アンケートをやったのですが、答えてくださった方全員が「今の設定のまま続行」を選択してて、ちょっと…いや、かなりびっくりしました。
「や・・・やりすぎだ、馬鹿!オレごと吹き飛ばすつもりか⁉」
「躱せないほうが悪い。昔の綾斗ならあれくらい余裕だった。」
自分を無視して派手にぶっ放した紗夜にレスターは詰め寄ったが、紗夜には悪びれるそぶりが全くない。
対戦相手であるユリスと綾斗も呆れてしまい、深刻なのかコメディなのかよく分からない空気が漂い始めた中...
「あらあら、これはまた派手に壊してくれたものですね。」
「...何やったらこんなんになるんだよ...。」
紗夜が開けた穴からクローディアと八幡が部外者を連れて入ってきた。
「このトレーニングルームはあなた方《冒頭の十二人》に貸し出しているだけで、学園の設備であることをお忘れなく。」
「...分かっている。これはあくまで訓練中に起きた事故だ。好き好んで壊した訳ではない。」
「なら結構。」
「え?それでいいのか、生徒会長。」
八幡の呆れた様な声を無視し、ユリスはクローディアと八幡の後方にいる2人に目を向けた。
「...で?それは一体どういうことだ?」
いや、その視線は睨んでいると言った方がいいかもしれない。少し離れたところではレスターも身構えている。
それもそうだろう。この部外者2名は、制服からアルルカントアカデミーの生徒であると推測できる。そしてユリスとレスター、綾斗はついこの間、部外者が所属しているであろうアルルカントの回し者であるサイラスに襲撃されたばかりなのだ。
むしろこの2人からすれば、一応の当事者である八幡と綾斗、星導館の生徒会長であるクローディアが全く警戒の姿勢を見せないことの方が不思議に感じるところだろう。
「ああ、そういや俺も聞いてないな。結局その人ら誰?」
「ああ、そうでしたね。こちらはアルルカント・アカデミーのカミラ・パレートさんとエルネスタ・キューネさんです。今度我が学園とアルルカントが共同で新型の煌式武装を開発することになりまして。今日はその正式な契約を取り結ぶためにいらしていただいたのですよ。」
クローディアはまるでこれ以上答えることは無いとでも言うように、聞いてもいないことまで答えた。
「共同開発だと…そういうことか。」
ユリスは不愉快そうに吐き捨てたが、後ろで聞いていた綾斗、紗夜、レスターは何のことだか分かっていないようだ。
綾斗が説明を求めるよりも早く、八幡が口を開いた。
「つまり何だ?サイラスとかいう脳内残念男の一件を餌にしてその話を取り付けたのか?」
「さあ、何のことでしょう。」
クローディアは否定も肯定もせずただ微笑んだだけだったが、レスターと綾斗は発言の内容と、それを顔色一つ変えずにあっさり言ってのける八幡に絶句していた。
「ふーん…まあいいや。俺も自分のトレーニングあるし、このへんで失礼するわ。」
そう言って去ろうとする八幡を意外な声が止めた。
「ええ~、あたし、君にも興味あるんだけどな~。」
エルネスタだった。
「なんたって、あんなとんでもない流星闘技使ってあたしの人形ちゃんぶった斬ってくれっちゃったしね~。」
『なっ・・・!!!』
今度はユリスも絶句した。なにせこの少女は今、自分がサイラスに人形を渡した張本人であると白状したのだ。それはつまり、星導館の生徒への襲撃事件の黒幕が自分であるとと白状したことと同義だ。
「いや、俺が斬ったのなんてたかだか1体だし。それよか天霧のほうが注目株だろ。新顔だし。」
「いやー、それはもちろんだし、実際そこの剣士くん目当てで来たんだけどね~。あんなもの見せられたら興味湧くのは当たり前でしょ~。」
「…そういうのは止めてくれ。うっかりこの場で勘違いして告白しそうになる。」
「ん~、それも面白そうね~。何なら付き合ってみよっか?」
綾斗たちはもう八幡とエルネスタの会話についていけなくなっていた。
かなりえげつない内容の話題から一体どうすれば…というよりどういう神経をしていればここまで盛り上がれるのか。
「付き合わねーし、少なくとも面白くはねーよ。つか俺もう行くぞ。タッグパートナー待たせてるし。」
「ん~、残念。もう少しお話したかったんだけどな~。」
「…勘弁してくれ。」
そうぼやいて、クローディアやカミラを含めた、エルネスタ以外の面々を置いてけぼりにして八幡は自分のトレーニングルームへ向かった。
ありがとうございました。
何を書くかは決まっても、文才が無さ過ぎてうまく文章化できない今日この頃…。どうしよう。