とある少女の禁書目録   作:神納 一哉

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ほぼ台本形式です。

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過去に創作板で書いていたものを加筆・修正しています。


白黒はっきりつけようじゃないの(上条×吹寄)

吹寄「は?だからなんでそうなるのよ?」

 

上条「なんでって、常識じゃないか?」

 

吹寄「ほう。貴様は胸の大きい女性は盛っているというのが常識と言い張るの?」

 

上条「普通そうだろ?胸が大きいんだからそのぶん、持っていてもおかしくないだろうが!」

 

吹寄「まったく、話にならないな。そもそも貴様はあたしの胸を見たことがあるでしょう?それなのになぜ、そんなことを言うの?」

 

上条「た、確かに見てしまったけども!だからこそ俺は、吹寄は絶対に持っていると確信しているんだ!」

 

吹寄「上条当麻…貴様という奴は…。いいわ。白黒はっきり付けようじゃないの!」

 

上条「望むところだ」

 

吹寄「じゃあ、場所を変えましょう。ついてきなさい」

 

上条「どこに行くんだ?」

 

吹寄「ここじゃ確かめさせられないでしょう?」

 

上条「まあ吹寄がそう思うなら、いいぜ。お前が望む場所でけりをつけよう」

 

吹寄「なにカッコつけてるのよ」

 

上条「いや、なんか雰囲気って大切だろ?」

 

吹寄「…」ハァ

 

上条「思いっきり鼻で笑うこと無いだろ!?」

 

吹寄「貴様と話していると頭が痛くなってくるわ」ハァ

 

上条「悪かったな」

 

吹寄「そう思うなら少しは黙ってなさい」

 

上条「へいへい。わかりました」

 

吹寄「…」

 

上条「…」

 

教室のある棟を出て、特殊教室のある棟へと入り階段を上り廊下を歩く。家庭科室という男子生徒にはなじみの無い教室の横の部屋の前で吹寄制理は足を止めた。

 

吹寄「ここなら、邪魔は入らないわね」ガラッ

 

上条「おお、なんか食器だらけだな」キョロキョロ

 

吹寄「家庭科準備室だからね」

 

上条「上条さんも調理実習したいなあ。そうすれば一食分浮くのに」ハァ

 

吹寄「馬鹿なことを言っていないで、さっさと中に入って鍵を締めなさい」

 

上条「あ、ああ」ガラッ カチリ

 

吹寄「…そのままそっちを向いてなさい。いいと言うまで振り向かないでよ」

 

上条「あ、なんでだよ」

 

吹寄「白黒はっきり付けるって言ったでしょ!」

 

上条「ああ、着替えるのか?」

 

吹寄「ま、まあそういうことになるわね」プチプチ

 

上条「なら俺は外で待ってて、着替えたら呼んでもらった方がいいんじゃないか?」

 

吹寄「それはそれで問題あるでしょう!」パサ

 

上条「そ、そうか…」(あれ?吹寄の奴、体操着なんて持ってたか?)

 

吹寄「…いいわよ」

 

上条「おう」クルリ

 

振り向いた上条当麻の前には、想定外の格好をした吹寄制理がいた。上半身は裸で、両手でその豊満な胸を覆い隠すようにして立っている。

 

上条「な、何て格好してるんですか?吹寄さん!?」カァァ

 

吹寄「貴様は馬鹿なの?盛ってないって証明するには見せるしかないでしょ?」カァッ

 

上条「なんでそうなる!?揉ませればすむことだろうが!!」

 

吹寄「見るだけでわかるじゃない!」

 

上条「いや、見ただけじゃわからないだろ!」

 

吹寄「なんでよ!?」

 

上条「触れないと持ってるかわからないだろ?」

 

吹寄(な、なんなのよその理由。…まさか人工物と思われてるの?)ハッ

 

上条「そんなに俺に触られるのが嫌か?」

 

吹寄「…わかったわよ」ボソ

 

上条「え?」

 

吹寄「わかったわよこのど畜生!盛ってないことを証明してあげるから私の後ろに来なさい!」

 

上条「お、おう」スタスタ

 

吹寄「覗き込んだりしたらぶん殴るわよ!」

 

上条「いや、覗かねえよ!って、なんで腕を下ろすんですか吹寄さん!隠して!隠して!」カァァッ

 

吹寄「下ろさないと揉めないでしょう?」

 

上条「ああ、もう!!じゃあ揉むからな!」

 

吹寄「きなさい!」カァッ

 

上条「…」モミモミ

 

吹寄「…え?」

 

上条「うわはははは。やっぱり持ってるじゃねえか!」モミモミ

 

吹寄「え?なに?」

 

上条「とぼけるなよ!こんなに張ってるんだ。言い逃れはできないぜ吹寄」モミモミ

 

吹寄「さっきからなにを言っている上条当麻!」

 

上条「おいおい負け惜しみか委員長。確かに俺達の歳で肩こり持ちなんて格好悪いって言うのはわかるけどな」モミモミ

 

吹寄「肩こり…持ち」カァァァッ

 

上条「まあそれに見合うだけのモノ持ってるんだし、仕方ないじゃねえか」モミモミ

 

吹寄「…きゃああああっ!!」バッ!

 

上条「っ!!」

 

上条当麻の言葉の意味に気がつくと、吹寄制理は自分の過ちを悟った。途端に激しい羞恥心が彼女の心を満たし、叫び声を上げながら胸を隠してその場にしゃがみ込む。

 

上条「お、おい、吹寄」

 

吹寄「よ、寄るな!上条当麻!」カァッ

 

上条「どうしたんだよ急に!?」

 

吹寄「あ、あたしはてっきり『胸を盛っている』と思われているって思ってた」カァッ

 

上条「胸を持っている?確かに大きいけど?」

 

吹寄「荷物を持つの『持っている』じゃなくて、ご飯を盛るの『盛っている』だと思ってたのよ!」カァッ

 

上条「…あ、あー!そういうことか」

 

吹寄「偽乳かどうか疑われてると思うと納得できなかったのよ…」

 

上条「あー。なんかゴメン」

 

吹寄「…あたしが勘違いしていたのになんで貴様が謝るの?」

 

上条「いや、考えたら俺も勘違いさせるような言い方してたかもしれないから」

 

吹寄「確かに、いきなり『揉ませろ』って言われれば胸かと思うわ」

 

上条「いや、上条さんちゃんと肩もみのリアクションしてましたよね?」ワキワキ

 

吹寄「あ、ごめん。リアクションまで見てないわ」

 

上条「ひっでーな。…ん、でもさ、吹寄。そうなるとお前、ここに来たのは俺に胸を揉ませるため!?」カァァ

 

吹寄「!!そ、そうなる…かな」カァッ

 

上条「そうか…。じゃあ揉んでいい?」

 

吹寄「貴様!なにを言っているのかわかっているのか?」カァッ

 

上条「せっかくのチャンスを棒に振るほど上条さんは人間ができてないのですよ」

 

吹寄「…」

 

上条「俺に肩を揉まれるまで胸を揉まれると思ってたんなら大丈夫ですよね?吹寄さん?」

 

吹寄「~っ!!」ワナワナ

 

上条「それとも、怖気づいたと?」

 

吹寄「き、貴様!」ワナワナ

 

上条「…なんて冗談冗談。じゃあ俺は先に帰るから」

 

吹寄「え?」

 

上条「悪かったな。吹寄」トビラニ テヲ ノバス

 

吹寄「…待ちなさいよ」

 

上条「なんだよ?」

 

吹寄「揉みたいの?あたしの胸」

 

上条「まあ、YESかNOで言えばYESになる…な」

 

吹寄「そう…じゃあ、いいわよ」カァッ

 

そう言うと彼女は立ち上がり、上条当麻に背を向けて両手を下ろす。

 

上条「吹寄?」

 

吹寄「…」

 

上条「マジで?」

 

吹寄「くどい」

 

上条「じゃあ、その。失礼します…」

 

吹寄「…」

 

上条「…」モミンッ

 

吹寄「あ…んっ」ビクッ

 

上条「うわ、柔らかっ」モミモミ

 

吹寄「余計なことは…あっ、口にしない…んっ」ビクッ

 

上条(これ、乳首かな?)クリクリ

 

吹寄「ひゃぁんっ!!」ビクッ

 

上条(円を描くように…だっけ)モミモミ

 

吹寄「か、上条当麻っ!も、もう…」ビクッ

 

上条「…」ギュッ

 

吹寄「なっ…なんで抱きつくのよっ!?」カァァァッ

 

上条「いや、可愛いなって思って」サワサワ

 

吹寄「ば、ば、馬鹿にしてる!?って、腋の下くすぐらない!」ビクッ

 

上条「吹寄」フッ

 

吹寄「ひゃぁぁっ!」ビクッ

 

上条「敏感なんだな…」ハム

 

吹寄「き、き…さま…なにを…っ!!」カァァッ

 

上条「目の前に真っ赤な耳たぶがあったので思わず噛んでしまいました」ハムハム

 

吹寄「っ!!」カァッ

 

上条「で、吹寄さんはどうして胸を揉ませる気になったのですか?」モミン

 

吹寄「っ!!」カァッ

 

上条「誰でも良かったのかな?」モミモミ

 

吹寄「き、貴様…。言っていいことと悪いことがあるわよ!」ビクン

 

上条「だって上条さん、嫌われていると思ってましたし」モミモミ

 

吹寄「んっ…。馬鹿っ、馬鹿のくせに…気になるんだから仕方ないでしょうっ」ビクン

 

上条「吹寄…」

 

吹寄「ええそうよ!あたしはなんだかんだ言っても、結局は貴様が好きなのよ。だから堂々巡りを終わらせるために胸を見せてもいいと思ったのよ」カァッ

 

上条「嬉しいよ。吹寄」ギュッ

 

吹寄「上条当麻…」カァッ

 

上条「しかし、なんかすっ飛ばしちまってるよな?俺達」モミン

 

吹寄「ひゃんっ!いきなり揉むな馬鹿っ!」カァッ

 

上条「スマン、つい」ポリポリ

 

吹寄「…」カァ

 

上条「吹寄。こっち向いて」ササヤキ

 

吹寄「っ!くすぐったいから耳元で喋る…!?」

 

上条「…」チュッ

 

吹寄「~っ!!」

 

上条「とりあえず、すっ飛ばしたのを一つ埋めてみました」

 

吹寄「き、貴様…」///

 

上条「好きだ。制理」カァ

 

吹寄「っ!!あ…、あたしも…好き…よ」///

 

上条「…」チュッ

 

吹寄「ん…」チュッ

 

上条「さて、この状況は上条さん的にもういっぱいいっぱいですので、いったん離れます。制理さんは速やかに着替えてください」

 

吹寄「え?」

 

上条「制理さんが露出狂なら止めませんけどね」ニヤニヤ

 

吹寄「~っ!!」///

 

上条「あー、でも、着替える前にしっかりと目に焼き付けておこうかな」

 

吹寄「ば、馬鹿っ!!エロ条当麻!」カァァッ

 

上条「冗談、冗談だって!ほら、後ろ向くから!!」

 

吹寄「…馬鹿」キガエ キガエ

 

上条「なあ、これからは名前で呼んでいいか?」

 

吹寄「…いいわよ。あたしも、そうするから」///

 

上条「よろしくな…制理」

 

吹寄「うん。よろしくね。当麻」ニコ

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