きちんと読み込んで書いてくぜぇぇぇ!?
第6話:オカ研新入生、こいつも悪魔
「からして、本校の生徒は…」
この学園に来てから早一年。
愉快な悪魔たちと過ごした日々は早く進み、現在は二年として去年と代わり映えしない、入学式の
欠伸を噛み殺していると式が終わり。 新しいクラスの面々と教室へ戻る。
「や、一誠君。 また同じクラスだね。」
声をかけてきたのは学園の爽やか系イケメン木場祐斗。 悪魔。
去年と同じく俺と同じクラスになったこいつは嬉しそうに爽やかフェイスで肩に手を置いてきた。
「運命感じちゃうな。」
「何言ってんだお前。 つーかお前がそういうこと言うと…」
あはは、と笑う木場にマジのトーンで突っ込む。
「やはり木場君×一誠君は鉄板ね!!」
「今年のコミケの題材も決まったわ!」
「ちょっと二つ上! 一誠君×木場君でしょ!?」
こういうことになる。
なぜこの学校はこんなにも…
「こうなるから止めてくれ。」
「あはは、ごめんね。 一誠君。」
うるさくてたまらん。
つーかおい上から二つ目。 お前何の題材にしてくれてるんだ。
「今日の放課後に旧校舎へ来てくれない?」
「いいぜ。」
旧校舎とはグレモリー令嬢とその眷属たちの隠れ蓑であるオカルト研究部の部室であり、色々とそれっぽい雰囲気が出ている。
「なにっ!? 木場君が一誠君を旧校舎に…!?」
「これはまさか!?」
「すぐにカメラを用意して! 旧校舎の至る所に仕掛けるのよ!」
なんていうか… もう… 死んじまえお前ら…
「いいか、木場。 発言をするときはきちんと考えてからしろ。」
「え? なんでだい?」
「死ね。」
キョトンとした面の木場を放っておいて、机に座り鞄から取り出した本を読んで時間をつぶす。
その後は日程を消化し、約束通り旧校舎へ行った。
「んで、御用とは?」
「ええ、どうやら街に堕天使が潜伏しているようでね。 あなたにも伝えておこうと思って。」
堕天使、ねぇ… どうせなら戦りたいな…
「まあ、問題ねえっすよ。 それに…」
「『俺が負けると思いますか?』ですか?」
俺が言おうとしたことを言ったのは、さっきまでは気付かなかったがソファーに座っている白髪で無表情の、小柄な女子だった。
「わかってるじゃないか。 グレモリー先輩、こちらは?」
「私の下僕の塔城小猫よ、駒はルーク。 あなたのことは紹介しておいたわ。」
「そりゃあ随分と細かく紹介したようで…よろしくな、塔城。」
「よろしくお願いします。」
塔城は無表情のまま頭を下げると、こちらに近づいてきて俺の匂いを嗅ぎ始めた。
「お、おう? どうした?」
「いえ、すいません。 どこか懐かしい匂いがしたもので。」
少し匂いを嗅いだ後、塔城は俺から離れてソファーに座った。
「用件は以上で?」
「ええ、そうよ。 あ、あとやっぱり私のところの眷属に…」
「考えときます。」
思いついたように勧誘をしてくるグレモリー先輩をいなして旧校舎を出る。
それにしても堕天使か… 面白そうだ。
『どうせやる気だろう?』
(あたぼうよ… だが顔を覚えられたら面倒だな。)
戦うことは好きだがタイミングを考えてほしい。
家にいるときに襲撃なんぞ食らったら面倒くさい。
『仮面か。』
(おう、あそこのモンキで買うぞ。)
俺の目線の先にあるのは全国に多くのチェーン店を展開するモン・キホーテの駒王町店だ。 確かあそこにはパーティーグッズで仮面だのもあった。
「お、これとかいいんじゃないか?」
手に取った馬のマスクを会計まで持ってい… いや、携帯しやすいのがいいな。
馬のマスクを棚に戻し、他の仮面を探す。
アノニマスと天狗… どっちにするか?
迷いに迷った俺は最終的に天狗の仮面を選び買って言った。