅屋敷   作:草賀魔裟斗

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実はこの小説
昔、趣味で書いた小説なんですよー
原作案はもうグロすぎてやばかったんですが…

原作案は16話まで続いてました
今回もそこまで行くかな?
頑張ります✨


一話 真紅の屋敷と魔女の敵

目の前に初めて写ったものは砂利だった

霊夢は鋼のように重い体を起き上がらせる真っ暗で何も見えない

「ここは…?」

そこは今まで飲み会をしていた神社ではない

「いてて…飲み過ぎたかな…」

頭を抱えふらつく

「…魔理沙?…レミィ?…お空?…おかしいな…」

今まで飲んでいたメンバーも近くに居ない

夢の割には妙にリアルだ、風も涼しい

勿論だが霊夢は危ない薬はしていない

酒も大分抜けて二日酔いのような症状になっている

「…すこし歩いてみようかな」

 

歩けど歩けど見えるのは闇ばかり

流石に不安が霊夢を襲う

「へ、変な冗談ならやめなさいルーミア…今なら怒らないから」

勿論この異変はルーミアによるものではない

そのため解決には至らない

「?…あれは…」

真っ暗闇だがそのなかで目立つ金色の髪が見えた

「魔理沙?」

「ヒィ…ど、どなたですか?」

(そういや、魔理沙怖がりだっけ?)

霊夢は軽くため息をつくと魔理沙に近づいた

「私よ、私…霊夢」

「れ、霊夢か?…本当にか?」

「そうよ」

「…私んちの本棚の下から二段目のたなの真ん中から右に数えて3冊目の本のタイトルは?」

「禁断の恋~女の子が女の子を好きになるのは犯罪ですか?~」

「霊夢ー!本物だぁー!」

魔理沙は霊夢に抱きついた

ちなみにこの本は霊夢が魔理沙の家に行った時に見つけたものだ

これを見てからしばらく霊夢は魔理沙から距離を置くようになったらしい

今でこそ元の関係に戻ってはいるが…

霊夢は軽くため息をついて続けた

「そんなことよりここどこよ?」

「解んないんだ…まるで夢の中だな…それも悪夢」

「…飲み過ぎた幻覚かな…」

霊夢が魔理沙の頬をつねる

「痛い!痛い!やめろ!」

「うん…夢じゃないや…じゃ現実かしら…」

「そうだろうな…てかお前、手加減ってものをだなぁ!」

「歩きましょ何かあるかもしれない」

「何が不満なのか?言ってくれよ一つずつ治していくからさ」

先に歩き始めた霊夢の後を追うように魔理沙が進む

 

「だから別に私は百合を否定しているわけじゃないの、それに女の子が萌えを抱くことに少し疑問があるだけてか気持ち悪いって思うだけ」

「気持っ!?おいおい別に良いじゃねぇの可愛い子と可愛い子がくっついて喜んでいいのは男だけかよ?それはどうかと思うぜ?百合は世界の宝だぜ?」

「世界の宝ねぇそんな大袈裟な物でもない気がするけど…」

二人は急に立ち止まった

「…屋敷?」

「みたいね…急に現れたけど…」

目の前に現れたのは蔦が生えて

使われなくなって長い年月が経っているであろう屋敷だった

霊夢は物怖じせず屋敷に入ろうとする

「ちょ…霊夢…まっ」

霊夢は何かに気付くと大声をあげた

「魔理沙後ろッ!」

魔理沙が振り向くより早く霊夢は地面を蹴り魔理沙を押し飛ばす

そしてスペルカードを構え、陰陽玉を浮かべた

「まて…俺に敵対の意思はない」

金髪の男が両手を挙げた

「どうだか」

「本当だ…お前、名は?」

「そういう場合、そっちから名乗るのがスジってもんじゃないかしら?」

「クラウド…クラウド・ストライフだ、お前らはミッドガル出身か?」

「…霊夢よ博麗霊夢…ミッドガル?聞いたこともないわ…私たちの産まれは幻想郷よ」

「げんそうきょう…聞いたことないな…まぁ…興味はないな…」

クラウドは相変わらず警戒しぱなしの霊夢を他所に屋敷に足を進める

「探索は人数が多い方が何かと便利だろう…しばらく同行しよう、敵対する意味もない」

「それも…そうね…魔理沙」

「だ、大丈夫なのか?」

「一応…警戒だけは怠らないようにね、奴自体は悪いやつじゃなさそうだけど…あの剣、尋常じゃないほど血の臭いがする…」

「お、おう…わかったぜ」

 

屋敷の敷地に入るや否やクラウドは立ち止まった

「おい、これ見てみろ」

クラウドが指差したのは渇れ果てた庭だった

枯れてボロボロになった花がそこら中に生えている

「…」

「なんだよ?枯れているがなんのへんてつもないただの庭じゃねぇか」

「魔理沙…とかいったか…気づかないか?」

「植えられているのは全て薔薇の同じ品種…それも私たちの世界では見たこともない品種ね…それに色も同じだったと見える…何色かは皆目検討が付かないけどね」

「俺も見たことはない…少し、生き返らせてみるか…」

クラウドはポケットから赤く輝く羽を取り出した

すると赤い輝きは広がり薔薇を包んだ

光が収まる時、霊夢は目を見開いた

「…これは…」

「真っ赤…まるで血みたいだ…」

魔理沙はぼそりとつぶやいた

まさしくそうだった

「…赤…」

「…いこう…ここに居たくない」

霊夢は屋敷の中へ足早に歩を進める

「霊夢…赤嫌いなのか?」

「そりゃねぇだろ…だってあいつも結構赤いぜ?」

「だよな…」

 

 屋敷のドアを開けると広いロビーよようなところが現れた

しかしその殆どのスペースを朽ちて落ちたシャンデリアが占めていた

「ほえ…結構広いなぁ」

「本当にねぇ…紅魔館くらい…いやそれ以上かも…」

「しかし…廃墟だな…」

クラウドがシャンデリアに近づき破片を手に取る

「…近くの部屋を少し探ってみよう」

魔理沙がうなずくと近くのドアを開けてみようとする

しかし建物自体が歪んでいるのか全く動かない

「駄目だ…開かねぇ」

霊夢も近くのドアを開けようとするも開かない、力いっぱい引っ張るとドアノブが外れた

「なっ!?」

「おぉ…怪力霊夢発動か?」

「う、うるさいわね、朽ちてたのよ!絶対!」

「どーだか」

霊夢は自棄になったように振る舞う

「大体、なんでドアを開けようとしてるのよ…こんな朽ちたドアなんて…壊せばいいじゃない!」

霊夢の渾身の蹴りで朽ちたドアは哀れにもくだけ散った

「霊夢は女の子だよな?」

「そうだけど…少なくともあんたよりは女の子してるわよ?」

「…お、おう」

「クラウドー!開いたよー!」

霊夢が別の場所にいるクラウドを呼びに行った

「…いや、私のほうが女の子してるよな…てか女の子してるってなんだよ」

 

 三人はドアの破片に気をつけながら部屋の中へ入った

「お邪魔します…」

目に飛び込んできたのは蜘蛛の巣が張り巡らされその上に埃が積もった本棚

それと同様の理由で白く見える暖炉だった

「書斎かな?」

「恐らくな…この屋敷の持ち主は余程の読書好きらしい…」

魔理沙が本の一冊を引き抜く

「…これ…本じゃねぇ!…日記だ…確かに本もあるが…ほぼ半数が日記だ!」

霊夢が魔理沙に続いて本を手に取る

「本当だ…これは…まめを通り越して気持ち悪いわね…」

「まったくだな」

魔理沙が奥の机に近づく

「…う、うにゃあ!」

「「う、うにゃあ!?」」

魔理沙の奇っ怪な悲鳴に霊夢が近づく

「ぴぎゃ!」

「お前らの悲鳴は…ん?」

霊夢と魔理沙が腰を抜かしている

クラウドはいに返さずその原因に近づく

「…これは…骸骨か?」

「く、クラウドど、どうして近づけるわけ?」

「やめてやめてやめて許して許して許して」

「幻想郷は骸骨とかないのか?」

「あるけど…動くもん!」

「動くのか!?そっちのほうが怖いだろ!?」

クラウドが骸骨の手に握られたぐしゃぐしゃの紙切れを取った

「これは…紙切れ?」

クラウドは紙切れを開く

「読めないな…古すぎて汚れている…」

「も、もう出ようよ…クラウド」

「…それもそうだな…もうここには用はないな」

魔理沙が何かに気づいた

「二人共…ちょっと待ってくれ」

魔理沙がある本棚に近づき押す

すると本棚の後から目新しいドアが現れる

「こんなところに…」

「魔理沙よく気づいたね」

魔理沙は無言のままドアの中の階段を下がっていった

「?」

「…まさかッ!」

霊夢も階段を駆け降りる

「…霊夢まで…チィ!」

クラウドも後を追う

 

 魔理沙が降りるとそこには更に本棚があった

「パチェ…いるよな」

「魔理沙?」

紫の服装の女性…

パチュリー・ノーレッジが本をたたみ立ち上がった

手に包帯が巻かれ血が滲んでいる

「…手」

「ちょっとね…貴方のそんな顔…見たくなかったから…今は会いたくなかったな…」

「アリスもいるのか?」

「…いる…私には…助けられなかった…魔理沙お願い、アリスを…助けてあげて」

「…たりめぇだ…私達は必ず、また三人で笑いあうんだ…お茶するんだ…だから無茶すんな…無茶なら私が引き受ける」

「でも…それなら魔理沙が…」

魔理沙は少し表情を緩めた

「…私は死なねぇよ…パチェとアリスがいる限りな…」

「…そうね…その扉よ…貴方の言うとおりだ…絶対に帰ってお茶しましょうレミィに言っていい紅茶出してもらうから」

「ガッテンだぜ」

 

扉の向こうは趣味の悪いぬいぐるみだらけだった

床だけに飽きたらず壁にまで張り付いている

それに魔理沙が触れると鋭い痛みが魔理沙を襲う

「このぬいぐるみ…魔力を吸収して見えない刃を展開しているんだ…まるで魔女を殺すための…」

魔理沙に悪寒が走った

魔理沙の魔力は人間にしては高い方だが周囲のアリスやパチュリーのように高くはない

そんな魔理沙でさえ剣山を握るような痛みだ…出血もかなりある

つまりそれより魔力の高いアリスやパチュリーは…

パチュリーの言い分だとアリスはこのぬいぐるみに埋もれている

それは刃に埋もれている事を指す

「アリス…アリス!どこだ!止めてくれよ…生きててくれよ!」

魔理沙は剣山を掻き分ける

 

遅れて霊夢とクラウドがぬいぐるみの部屋に着いた

「魔理沙ッ!」

魔理沙は両手両足から出血

血みどろになりながらぬいぐるみを掻き分けている

霊夢がぬいぐるみに手を伸ばそうとする

すかさずクラウドがその手を握って止めた

「はなしなさい!」

クラウドは手元からマテリアを取り出しぬいぐるみに近づけた

そのあとそのぬいぐるみに手を置いた

するとクラウドの手に穴が開く

「!!!」

「このぬいぐるみには目に見えない刃が展開されている…もし霊夢が手を伸ばしたら魔理沙ほどの出血なんてあっという間だ…わかるな?」

「そんなの関係ないよ!私は死んだっていい!魔理沙は…魔理沙だけは!」

「ふざけるな!」

クラウドは強い一言と共に霊夢の手を自分に近づけた

「お前が今傷付いて…死んで…誰が悲しむか…誰が辛いか…考えろ!」

「でも…だからって見てるだけなんて…」

クラウドが少し表情を和らげた

「少し…少しだけ見守ろう…もし倒れそうなら…魔法でぬいぐるみを全部燃やしてやる」

霊夢はゆっくり頷いた

 

 魔理沙はというと痛みに耐えながら剣山を掻き分けていた

「アリス…返事してくれ…頼む…」

 

「魔理…沙…?…ここ…だよ…気づいて…痛い…死にそうだよ…」

 

魔理沙はぬいぐるみに埋もれて気づかなかったが段差に躓き転んだ

「!?」

受け身を取り顔面へのダメージを防いだ

左肩から大量に出血した

「うぐぅ!!」

魔理沙はすぐに立ち上がった

「…埋もれて…見えない…まさか…」

魔理沙は奥の壁に張り付いたぬいぐるみを引き剥がす

中にロッカーがあった

掃除用具入れより大きい位の大きさだった

人一人入っても大分余裕があった

ロッカーのドアを引き剥がすように開けると中からぬいぐるみが雪崩れてきた

魔理沙は色々な場所に切り傷を負う

霊夢の悲痛な叫びが聞こえた

「魔理沙ぁ!!」

クラウドもマテリアを構える

しかし魔理沙は立ち上がった

顔面は血みどろで下のぬいぐるみに血が滴っている

腕は最早使い物にならない

視界もぼやけてきた

しかし魔理沙はぬいぐるみの奥に見た

白く細い女性の指を

「アリ…ス!」

魔理沙はアリスを引っ張り出す

やはりアリスもかなりの怪我で意識も朦朧としていた

「魔理…沙?…私…生きてるの…?」

「私が生きてるならな…霊夢んとこ行くか歩けないよな…肩、貸すぜ」

 

アリスは魔理沙の肩を借り霊夢のところに歩いてきた

「バカ!バカ魔理沙!どうしてこんな無茶したのよ!」

「アリスも…霊夢も…パチェも…私より大切な…存在だから…で…いいか?…」

魔理沙は意識を失った

「魔理沙…かっこいいよ…あんたは…」

霊夢はボソッと呟いた

「アリスをお願いクラウド」

「わかった…ぱ…ぱ」

「パチュリー?」

「そうそうパチュリーの話も聞きたいしな…行くか」

二人はアリスとそれぞれ魔理沙を抱えドアを開けた




クラウドと霊夢をくっつけるのって
実は僕が小説を書き始めたきっかけの一つです
もともと好きだったFFのキャラと
当時知ったばかりの東方のキャラを
くっつける話を書きたいと思い立ったのが始まりです
なんか初めて書いた時からクラウド×霊夢だった気が…
その後もこのクラウド×霊夢
(これから先はクラレイと表記)
の小説を何度か書いていました…
流行ってほしいな~
お似合いな気がするんですよこの二人
(あくまで個人の意見です)

では次回お会いしませう!
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