Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~ 作:takanist
とある森の中
「今日から本格的な修行に入るからな」
「はい!!」
僕と天晴さんの手にはいつもの竹刀ではなく、刀が握られている
天晴さん達が変身する時に使っていた、忍者一番刀と言うらしい
ちなみに八雲さんのを一時的に借りている
「どうだ、初めて一番刀を持った感触は?」
「当たり前ですけどずっしりと重たいですね
単純な重さだけじゃない何かも感じます」
「そいつは八雲が戦って来た歴史だ」
「歴史・・・」
そうか、八雲さんはこれを使って戦い続けてきたんだ
僕は一番刀をしっかりと構える
「まずは剣術で俺に勝てたら、忍術を教えてやる」
「でも勝ちの基準はどうするんですか?」
剣道なら分かりやすいけど
「そうだな・・・」
天晴さんは少し考え
「じゃあ、俺に少しでも傷を付けられたらお前の勝ちだ」
「そんなんでいいんですか?」
「ま、できるもんならな!
ちなみに、忍術は使わないから安心しろ」
「それじゃ、いきますよ!」
「あぁ、来い!!」
修行開始十日目
「はぁはぁはぁはぁ」
「おいおいもう終わりか?」
「嘘だろ・・・」
修行をつけてもらってから十日が経ったけど、未だかすり傷一つ付けられないでいる
一番刀の扱いには少しずつ慣れてきたけど、それでも完璧に使いこなせていない
すると
「修行中すいません」
どこからともなく霞さんが現れた
「天晴君、また現れました」
「この間の奴か?」
霞さんは静かに頷いた
「ミチルは道場に戻ってろ」
「・・・はい」
そう言って、二人とも姿を消した
やはり今の実力じゃ、みんなの足手まといになるだけだ
「・・・でも!!」
――――――――――――――――――――――――――
今、ニンニンジャーの目の前には巨大化したロイミュード
「この間襲ってきた奴でございやすか」
「恐らくな、胸に付いている数字が同じだ」
八雲の観察眼通り、ロイミュードの胸には'082'のプレートが付いている
対するニンニンジャーは前回と同じくキングシュリケンジンで立ち向かう
「一気に押せ押せドンドンだ!」
ロイミュードに近づいていくニンニンジャー
バイソンドラゴソードを振りかぶり、切りつける
「はぁ!!」
しかし、ロイミュードは無傷のまま立っている
「効いてないの!?」
その隙に、ロイミュードの蹴りや連続パンチがニンニンジャーを襲う
「忍者も大したことないな!」
倒れてしまうキングシュリケンジン
「くそっ!」
「以前より強くなっていますね」
「誰が仕向けたのか分からんが、だいぶ性格の悪い奴だってことは分かるな」
「もう!私、その人嫌い!」
ロイミュードは指先をキングシュリケンジンに向け、エネルギーを圧縮していく
「タカちゃん、早く立たないと!」
「分かってっけどよ」
「喧嘩だったらあの世でしな!」
ロイミュードの指先からエネルギー弾が発射された
するとキングシュリケンジンの目の前に巨大な光が現れた
「なんだ!?」
「もしかして、ミチルか?」
光が収まるとそこには青い戦士が
「この姿って、ミチル君もなってましたよね?」
「でも、元の姿は赤だったような・・・」
目の前に現れたのは、青き慈愛の戦士・ウルトラマンコスモスだった
コスモスは一瞬でロイミュードの近くに移動した
「なんだ貴様は!?」
殴りかかって来た腕を華麗に躱し、蹴りを受け止め弾く
コスモスとロイミュードの立ち回りの間に、なんとか立ち上がったキングシュリケンジン
「よしみんな、極めるぞ!」
バイソンドラゴソードを構えるキングシュリケンジン
「すいません、そこの青い戦士さん!」
霞の声を聞いたコスモスはキングシュリケンジンとロイミュードの一直線上から離れた
「今だ!!」
「「「「「「キング破天荒斬り!!」」」」」」
十字に斬り、バイソンキングバギーとドラゴマルの幻がロイミュードに突進していく
斬られたロイミュードから火花が散っていく
「うぅぅ、貴様ら!
もう計画は始まっている、もう誰にも止められんのだ!!!!!」
そう言いながらロイミュードは爆発した
「計画って・・・」
「一体なんなんでしょうか」
「もしかしたら、とんでもない敵に目をつけられたかもな」
「それより、あの青い巨人だよ」
コスモスは光に包まれ姿を消した
「ああああ!誰かいる!!」
風花は、先程までコスモスがいた場所に一人の男が立っているのを見つけた
「しかも、手を振ってるよ」
「タカ兄・・・」
「行くか」
ニンニンジャーは地面に降り立ち、変身を解除した
「君たちが、伊ケ崎道場の忍者たちだね?」
「そうだけど、お前誰だ?」
天晴が男に問うと
「そっか自己紹介がまだだったね」
男は一拍おいて
「僕は春野ムサシ。TEAM EYESの隊長です
礼堂ミチル君を迎えに来ました」