黒服姿のセイバー・アトリアルに車椅子を押されて病院の中庭にやってきた理世は辺りを見回し自分が産まれた世界と違うことを実感していたのである。
アティスマータ新王国にはないコンクリートを使った建造物や生えている草花を見ながら理世としてどう生きて行こうか考えていたのである。
まずは怪我を治してから超神次元ゲイムギョウ界で次元武偵の資格を得ることから始めようと考えていたのである。
いきなり神姫化で仕事をするのは最強と呼ばれた理世でもこの力が使い方次第で世界を破壊できることくらいわかっているのだ。
「リンドヴルム・・・」
「確か理世が乗っていた神装機竜でしたね」
「その通り。でも機攻殻剣は失った」
「そうでしょうか?」
「?」
理世は相棒だった神装機竜「リンドヴルム」のことを呟いていたのでセイバーは笑っていたのであった。
それを見た理世は何故セイバーは笑っているのかと思ったのであった。
「この世界はわたしが産まれた世界よりなんだか心地が良いです」
「天界は神々と天使の世界ですから」
「その神にわたしがなってしまうなんて」
「それは予言されていたのです」
「天々座理世です。あなたは?」
「わたしはラクアと申します。未来樹の精霊と言えばわかるでしょうか」
「まさか、龍美達があの時助けに来てくれたのは‼」
「そうです。ですが結果的にあなたを神姫にさせてしまった。どう謝ればいいのか」
「わたしはいいのです。たとえもうあの世界に帰れなくなっても友である龍美達が居ます。ですから顔を上げてください」
「お優しい方なんですね。ではわたしはこれで」
理世はアティスマータ新王国に居た頃より居心地がいいとセイバーに打ち明けたのだ。
セイバーは此処が天界であることを説明して理世は自分が神になってしまったことに今だ驚いていたのであった。
そんなことを話していたら未来樹の精霊ラクアが自分が予知していたことを話しながら歩み寄って来たので理世は自己紹介をしてラクアも自己紹介をしたことで短時間で龍美達が異世界であるアティスマータ新王国に助けに来れたのもラクアの能力があってこそだが理世が死に龍美が転生させて神姫として生きることを強いられることも予知していた報告を送れてしまったことを深々と頭を下げて謝罪したのであった。
理世は顔を上げるようにラクアに言いラクアは顔をゆっくりと上げたのであった。
そしてラクアは軽く頭を下げて立ち去ったのであった。
「部屋に戻りましょうか?」
「そうですね」
理世はセイバーに車椅子を押してもらい病室に戻ったのであった。