見えすぎて擬似的な時止めです(体は追いつかない
再会そして黒玉
俺の名前は
玄野計
高校一年生だ
「あ…あの…お伺いしたいんですが
日出台にいくのはここでいいんですか?」
ここじゃねーと思うけど説明すんのメンドクセーナー
「あーそうそ」
「そうですか
ありがとうございます」
俺は世の中ハッキリ言って見下してる
その辺のオヤジも長生きしててもたいして深いこと考えてねーだろ
もちろん若い奴は脳みそツルツルに違いない
あんなキッタネェホームレスみてぇなおっさんは…
まぁ…どうでもいいか
ン?隣に誰か来たな…
げ!!
こいつ!!
加藤勝だ
小学校転校してから荒れてるって聞いたけど
俺のこと覚えてねーだろーなー
ドサッ
「なんだあのおっさん?」
「おっさんが勝手に落ちたんだよ」
「酔ってんのか?」
とちらほら聞こえる
人がバラバラになるところが見れるな
映画とかでしか見たことねーし
おいおいふるえてるぜヤンキー
人の死体見るの怖いか
ザワザワ………
「!?」
なんだあいつ線路に降りやがった!
ん?あいつの顔…見たことある気が…
アッ!!!ハルだ!朝露晴夏だ
あいつなにしてんだ
もしかして助ける気か
おいおい正気か………よ…………
加藤も降りやがった
なんだよお前ら
頭おかしーんじゃねーの
*
まさか偶然本屋で立ち読みしすぎて遅くなったら
今日が”あの日”だったらしい
玄野たちがGANTZ入りする日
なんかついてるぜ!俺
ドサッ
早速ホームレスが落ちやがった
よし…いくぜおれ!
サッ!
加藤も降りてきた俺の行動で勇気がでたのか?
まぁいいや
「なぁあんた…加藤?加藤勝か?」
「ん?なんで俺のなまえを?」
「俺だよ!朝露晴夏だよ!」
数秒の間
「…え?
ハル……ちゃん…………?」
覚えててくれた!
「そうだよ!ハルちゃんだよ」
「ひさしぶりっ!ハルちゃん!」
「それより…早くコイツ
上げようぜ」
俺はホームレスを指差して言う
それを見て加藤は「それもそうだな」
そういって俺たちはホームレスを見やる
俺は玄野をチラリと見る
*
俺は今昔の友人とホームレスを駅のホームに上げようとしている
ハルちゃんに合えたのは偶然だけど
それでも嬉しい
ん?今ハルちゃんがチラリとホームの人の方をみたような…
あれは……
「計ちゃん!!計ちゃんだよな!!」
思わず呼びかけていた
呼ばれて計ちゃんは降りてきてくれた
三人係でホームレスを上げる
プアァァァン
駅に鳴り響く音
ゴオオオオオオオオ
電車が来る
「おいっ
早くお前らもあがれっ
早くっ」
野次馬のオッサンが叫ぶ
「おい!走れ!」
俺はただそう叫ぶ
「え?」
計ちゃんが聞き返してくる
「逃げるんだよォ~ッ!」
一足先に走り出していたハルちゃんが呑気に言う
俺と計ちゃんは電車に背を向けて走り出した
*
「通貨列車だぞ!!!
馬鹿野郎」
ハハッ!しってる
玄野と加藤は立ち止まる
「もう駄目かもしれんね」
俺はそうつぶやいた
バチャッ
湿った音と悲鳴が響きわたる
…死ぬのは二回目だけど
なれないねコレは
ダンッ!
「ハァハァ」
「ゼッ ゼェゼェ」
「…」
俺は瞬時に理解する
部屋に転送された
次回予告
岸本現る