初投稿です!!
最初の八幡のレポートに関しましては、自分ではうまく思い浮かばなかったため偉大なる原作様をお読みください。
世の中というものは、いつ何が起こるかなんてものはわからないものだ。
ある日突然家族を引き裂くような出来事が起きてしまうかもしれない……
はたまた、トラックに轢かれ異世界へ転生してしまうこともあるのかもしれない……わけがない。
流石にそんな二次創作でよくあるようなことが現実で起きるはずはない。
てか、そんな事態になるなんてのは、どんなことがあってもお断りだ。
愛しの小町に会えなくなってしまうじゃないか。
小町はいずれ彼氏ができて結婚して家を出ることになるじゃないかだと…?
……小町に変な毒虫が寄り付かないように目を光らせなければいけないな。
それでも寄り付く害虫がいるようなら呪いをかけてやる……
そんなことを頭の中で考えていると、俺の前に座っている人物から声を投げかけられた。
「比企谷、君は私がなんという課題を出したのか、それを理解してこのようなレポートを提出したのかね?」
―――怖い。
俺――比企谷八幡――は、その人物――平塚静――からの言葉を聞き、頭の中が恐怖で支配された。
いや、だって額に青筋を立てながらものすごい笑顔で言ってるんだぞ?
顔が整っているだけに余計に怖い。
普段からそんな感じだから男が寄り付かないのでh―「比企谷、今考えていることについて二度目はないぞ。」―申し訳ございませんでした。
なんで平塚先生はナチュラルに俺の思考を読んでいるんだ……可能な限りポーカーフェイスを俺は貫いていたつもりだぞ……?
「さて、少し話が逸れてしまったな……もう一度聞こうか、私は何という課題を出したのかな?」
「『高校生活を振り返って』…です。」
「ちゃんと課題の内容は理解しているようだな……ならば何故犯行声明のようなレポートが出来上がるんだ……」
平塚先生は深くため息をつきながら、胸ポケットからタバコを取り出した。
そこから1本取り出し、ライターでカチッと火をつける。
ふぅっと煙を吐き出し、俺に対して謝罪の言葉を投げかけた。
「いきなりタバコを吸ってすまんな。」
「いえ、親も俺の前で平然と吸っていますので特には。」
「君が気にしないタイプで助かるよ。」
今の世の中は喫煙者には肩身が狭いものでな、と平塚先生は口にした。
俺は、まぁ百害あって一利なしって言われてますからね、肩身が狭いのは仕方がないことですよ、と苦笑しながら返答をしておいた。
そして、平塚先生は真面目な、かつ心から心配していることがわかる顔をして俺に質問をした。
「……君は友達とかはいるのかね?」
「……何故その質問に至ったのかを質問してもいいですか。」
先生が真面目な顔をするから、どんな質問なのかと身構えていたが思わぬ質問でよく返答できたなと我ながら思った。
しかし、何故先生は俺にそんな質問をしたんだろうか……確かに俺は部活に入っていない。
授業の合間の休み時間は誰とも話さず常に腕を枕にして寝られるようにしている。
昼休みはすぐに教室から出て、ベストプレイスでご飯を食べ、昼休みギリギリまで時間を潰し、授業が始まる前に戻っている。
放課後は部活にも入っていないため、すぐに荷物をまとめてほぼ寄り道をすることなく帰宅をしている。
……振り返ってみてわかったが、そりゃ確かに先生も心配するわ。
明らかに友達いないみたいじゃねぇか。
「教室で誰とも話さない。昼は一人で教室から出て食事を取る。放課後はすぐに荷物をまとめて帰宅をする。」
「俺が悪かったです。」
まさか俺が考えていたことを丸々言われてしまうとは……
しかし、友達……友達か……
「で、友達はいるのかね?」
「まず、どこからどこまでが友達と呼ぶ人物なのかを定義してもらってもいいですか?」
「……その質問をするような人物は世間一般では友達がいないと分類されるぞ?」
反論ができねぇ……実際問題どっからどこまでが友達なんてもんに分類されるんだよ……
話をしたら?一緒に遊びに行ったら?マジでわかんねぇ。
「失礼します。平塚先生はいらっしゃいますか?」
そんなことを考えていると、一人の男子生徒が平塚先生に用があるのか職員室へと訪れた。
その人物は学園内でも良い意味で有名な生徒であった。
葉山隼人。サッカー部のエースで次期部長候補、それに加えて高身長にイケメンときた。
噂によれば、学園内にファンクラブさえできているらしい。
え?誰から聞いたのかって……?噂だよ噂、耳に入ったんだ。
「おぉ、葉山こっちだ。」
タバコを口にくわえながら右手を上げ、こちらへと呼び寄せた。
その姿はとても様になっていた、とだけ言っておこう。
「すいません。来るのが遅くなりました。」
「構わんよ。先に相手をしていたのもいることだしな。」
俺のほうを見てそう言った。
なんだ俺はこいつが来るまでの繋ぎだったのか。
それならすぐに帰れそうだ。
「――ってあれ?ハチじゃないか。」
「うるさい、ここでそう呼ぶな。」
「っとそうだったね、ヒキタニ君?」
このやり取りに平塚先生は疑問を持ったのか思いっきり首を傾げていた。
そらまぁ、普段学校では誰とも話してないやつが学校中の人気を集めている奴と話してりゃ、普通不思議がるわな。
「君らは友達だったのか?」
「違います。」
俺は即答した。
横で葉山はまぁそう言うだろうね、と言わんばかりに苦笑をしていた。
平塚先生は俺の返答が聞こえていなかったのか、葉山の返答を待っていた。
「友達ですよ。」
「そうか!比企谷にも友達がいたのか!!」
葉山が肯定の返事をすると、とても嬉しそうな表情をした。
あれ?俺の返答が聞こえてなかったのか?
「違います。」
「そうかそうか!いやー日頃比企谷を見ていて、私は心配していたんだよ……だが、学校生活を見ていると繋がりが一切見えないのだがどういうことなんだね?」
その質問を葉山に対して投げかけた。
あ、これ意図的に無視されてるやつだ。ハチマンシッテル。
「小さいころからの付き合いなんですよ。」
「つまりは高校に入る前からの付き合いということなのかね?」
「そうですね。小学校に入るより前からの付き合いになりますね。」
まずい、これ以上この話を続けさせるわけにはいかない。
何か別の話題に変えなければ……
「そ、そうだ!平塚先生!葉山に何か用があったから呼び出したんじゃないんですか!?」
「……そんなにこの話を続けられるのが嫌なのかね。」
「そ、そんなことないですよ…?」
「……まぁいい、その強引な話題変換に乗ってやろう。」
よし、非常に無理やりではあるが話題を変えることに成功した。
これ以上、俺に関する話をされてたまるか。
「そうだ。なんで俺は呼ばれたんでしょうか?」
葉山も自分がなんで呼び出されたのかを疑問に思っていたのか、平塚先生へと問いかけた。
「君も比企谷と同じように私が課題として出したレポートについて話があったんだよ。」
そう言い、平塚先生は机の上に広げられていた俺のレポートの横にもうひとつのレポートを広げた――――
どうも初めましてjiguと申します。
やっぱり書くのって難しいですね。
評価や感想をいただけるととても嬉しいです。