大隊指揮官殿が鎮守府に着任しました   作:秋乃落葉

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注意!

これは本編とはまるで関係のないIFのストーリーになります。

思いつきのネタで書いたものなので、本編の続きを期待されますと、裏切られる結果となるかもしれません。

そんな作者の自己満足で書いたようなもの見てられるか!と思われた読者様、お許し下さい!


IF
鎮守府大爆発!ぶっちぎりバトルフリートガールズ1


 戦況報告。鎮守府正面海域に於いて敵大規模部隊の侵攻を確認。当海域哨戒部隊が交戦するも、壊滅的被害を受け敗走。現在艦隊再編成とともに防衛を行っているが、戦況は極めて劣勢である。

 

 

 

「・・・駄目です、やはり外部との連絡は完全に途絶。支援は望めそうにもありません」

 

 

 暗く沈んだ大淀の声が司令室に溶ける。最早戦況は詰みに近い。近頃日本近海にまで展開するようになった深海棲艦に対し、日本海軍の対応は後手後手に回っていた。そのつけがとうとうこの鎮守府にまで回ってきたのだ。

 

 

「大淀、本土の戦況はどうであると予想されるかね?」

 

 

「最後の連絡から大きな変更がなければ、本土近海の制海権奪取後、各泊地、鎮守府への連絡を試みている頃かと」

 

 

「なるほど。ではその作戦が成功している可能性とは如何程と予測されるのかね?」

 

 

「・・・万に一つに等しいものと思われます」

 

 

 司令室には再編成された艦隊の各旗艦を始めとして、重要なポストにある艦娘が集結しているが、皆が皆悲観を隠せぬ面持ちでいる。今後の作戦展開に置いて戦況が不利であるほど士気は高く持っていなければいけないことはわかっているのだが、その作戦遂行どころか、作戦実行すらままならない状況ではそれも仕方ないのかもしれない。大本営との連絡もつかず、本土からの資源供給も当然途絶。資源確保のために遠征部隊を出そうにも鎮守府正面海域すら突破できない始末。

 

 

「龍驤秘書官代行、艦隊再編成はどうなっている?」

 

 

「正直戦力が不足していると言わざるをえん状況やな。長門は先の防衛戦で大破した傷がまだ癒えとらん。陸奥は構築され始めた深海棲艦の前線泊地を奇襲攻撃した時に戦線離脱に失敗した艦娘三名とともに行方不明。・・・轟沈の可能性も考えなあかんやろうな。空母部隊によって制空権は保持してるけど、ボーキサイトの備蓄はもう長くは持たん。総括して、いつ戦力の均衡が崩れてもおかしくない状況や」

 

 

 少佐が呼んだように、龍驤はこの状況の中で秘書官代行としての任を受けていた。もっと余裕のある時に任せられていれば、と何度となく思ったものではあるが、それを悔やんでも仕方がない。どんな状況であれ、誰かがこの任を果たさなければならないのだから。

 

 

「まさに八方塞がりというわけか。ああ、なんと絶望的だ。1945年の祖国を思い出すねぇ」

 

 

 少佐はその言葉とは正反対の、恍惚とも言えるような感情を湛えて言う。

 

 

「明石!!」

 

 

「はい、提督」

 

 

「敵前線泊地への打撃部隊を編成する。鎮守府内の高速修復材をかき集め、各艦娘の艤装修理を急ぎ給え。それから倉庫内の余剰装備を最低限のものを残して全て資源に解体する」

 

 

「しかし・・・しかし全員分の高速修復材も、反復出撃を敢行する資源も最早ありません!今余剰装備を解体することは長期戦が不可能になることと同義です!どうかご再考を・・・」

 

 

 長期戦が現実的でないことは、明石とてわかっている。しかしそれでも、提督の指示を受け入れることはできなかった。乾坤一擲といえば聞こえはよいが、とどのつまりそれは玉砕にほかならない。

 

 

「否!今や機は熟した。我々は大海に包囲された孤島だ。遠く本土は連絡がつかず、増援は来ないだろう。そしてじきに深海棲艦の大群がここへ雪崩込んでくるだろう。ならば我らから打って出ようではないか。狩人気取りの彼らに、最後に目にもの見せてやろうじゃないか」

 

 

「っ・・・!そんなの賛同できません!死を近づけるだけです!」

 

 

「待てば海路の日和あり、とでも言うかね?だがその海路は一体どこへとつながっているのかな?我々は包囲されていて、本土は大洋の彼方に霞んでいる。そんな幻想を追うよりも目の前の闘争に飛び込むほうがずっと有意義で楽しいぞ。倒すべき化物はそこにいて、私達はここにいる。戦うべき戦場はそこにあり、死すべき戦場はここにある!さあ、戦争をしよう。瓦礫の山の片隅で泣きわめいているよりも、ずっとずっと楽しいぞ!」

 

 

 明石は、言葉を失って立ち尽くした。どちらが正しくてどちらが間違っているのか、わからなくなる。もう逃げる場所はなくて、投降も出来ないのだから、最後まで戦って死ぬのが、正しいのか?・・・わからない。

 

 

「龍驤秘書官代行。打撃部隊の選出は君に任せる。命令に従わないものは君の判断にまかす。何者かを打ち倒しに来た者は、何者かに打ち倒されなければならぬ。それは私達とて深海棲艦とて、同じことだ。それに作戦は全て計画通りじゃないか。この戦争はこの私の小さな手の平から出た事など一度たりともないのだ」




冬イベで日本近海まで深海棲艦に攻め込まれていたので書きたくなってしまいました。

正直マジで作者の落書きレベルでございます。一応続きも考えてはおりますが・・・。

冬イベ攻略で燃え尽きて本編の続きの執筆が滞ってしまっているので繋ぎの投稿も兼ねております。執筆が遅い作者を許して下さい・・・。
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