戦艦「攻龍」でコアが何者かに細工が施されたものだと判明し、天夏と弥生はまた龍美達の医療チームが使っていた旅館で用意された部屋で寝ていたのであった。
「マリア‼」
「大丈夫、始めての装甲機竜の戦いで疲れちゃったみたい」
「しばらく、休んでなさい‼」
「次、起きたら、ボクが出るよ‼」
「その方が無難でござる」
弥生の精神世界に戻っていた「マリア」は疲労が蓄積されたらしく、しばらく休むと告げて、天真爛漫なボクっ子のピンクのツインテールの人格「美兎」が日常生活を送るための人格として表出ることになったのであった。
「起きろ‼」
「?」
「起きてください‼」
「起きてよ~‼」
「あれ? おまえら、元の姿でいるんだ? って、なんで、十二単みたいな服を着てるんだ!?」
「此処は、おまえの精神世界、つまり目の前にいるわたし達は、簡単に言えば、サロメと同じだと思ってくれていい」
「そうか、分かった、みんな、似合ってるな和服姿も」
「一番似合ってるの、箒だもん」
天夏もまた精神世界に来ていたらしく今度は和風建築の部屋でなぜか昔の姿でいた弥生達が十二単のような着物を着ていたのであった。
どうやら、天夏が創り出した世界らしく、天夏は十二単姿のメンバー全員を褒めていたのであった。
一方で、
「何故、銀の福音が暴走したんだ‼」
「わたしだって言いたいんでしょ、違うよ、織斑千冬」
「見つけたよ、ISの女王様、名前なんだっけ、ああ、アホ斑、ちりゆだったね」
「貴様‼ 人の名前を間違えるとは‼」
「ふあっはははっはあ(≧◇≦)‼ ボクが用意したおもちゃの感想は?」
「なるほど、おまえだったのか、サレ‼」
「本物のヴァルキリー、こっちは楽しめそうだ」
織斑千冬に海岸に呼び出された睦月はいつでも抜刀出来るように拡張領域に入っている打刀を隠している状態で、銀の福音が暴走したことで問い詰められていたのであった。
そこにサレが堂々と姿を見せたのである。
サレに名前すら六の覚えてもらえなかったようで、態と名前を間違えられた織斑千冬は感情を剥き出しに、またサレに暴行を働こうとしたところで、戦乙女ヴァルキリーが姿を見せて、織斑千冬を止めたのである。
そして、銀の福音が暴走のは自分がフォルスで細工したとサレが自供したのである。
「離せ‼ こいつにISを」
「IS ISってバカみたい・・・フハハハハハ(≧◇≦)、それじゃあ、もう会わないと思うけど」
「何故、止めた‼」
「織斑千冬、あいつはアンタの百倍、強いんだよ‼ 久しぶりですね、織斑千冬、風鳴翼とでも名乗っておきましょうか」
「会いたいと思っていた、風鳴‼」
「悪いですけど、お客さんが来ました。ルエル」
「うふふふう、安心してください、あの乗っていた女性は無事です、あなたの弟さん達を殺したのはわたしのはずですよ、織斑千冬」
ヴァルキリーレナスに羽交い絞めにされている織斑千冬にサレはいつものセリフを言って姿を消した所に、神姫化している龍姫が仮面を被ったまま現れて、織斑千冬に睨まれたところで、銀の福音に乗っていた女性に憑依していたルエルが姿を現したのであった。
ヒストリア島で死んだと思われたルエル・サクラリッジだったのだから。