天馬VS祐姫の模擬戦は、天馬が打鉄に嵌め込まれているコアと共鳴し、打鉄本来の能力を引き出して、勝利したのであった。
次の、星奈VSなぎさは、両者とも一歩も引かない攻防を繰り広げて、観客席も大盛り上がりの声援が響き渡り、両者、引き分けになったのであった。
続いての試合も、モンド・グロッソ並みの模擬戦になったのである。
最後は、
「天夏、おまえがこの試合、最後だ」
「ああ、行ってくる‼」
「もう一人の最弱、黒神一刀」
ここまでの戦績は、天夏が、一引の全勝で、一刀と同率になっていたので、これが最後の試合になったのである。
兄妹対決は、引き分けに終わったのだ。
天夏は打鉄に乗り込んでカタパルトから出陣したのである。
「祐姫、行ってくる‼」
「ええ」
対岸のピットでも打鉄の準備が完了した、そして、カタパルトから発進した、恋人を見送った祐姫は、一刀の勝利を祈ったのだ。
「ISでも、強いな」
「ああ、だけど、ボクの最弱を以って、君の最強を打ち破る‼」
「望むところだ‼」
アリーナで対面した打鉄に乗った、天夏と一刀は、笑顔で、打鉄の刀を構えて、試合開始のブザーが鳴った瞬間、
「虎牙破斬‼」
「なんの‼」
「織斑先生、凄いですね、天夏君達は、幾ら企業代表でも、こんなレベルの試合は出来ませんよ‼」
「おまえら、何があったんだ・・・」
鍔座り合いの攻防戦が繰り広げられて、お互いの剣術で火花を散らしていたのである。
「カンちゃん‼」
「スゴイ、カッコイイ」
「隣、いいか?」
「え~と確か、わたし、四組の更識簪、六組の」
「ソウマだ」
「同じ六組のショウ・リョウザンだ」
「どうぞ」
観客席では、もちろんほかのクラスの生徒も観戦していたので、その中に生徒会長の妹、更識簪が、布仏本音と一緒に、天夏VS一刀の模擬戦を観戦していたのであった。
そこに、数少ない男子IS操縦者で六組に転入した、ソウマとショウがやって来て、更識簪の隣の席に座ったのである。
二人は学級委員長に推薦されたが、じゃんけんでソウマが負けたことで、ソウマが学級委員長になったのだ。
「そろそろ、かたを付ける‼ 爪竜斬光剣‼」
「勝負‼ 空破絶掌撃‼」
「速すぎて観測できません‼」
「嘘だろ(=゚ω゚)ノ‼」
二人は、一気にかたを付けるべく、勝負に打って出たのである。
天夏が、一週間の修練で身に着けた、高速の剣戟を浴びせる奥義を、一刀が、強烈な突きを繰り出して、すり抜けて、振り返りながら突く奥義を繰り出し、管制室では観測できないという始末だった。
そして、
「いい勝負だった、ほらよ」
「次は負けないからな、天夏」
「勝者、天河天夏‼」
こうして一年一組の学級委員長決定戦は、幕を下ろしたのであった。