野井原の高校に通っていた天馬が、もう一人の幼馴染のセドナを都立来禅高校から呼び寄せて一緒にIS学園に転入してきた当日、校門で、制服を着ているにも関わらず、警備員に止められてしまったので、直接、理事長、轡木十蔵に連絡を入れて、来てもらって、遅刻にはならなかったが、織斑千冬が逆恨み紛いに背後から出席簿で殴りかかってきたのだ。
だが、次元武偵で、いつも多対一の戦闘などお茶の子さいさいで、振り向くことなく、織斑千冬が出席簿を持っている右手首を掴んで、そのまま、一本背負いで、教室の生徒の目の前で投げ飛ばしたのであった。
もちろん、セドナの掛けていた眼鏡は、実は隠しカメラの伊達眼鏡だったので、そのまま、織斑千冬が出席簿で暴行を働こうとしていた瞬間を捉えていたので、全異世界に配信されて、理事長からお灸を据えられたのだった。
それから三日後、
「てんま~って織斑先生より強いよね~」
「そうかな、ボクの実家、田舎でISなんか、流通してない所だし、いつも実家の道場で、武術の修練してたくらいだし」
「しばらく、織斑先生は、減給されたらしいわよ」
「当然だろ」
「君達は・・・」
「ルクス、授業始まるよ」
授業の合間の時間、同じクラスで、先祖代々、更識家に使える由緒正しい家系の次女で、気にいった人にはダミュロンやノーマほどではないが、あだ名をつける癖があり、いつも、袖が長過ぎる制服を身に着けているが、スタイルは、弥生達には劣るが、かなり良く、天夏曰く、従姉妹達と同じ雰囲気を醸しだしている、布仏本音とルクスを交えて談笑していたのであった。
内容は、天馬の織斑千冬一本背負い事件が主な話題に顔色一つ変えずに話に加わっていたのであった。
天夏と天馬に仇名つけようとしたが、二人とも、天という文字が二回使っていたので、本音曰く、テンテンと呼ぼうとしたが、流石に被るので、名前で呼んでいるのだ。
チャイムが鳴ったので、席に着いたのであった。
そして、今日最後の授業が終わろうとした時、
「クラス代表を決めようと思う‼」
【なんで、決めてなかったんだ?】
【そうですよね、二週間も期間があったはずでは?】
【余程、決めかねていたのだろう? ルクスに押し付ければ済んだはずが】
【全くですね】
いきなりのクラス代表。つまり学級委員長を決めるという宣言をし始めた織斑千冬に、神装機竜使い達は、思っていたことを話していたのであった。
「天夏君がいいです‼」
「ルクス君を推薦します」
「黒神君を‼」
「オレは厄介ごとは」
「次に『推薦された者は、辞退できない』と言う‼」
「推薦された者は辞退できない‼ って、天河妹‼」
「織斑先生、完全に、天馬に弄ばれてるな」
「そうね(´・ω・`)」
案の定、女子達は男子を全員推薦するという行為に走ったので、天夏が辞退しようとしたのだが、天馬が、織斑千冬が言うであろう、暴言を先に言ったので、織斑千冬が完全に、天馬に乗せられていたのである。
「オレは、天馬と弥生達を推薦する‼」
「お兄ちゃんとはISで一回やってみたかったんだ~ で、セドナも」
「ボクは、祐姫を推薦で」
「天夏達のISの実力を知りたいし‼」
「いいでしょう、受けて立ちます」
「それじゃあ、一週間後の放課後、第一アリーナで行う‼ 解散‼」
こういうのは、旅は道連れ世は情けというのだろう、結局、天夏達全員が一週間後の模擬戦でISで総当たり戦で戦うことになったのであった。