インフィニット・ストラトス~龍神と白猫と自由   作:天龍神

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魂の刃の竜

ゴールデンウイークが明けて、天夏達はSHRが始まるまで自分達の教室で席に座って待っていたのであった。

 

いつ通りに副担任の山田先生と担任の織斑千冬が入ってきたのである。

 

「え~と、毎度毎度おなじみになってるが、このクラスに転入生がやって来る、入って来い」

 

「(虎徹姉から、ルクスの幼馴染が来るって言ってな)」

 

そう、この日は、王立士官学院の協力者として、ルクスの幼馴染が転入してくることになっていたのである。

 

天夏達は、前もって知らされていたので、問題なかったのである。

 

「自己紹介しろ」

 

「フィルフィ・アイングラムです、趣味は、日向ぼっこ、読書、特技は武術、よろしくお願いします」

 

「はぁ~」

 

「フィルフィさんの席はルクス君の後ろです」

 

「はい・・・」

 

「フィルフィを殴る気は失せるよね」

 

セドナと同じく同年代と比べて立派な物理的な得物とピンクの髪の持ち主で、制服は、勇龍達が採寸して、難なく着れるように改造した代物を着用し、スカートは本人の希望で王立士官学院と同じ色の物を着用した、ツーサイドアップに束ねたポーカーフェイスをあの織斑千冬がいる前で堂々と貫き通しているフィルフィ・アイングラムが一組に転入してきたのである。

 

ある物は、自分にはない物を持っているフィルフィに嫉妬を燃やし、ある物は落胆したりとした地獄絵図状態になったので、織斑千冬が出席簿を握る力すら出なかったので、殴られることなく、フィルフィと同じものを持っている山田先生は何のことかわからず、席を案内したのであった。

 

そして、授業の合間の休み時間、

 

「龍姫姉とは親友なんですかΣ(゚Д゚)‼」

 

「これをあの時にもらった」

 

「ソウルセイバードラゴン?」

 

「それって、たしか、カードファイトヴァンガードのカードだよね」

 

「知ってるのか、星奈」

 

「超神次元ゲイムギョウ界にもカードファイトヴァンガードって言うカードゲームが流行ってるし、大会に優勝すると、そこでしか手に入らないカードとかもらえるんだよ」

 

「この世界はカードゲームより、ISだしね、遊びをこういった物に取り込んじゃう、ヴェスタWSCもすごいけど」

 

「うん、これは今ではそんなに価値ないけど、わたしにとっては大事な宝物、それと、いつもと同じように話して」

 

「はい、わかった、よろしくな、フィルフィ」

 

「姉さんと雰囲気似てる・・・」

 

「あ、レリィさんか、本人にも言われたな、早く席に着かねえと、出席簿が飛んでくるぞ」

 

「うん・・・」

 

フィルフィとルクスが龍姫達と同学年であることが判明したが、ルクスとフィルフィからはいつもと同じように敬語は必要ないと言われて、天夏達は、それを承諾し、親睦を深めていたのであった。

 

フィルフィは徐に五年前、龍姫と星龍に友情の印としてもらった、白と青の白い大きな翼のドラゴン、ソウルセイバードラゴンのカードを一緒にもらったデッキケースから出して、見せたのである。

 

星奈となぎさは娯楽が産業のゲイムギョウ界に住んで居るので、そのカードのことを知っており、ゲイムギョウ界では四ヶ国を巻き込んだ大会も開かれると説明したのであった。

 

今では、入手することが簡単になったので、さほど価値はないが、フィルフィにとっては、自分を助けようとして、助けられなかった罪滅ぼしの意味を込めて、龍姫からデッキごとあげたもので、ルクスたちの世界では希少なものなのだ、それを今まで大切に持っていたのだ、そして、授業が始まるので、自分の席に着くように言った、弥生を見たフィルフィは、どことなく、王立士官学院の理事長をしている、実姉、レリィ・アイングラムにどことなく面影があると言って、弥生も照れながら授業が始まるのを待ったのであった。

 

 

 

 

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