模擬戦第三試合の準備が始まったのであった。
「天馬、頑張れよ」
「行ってきます~」
「祐姫、あいつ、打鉄を燃やさないか心配だな」
「確かに」
控室で待機していた天馬は、天界製の黒紫のISスーツを着用して、出番が回って来て、打鉄のあるピットに、天夏達から激励されて、打鉄に乗り込んでカタパルトから出撃したのであった。
「一刀、行ってくるわ」
「ああ」
「神崎祐姫、行きま~す‼」
対岸のピットでも祐姫と一刀の熱い空間が広がって、祐姫も天界製で、弥生と同じく白と赤のISスーツを纏い、打鉄に乗り込んで、カタパルトから発進したのであった。
ISの操縦は、フラクシナスのISシミュレーターを使っていたのと、実際に、飛行島で、ISの訓練機である、打鉄を天界の技術開発本部が開発して、バロン監督の下、訓練を行っていたのである。
「祐姫とやるのってISは初めてだね」
「ええ、わたしの最強を打ち破ってみなさい」
「勿論‼(この子もやる気だね)」
《力を貸すよ、天馬》
バトルフィールドに対面した、天馬と裕姫はISでの模擬戦はこれが初めてで、いつもは、スポーツチャンバラで使うスポンジ剣での模擬戦なのだ。
勝敗は、天馬の全勝という結果なのだ。
天馬は、織斑千冬に悟られずに、乗っている打鉄のISコアと対話して、意思疎通を可能にしたのであった。
そして、カウントが0になった瞬間、試合開始のブザーが鳴った。
「天馬の奴、あれをやったか」
「ねぇ、あれって?」
「天馬はISのコアとシンクロしやがった‼」
「?」
「なるほどね、ISのコア、つまりルーンに宿ってる魂を引き出したってことだろ、天夏」
「‼」
次の試合まで時間が来るまで、控室のモニターで天馬VS裕姫の一戦を観戦していた男性陣は、天夏が一目で、天馬がISコアの能力を引き出したことに気が付いたのである。
ルクスは何のことやらさっぱりだったので、天夏と一刀がわかりやすく説明したのであった。
天馬&祐姫「魔王炎撃波‼」
「ブレードが燃えてます(゚Д゚)ノ‼」
「規格外だ・・・」
管制室から、天馬VS祐姫の試合を見ていた織斑千冬と山田真耶は、まさか、刀身に炎を纏わせるという、夢でも見ているかのように驚き、二人がモンド・グロッソ以上の試合を行っていたのであった。
そして、
「魔神剣・双牙‼」
「しまった‼」
「勝者、天河天馬‼」
「スゴイ・・・織斑先生のモンド・グロッソより」
「やってるわね、天馬は」
「確か、二組の」
「明神朱音よ、朱音でいいわ」
天馬は斬撃を一発だけ放って、遅れて、相手の側面から攻撃する斬撃を放って、SEを0にして、勝利したのであった。
それを見ていた観客は目が点になって、観戦していた朱音とリアムは、いつものことだと気にしてなかったのであった。