ソードアート・オンライン ある少年の歩んだ軌跡   作:アゲハ蝶

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遅れてすいません。

それにしても、まったく今日は困りました。

もう少し早く投稿しようと思ったはいいが・・・

運営「緊急メンテです」

orz


第4層

「「「いただきます!」」」

 

そう言うとキリト達は本来最高級食材である筈のソレを口をあんぐりと開けて頬張る。

 

そういうオマエはって?オレももちろんそうだよ。

 

腹減ってるんだししょうがないだろ。

 

オレ達は一言も発する事なく、ただただ黙々と食べていった。

 

そして――――

 

「「「ごちそうさま」」」

 

やがて、きれいに食い尽くされた大皿と鍋を見てアスナは深く長いため息をついた。

 

「今まで頑張って生きてて良かった……」

 

「まったくだ。そうだキリト、味の方はどうだった?」

 

「味って言われてもなあ……、あまりに旨すぎて食べるのに夢中だったから覚えてないや…」

 

「そこは覚えて感想ぐらい言ってくれよ!アスナは?」

 

「ごめん、私もそこまで……」

 

「オマエ等揃ってひでぇ!」

 

「それにしても、不思議ね……。なんだか、この世界で生まれて今までずっと暮らしてきたみ

たいな、そんな気がする」

 

「……俺も最近、向こうの世界のこtを全然思い出さない日がある。多分俺だけじゃないと思う」

 

「多分、みんな馴染んできてる。この世界に……。でも、わたしは帰りたい。

 

 

 

 

 

 

だって、あっちでやり残したこと、たくさんあるから」

 

 

 

 

 

 

「……オレは、オレは戻りたくない。ここでオマエらと過ごした日々が消えてしまうような気がする。オレはもう、大切なものを失いたくない……」

 

「ナオト……、お前……」

 

「すまねぇな、変な事言って。そうだ!向こうに戻った時にまた会えるようにあらためて自己紹介しようよ!」

 

「いいアイディアね、それ」

 

「だろ?じゃあまずキリトから」

 

「お、俺!?まあいいけど。桐ヶ谷和人。確か16歳」

 

「同い年か……。じゃあ次はアスナ」

 

「わたしはね、結城明日奈。キリト君と同じ16歳」

 

「お前もかよ!じゃあ次はオレだな。室井直人。お前らと同じ16歳だ。それにしても、全員同い年とは、何かの偶然か?」

 

「ううん、偶然じゃないよ。きっと」

 

「そうだ、これは偶々じゃないし、向こうに戻ったとしても俺らはずっと3人で一つだ。だから安心してくれナオト」

 

「……オレは、もう、失わなくてもいいのか……?」

 

「ああ」

 

「もう、休んでもいいのか……?」

 

「うん。だから心配する事なんてないよナオト君」

 

 

 

 

 

 

 

……グスッ……

 

 

 

 

 

 

 

 

「……お前ら……、ありがとな。こんなオレを友人として見てくれて」

 

「ううん、いいよ、お礼なんて。だからね、今は一杯泣いていいんだよ」

 

「そうだぞナオト。もっと俺達の事頼っていいんだぞ」

 

 

 

 

 

 

 

その日、オレは向こうの世界で無くした筈の《人の優しさ》をもう一回取り戻した。




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