一年生のクラス代表戦当日、一回戦目、三組代表のザックVS四組代表の簪の組み合わせで試合が始まったのである。
「ぶっ飛びやがれ‼」
「速い‼」
「ザック、手加減しないでござるか」
「無理だと思うよ、ザックには」
「試合なんだから、手加減は無用よ‼」
「イリア・・・」
試合開始と同時にザックが先手必勝で、双剣「ジェットブレード」を抜き、雷を纏った双剣による連撃を簪にお見舞いした。
簪は紙一重で直撃は避けたが、SEを二割減らされたのである。
タダでやられるほど、簪は甘くないのはザックも知っているのだから。
「お返し‼」
「ミサイルか‼ だったら、聴いてくれ‼」
「来るぞ‼」
「shake it‼」
「ギャァァぁ(゚Д゚)ノ‼」
ISの背中に背負っていたギターを持って、ギタープレイの演奏の爆音で簪のマニュアル操作のミサイルを全弾、撃ち落として見せたのである。
まさか、ISでギターを演奏して、ミサイルを撃ち落とすという攻撃をモンド・グロッソすらやらないであろうことを、目の前で、ISを乗っている男がやってしまったのだから、観客席に居た天夏達以外は全員、耳を塞いで、ザックのギターの爆音に耐えていたのだ。
「もう‼ 怒った‼」
「簪ちゃん‼」
「レヴィンの専用機はどうなってるんだ・・・・(゚Д゚)ノ」
「織斑先生」
簪も代表候補生という看板がある以上は、このまま引き下がるほどの器ではない、すべては姉を超えていと言う思いがある、ハロルドにお願いして、付けてもらった「月牙」と呼ばれる三日月状の刃が二つ付いた槍「方天戟」を手に持って、ザックに特攻したのである。
「旋風槍‼」
「やるじゃねか、けど、オレの勝ちだ‼」
「しまった‼」
確かに、剣と槍では槍が有利だが、ザックは革命軍に所属している兵である、簪のような戦場を知らない者は、槍が普通に強いと思うが、ザックの仲間の兎の半獣、メグの槍術に比べればザックにとって遅く見えた。
ギターから双剣に一瞬でシフトチェンジして、左の剣で受け流して、右の剣で簪に止めを刺し、武王のSEを0にしたのである。
「負けちゃった」
「なぁ、簪、暇さえあれば、オレたちの仲間にならねぇ?」
「え、いいの?」
「ああ、おまえが天夏のことが気になってることくらいわかってるつもりだからな、それとおまえの姉ちゃんぶっ飛ばすんだろ?」
「うん、今日からお願いします‼」
「ザック君、パーフェクトゲームしちゃったΣ(゚Д゚)」
「今度は、一刀VSリアムか」
「どうなるんだろうね、イリア」
負けた簪をザックが手を引いて起こして、自分達の仲間に勧誘して、簪は天夏達の仲間になったのであった。