そんなこんなで和人のPS4にちょっと凹みができたが、後は普通にモンハンとかやって帰ってった。
帰りの時はあの少女――和人の妹らしい――とは出会えなかった。
……もう一度あの胸を拝んどきたかった。
…………なんて回想は終わりにして現実と向かい合おうか。
「何しに来たの?変態」
そう、俺はあれから一日たって、今日も和人の家へ遊びに来たのだ。
……和人には何も言わずに。
だって、あいつ引きこもりっぽいじゃん。
家出て遊んでるイメージないんだもん!!
そんなヤツだったら突然家に遊びに行っても家にいると思ってもおかしくないだろ!?
…………現実は無情で、和人は外に出かけてて、俺がインターホンを押したら和人の妹が出てきて、この前のことで印象が最悪な俺に尋問中という悲しい状況だ。
誰かどうにかしてくれ……。
「もう一度聞くけど何しに来たの?変態」
和人の妹が腰に手を当てながら聞いてくる。
「だから、和人と遊びに来たって言ってるだろう。巨乳」
俺は正座した状態で答える。
「巨乳は名前じゃなーい!!あたしの名前は直葉!!」
「いや俺だって名前違うから。変態なんて名前じゃないから。蓮っていう名前あるから」
もうなんか、アレだ。ムッキーって感じで直葉が怒ってる。
……ちょっと可愛いかも。もうちょっとからかっても…………良いよね?
「ただいまー。ってどうしたの?スグはなんか怒ってるし、何か蓮はいるし」
「おー。和人じゃないか。お邪魔してるよー。今はアレだ。ドッキリ失敗?んで、怒られてる。つーか、和人は何しに外に出てたの?」
「あぁ、ちょっとSAOのβ版パッケージを貰いにね」
「え?お前も当選したの!?。……どうしよう」
「お前もってことは蓮も当選したの!?でも、どうしようって?」
「いや、俺さ……数打ちゃ当たる!!みたいにさ、家族の名前全部使って応募したんだよね。そんで2枚当たっちゃったんだよ。だから、和人にあげようと思って今日来たんだけど」
「あぁ、なるほどね。うーん。……スグにあげちゃえば?」
「……えっ。私っ!?」
今まで蚊帳の外だった直葉ちゃんが急に振られて焦ってる。
……やっぱ可愛い。うん、可愛い。
あの、胸が良いよね。形といい、大きさといい。
惚れてまうやろーーーーー!!
……にしても直葉ちゃんにねぇ……うん、良いんじゃない。
「そうだね、和人。直葉ちゃんにあげるよ。はい」
直葉ちゃんにパッケージを渡す。
「え!?で、でも私ヘッドギア持ってないんだけど……」
「あぁ、それなら大丈夫だよ。家に何個かあるから。一個くらいならあげるよ」
「ちょっと待って蓮!!なんでヘッドギアを何個も持ってるの!?」
「それは……聞いちゃいけない秘密だよ」
俺は人差し指を口元で立ててニヤリと笑いながら言う。
「あ、うん。そう……だよな。秘密か……ん、わかった」
まぁ、ただお金が有り余っているだけなんだけどね。
「じゃあ、アインクラッドで会おう!!」
そう言いながら、俺は和人の家から帰っていった。