とある少女の禁書目録   作:神納 一哉

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台本形式です。

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過去に創作板で書いていたものを加筆・修正しています。


case2 インデックス(上条×インデックス)

インデックス「とうま、とうま」

 

上条「今日の夕飯は、寒くなってきたからお鍋」

 

インデックス「ふぐ?すっぽん?しゃぶしゃぶ?」キラキラ

 

上条「…貧乏な上条さんにそんな高級食材を用意できるわけないだろうが!」

 

インデックス「むう。残念なんだよ」

 

上条「だが、あきらめるのはまだ早いぞインデックス。今日は鶏肉がいっぱいだ!水炊き用の鶏肉が安かったし、白菜や葱なんかもタイムセールでお安く手に入れてきた」

 

インデックス「す、すごいんだよ、とうま」キラキラ

 

上条「はっはっは。というわけで上条さんはこれから準備にとりかかるから、インデックスはスフィンクスと遊んでいなさい」

 

インデックス「夕ご飯が楽しみなんだよ。…と、そうだ。とうま、とうま」

 

上条「ここで引き止めると夕ご飯が遅くなるぞインデックス」

 

インデックス「大丈夫。私の話はすぐ終わるんだよ」

 

上条「で、どうしたんですか?インデックスさん」

 

インデックス「とうま。寒くなってきたから、今日から一緒にお部屋で寝るんだよ」

 

本格的な冬の到来を感じさせる今日この頃。とある学園都市の男子寮の居候は無邪気な微笑を浮かべてそう告げた。

 

上条「…はい?」

 

目の前にいる少女は何を言っているのだろう?上条当麻の頭の中は目の前の少女が身に纏っている修道服のように真っ白になった。

 

おそらくは間抜けな顔をしているのだろう。そんな上条当麻の顔を見て、少女はぷぅっと頬を膨らませた。

 

インデックス「とうまはいつもそうなんだよ。大事なことを話すとそんな風に誤魔化そうとするんだから」

 

上条「いや、その…」

 

インデックス「最近、寒くなってきたから心配なんだよ。とうま」

 

上条「あ、ああ。ありがとう」

 

インデックス「どういたしまして。じゃあ、今日からとうまもお部屋で寝るんだよ」ニコッ

 

上条「いやいや、それはいろいろとまずいんじゃないですか?インデックスさん」

 

インデックス「私はいつもとうまが眠ってもいいように端っこで寝ているから大丈夫なんだよ」

 

上条「あー、そうじゃなくってだな」

 

インデックス「寝相はいいんだよ」

 

上条「床に布団を敷いて上条さんが眠るっていうのは全然構わないんだけど、お前、必ず寝ぼけてもぐりこんでくるじゃないか」

 

インデックス「私はそんなことしないんだよ、とうま」

 

上条「いや、するの!だから俺は鍵のついたお風呂場で眠るようにしたのですから!」

 

インデックス「え!?とうまがお風呂場で眠るのってそういうことだったの!」

 

上条「そうですよ」

 

インデックス「とうま。一緒のお布団で眠るのは迷惑?」

 

上条「迷惑っていうよりも、色々問題があると思うのですよ」

 

インデックス「問題?」

 

上条「上条さんは健全な高校生男子で、インデックスさんは女の子なわけでして…」

 

インデックス「…一緒のお布団で眠ると温かいんだよ?とうま」

 

上条「いや、それはそうかもしれないけど」

 

インデックス「…とうまは、私と一緒に眠るのが嫌なの?」クビカシゲ

 

上条「い、嫌じゃないですけどね、それはいろんな問題があると上条さんは思うのですよ」

 

インデックス「私はとうまと眠るの嫌じゃないんだよ」ニコ

 

上条「そ、それは光栄ですインデックスさん」///

 

インデックス「じゃあ決まりだね!今日はとうまと一緒に眠るんだよ!」

 

上条「だからそれはまずいって言ってるんだ!」

 

インデックス「!!」ビクッ

 

上条「…」

 

インデックス「…どうしてなんだよ。どうして怒るんだよとうま!」

 

上条「あー、その、悪い」

 

インデックス「場合によっちゃ許さないんだよ」プンプン

 

上条「…じゃあ言うぞ。俺が風呂場で眠るようになったのは、お前が俺の布団に潜り込んで、抱きついてきて離れなかったからだ!」

 

インデックス「…」

 

上条「あの時の自分ほど褒めてやりたい奴はいないね!正直、あれは地獄だったぞインデックス」

 

インデックス「じ、地獄ってどういう意味なんだよ?」

 

上条「聞く?それ聞いちゃう?よし教えてやろうインデックス。女の子特有の甘い匂いが絶えず上条さんの野生を呼び起こそうと見えない魔の手を伸ばしてくるのを上条さんの理性が必死に払いのけているところに、お前が寝言で『とうまぁ』なんて呟くからビーストモード化しそうになって、それでも理性がなんとかそのふざけた上条さんの幻想を吹き飛ばして…」

 

インデックス「とうま、とうま。落ち着くんだよ!」

 

上条「わ、わかったか?」ゼイゼイ

 

インデックス「よくわからないけど、とうまはエッチな気分になるのを堪えていたってこと?」

 

上条「…わかってるじゃねえか」/// マタ ストレート デスネ

 

インデックス「とうま。私のこと、女の子としてみてくれているんだ」ニコッ

 

上条「もしかして男の子なのか?」ナンチャッテ

 

インデックス「私の裸を見たことがあるのにそんなこと言うなんて信じられないんだよ!」カチカチ

 

上条「確かに女の子でした!すみませんでした」ドゲザ

 

インデックス「しっかり見てるんだよ!ひどいんだよ!とうま!」ガブガブ

 

上条「ぎゃああああああああっ!!」

 

インデックス「…馬鹿」ウシロカラ ダキシメル

 

上条「!!…インデックス?」

 

インデックス「女の子として見てくれているから、お風呂で眠っていたって、本当はわかってるんだよ」

 

上条「…」

 

インデックス「夏の間は良かったかも。でも、最近は寒くなってきたし、そろそろ限界だと思うんだよ」

 

上条「…」

 

インデックス「…とうまのこと、信じてるから、大丈夫なんだよ」ニコ

 

上条「インデックス…」

 

インデックス「病院で言ったこと、本当だよ。とうま」

 

上条「病院…?」

 

インデックス「とうまが嘘ついたとき、言ったことだよ」

 

上条「…」

 

禁書目録との戦いの後、記憶を失ったことを隠すために、咄嗟についた嘘。彼女はそのことを言っているのだろうか?

 

あのとき、少女が言っていた言葉。

 

今にも泣き出しそうな表情で、懸命に搾り出すような声で紡いでいた言葉。

 

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インデックス「インデックスは、とうまのことが大好きだったんだよ?」

 

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上条「…そうか。ありがとう。インデックス」

 

インデックス「お礼を言うのは私の方なんだよ。とうま」

 

上条「…あれ、なんかおかしくない?」

 

インデックス「なにが?」

 

上条「上条さんはインデックスさんの告白に感謝の意を示したのですけど?どうしてお礼を言われないといけないのでしょうか?」

 

インデックス「こ、告白ってなんなんだよ!?とうま!?」カァァ

 

上条「病院って言ったら『とうまのことが大好きだったんだよ?』じゃないのかよ!?」

 

インデックス「!!」///

 

上条「病院で他に何か言われたっけ?」

 

インデックス「い、いじわるなんだよ!とうま!!」シャキーン

 

上条「どうしてそうなるんですかインデックスさん!ちょっと待って、ほら、このとおり!」リョウテ アワセテ カオウゴカス

 

インデックス「あ」ハムッ

 

上条「んむ!?」

 

インデックス「…」

 

上条「…」

 

インデックス「キスしちゃったんだよ?」カァァァ

 

上条「お、おう」カァァ

 

インデックス「…それだけ?」

 

上条「あー、今のは事故だからノーカウント」

 

インデックス「私のファーストキスなんだよっ!とうま!」

 

上条「上条さんだってファーストキスですよ」

 

インデックス「そ、そうなんだ…」

 

上条「…インデックス」

 

インデックス「なに?」

 

上条「知っていた?上条当麻はインデックスのことが大好きなんだよ?」

 

インデックス「ふぇ!?」///

 

上条「だから、事故じゃないファーストキスをしたいんだよ?」

 

インデックス「なんでこんなときまで私の真似してふざけるんだよ?」

 

上条「照れくさいからに決まってるだろうが馬鹿」カァッ

 

インデックス「それでも、とうまの言葉で聞きたいんだよ!」ウルウル

 

上条「インデックス…」

 

インデックス「とうま…」

 

上条「…好きだ」

 

インデックス「…私も好きなんだよ、とうま」ニコ

 

上条「…」チュッ

 

インデックス「ん…」チュッ

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